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lavson2458のレビュー・評価・感想

幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil
10

中毒性がヤバい

タイトルからロリ物を連想し、敬遠する人が多いです。しかし、内容を見ると全く違います。
主人公は、魔法の存在する異世界にTS転生した元サラリーマン。自称神の怒りにふれ、「全く違う世界で、違う性別で苦労しろ」とTS転生させられます。
戦時下のドイツをモチーフにしており、戦闘描写が大半を占める本作では、展開される作戦、銃器装備品、航空機、戦車、外交戦などなど歴史好きやミリオタが反応しやすいネタが散在していて、戦闘描写もさることながら軍略上極めて重要な作戦立案部分(事前)や事後処理にも触れており、みどころの一つとなってます。
別にこの分野に詳しくなくても、本物に近いものが提示されることで、迫力だったり、知能戦の巧拙だったり、シビアな局面だったり、そして戦争の本当の意味での残酷さなど見えてくるものもあるでしょう。
戦争ものが苦手でも“異世界”というフィルターを通す分だいぶ緩和された状態で受け止めることができるかと思います。良く出来た戦争ものって、極限での人間ドラマだったりしますので取っ掛かりとしても本作はオススメです。
異世界での“バトル”というより純然たる“戦闘”の趣きです。ターニャはのっぴきならない事情がある人なのですが、人物焦点よりも“戦闘”の印象が強いです。
原作も面白いですが、アニメの声優も素晴らしく、特に主人公のターニャ・デグレチャフ役の悠木碧さんの演技は聞いていて本当に鳥肌が立ちます。

魔法少女リリカルなのはA's / Magical Girl Lyrical Nanoha A's
10

魔法少女リリカルなのはA’sは魔法バトルものの最高傑作。

魔法少女リリカルなのはシリーズのテレビアニメは全4作品ありますが、私はその中でも2期のA’sが一番好きです。

このシリーズでは前作で敵対していたフェイト・テスタロッサ(以下フェイト)と友達になり、仲間として共に新たな敵と戦っていく話になっています。

まず1話から激しい戦闘シーンがあり、そこで早速主人公の高町なのは(以下なのは)はピンチに至るのですが、そこでフェイトが助けに来るシーンがたまりません。
王道こそがかっこいいといえる展開ですね。
全体を通してよく動く戦闘シーンや熱く盛り上がるシーンが多いですが、なのはとフェイト、その友達のアリサとすずかとのほのぼのした日常パートもかわいくて和みます。

また、今作で敵対している八神はやての守護騎士(ヴォルケンリッター)たちも、最初はなのはらを攻撃する敵キャラとしか認識はありませんが、話が進むにつれて彼女らの事情が分かってくるとこの子たちも応援したくなってしまうほどのいい子で困ってしまいます。
しかし12話で和解し、それまで敵同士だったヴォルケンリッターと八神はやて、その他のメインキャラも集合して最後の強敵を倒す姿は涙なくしては見られません。

これほどに熱い魔法バトルものには久々に出会いました。最高の魔法少女ものと胸を張ってオススメします。