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kuni1のレビュー・評価・感想

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
8

メトロイドヴァニア系アクションRPG

2021年6月22日に発売された『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』は、教会の奥深くで眠っていた少女「リリィ」と「不死の騎士」が、「死の雨」によって滅びた王国「果ての国」の真相を探るべく旅をするメトロイドヴァニア系アクションRPGだ。
本作はRPGだが物語の内容などの説明は特に無く、断片的に流れる映像から物語を考察し、真相を探っていくタイプのRPGとなっている。BGMなどにもかなり力を入れており、マップの切り替わりや建物、水中の他にボス戦やムービー中などにもそれぞれシーンに合わせたBGMを用意しており、非常に世界観にのめり込むことができたので良かったと思う。
個人的にはアクションRPGとしては少し難易度が高めだと思ったが、このゲームはいわゆる「ソウルライク系」と言われる、何度も挑戦してクリアを目指すタイプのゲームとなっているので、その手のゲームが得意な人にとってはさほど難しくないと思われる。
このゲームの特徴として「スキル」があるが、これはエリアごとにいるボスを倒すことでそのボスのスキルを使用する事ができるようになっている。スキルには様々な種類があり、エリアによってどのスキルが使いやすいかなどを考えながら攻略するのはかなり面白いと思った。
世界観、物語、アクション、BGMなどのすべてが高品質のこのゲームはアクションRPG好きの人なら、ぜひともオススメしたいゲームの一つだ。

クリーン・バンディット
10

洋楽アーティストをお探しなら「Clean Bandit」を聞いてみて

Clean Bandit というアーティストをご存じでしょうか。
3人組のユニットなのですが、耳なじみがよく、
英語がわからなくてもとても楽しめる音楽が多いです。

Clean Bandit はイギリスの同じ大学の出身の3人が結成したバンドで、
エレクトロニックな音とクラシックな楽器(チェロやバイオリン)とのコラボレーションが素晴らしいのです。
基本的にはエレクトロニックダンスミュージックという分野になるようなのですが、
Symphonyなど、ミュージックビデオと合わせて聞くと、涙がでてくるような曲もあります。

そして何よりも彼らは日本が大好きなのです。
それだけで、なんだか親近感がわいてきませんか。
代表的なシングルの「ラザービー」のミュージックビデオは日本が舞台になっています。
それに、京都のお寺を貸し切ってのライブなど、
日本の文化を大切にしながらいりろなコラボレーションをみせてくれます。

また、Clean Banditのメンバーの3人は楽器奏者なので、ボーカルがいないバンドです。
毎回、フィーチャーとしてボーカリストがいるのですが、
それがまた豪華なのです。

Clean Banditの曲はyoutube や spotify などでもすぐに検索し、聞くことができます。

文豪ストレイドッグス / 文スト / Bungo Stray Dogs
10

大人気異能力バトル、文豪ストレイドッグス!

虎に変身する異能を持つ中島敦、「人間失格」という名の異能無効化の異能を持つ太宰治など、かつての文豪たちとその作品の名に基づいた能力が描かれている。そのため、関連付けて覚えることが容易である。「人は救済するために生きている」「人は生きてていいと言われなくちゃ生きていけないんだ」とたくさんの心に響く名言が出てくる。ただの異能力バトルではなく、登場人物1人1人がつらい過去を持っていて、非常に生き方に敏感な考えを持っているためぶつかりやすい。強い異能力者でも過去に何かあったり、「ボスの命令は絶対」とヒトラーのような独裁権力を持っている組織の長でもここぞというときの決断は絶対に間違わない、部下の能力をしっかり見抜く洞察力をしっかり持っている面が格好良かったりする。コメディ要素も満載である。なにか事件があると全て先読みし動き、強力な異能を持つため敵にやっかいだと思われる太宰治でも、実は自殺マニアで普段は自殺のことばかり考えている変人であるところのギャップがまた面白い。そんなおちゃらけた太宰とバディを組み、お話の構成上突っ込み役となっている国木田独歩との掛け合いがまた良い。
漫画もアニメも作画が素敵である。だが、私が特に勧めるのはアニメのほうだ。漫画ももちろん良いが、「僕」と書いて「やつがれ」と読んだり、振り仮名は振ってあるものの、読みにくかったりする。また、心に響く名言がたくさん出てくるので、豪華声優陣の力強い声で聴くとよりずんとくるのですごく良い。そして何よりアニメの方が登場人物が格好良く見える。

さよなら私のクラマー
10

サッカーフリークだけでなく、何かに自信を無くした人にも読んでほしい名作漫画『さよなら私のクラマー』

サッカー好きが好む漫画作品として、これまで
・『キャプテン翼』
・『シュート』
・『ホイッスル』
などたくさんのサッカー漫画が登場してきました。

そんなサッカー漫画の一つとして、女子サッカーをテーマに描いた新川直司先生の漫画作品が『さよなら私のクラマー』。
この漫画作品は、『さよならフットボール』をベースに女子サッカーという新たな舞台を描いた漫画作品です。

元日本代表・澤穂希さんも、かつては男子に混ざってサッカーをしていたそうです。女子サッカーが根付いていなかった時代を経て、これからの未来へ向けてという意味も含めて女子サッカーをモチーフとして描かれています。

主人公の恩田希も澤穂希さん同様、過去に男子と混ざってサッカーをしていた少ないサッカー少女の一人でした。
そんな彼女が、恩師に『男子に混ざってサッカーしてもフィジカルで女子は勝てないしもったいない。それなら、女子サッカーを牽引しながら楽しんでこい!』と背中を押され、女子サッカー部に入部します。

さよなら私のクラマーでは、恩田希が蕨青南高校に入学する直前から描かれています。中学時代からの尊敬する先輩・桐島千花や同じ高校に通うこととなる周防すみれなど、とにかく個性あふれる面々と出会い、弱小女子サッカー部蕨青南高校(通称・ワラビーズ)をサッカー強豪校に押し上げていく姿は実に見ていて面白いです。

最終回で憧れの先輩・桐島千花が所属する強豪校『浦和邦成』との対決が実現するシーンは感動モノでした。

この作品はサッカー好きにはもちろんのことですが、サッカーに縁がなくとも自信を見失い自分は駄目とネガティブに考えている人たちに、なにかに打ち込むことで実力を高め自信を取り戻させてくれる作品として非常におすすめです。

特に元気のない人に読んでほしい作品なので、気になる方はぜひ手にとって一度読んでみてくださいね。

The Elder Scrolls IV: Oblivion / The Elder Scrolls IV:オブリビオン
10

RPGの金字塔

X-BOX360でプレイしたのですが、強制的に道筋が決められるのではなく、自分の自由に進める事ができるので、最初はどうしたらよいか途方にくれるところもありました(何しろ世界が相当広いので)。
このOblivionは、シリーズ化されていた中の4作目(確か)で、前作もぜひプレイしてみたいと思っています。
行く先々で大小様々なイベントに遭遇し、一見とてもシリアスなゲームかと思いきや、結構笑えるイベントもあり、とてもよく出来ていると思います。
個人的に一番好きだったイベントは、とある民家の住人が利用している井戸水が、最近臭ったり不味いというものです。井戸に潜って調査すると人の死体が井戸の中に沈んでいたという結果でした(すいません実際にプレイしてみないと面白さが伝わらないかもしれません…)。
あと、一応RPGですが、戦闘はアクションゲームといいますか、ドラクエ等のようなメニューから行動を選択して攻撃するのではなく、完全に操作して戦う事になるので、アクションゲームが苦手な人は戦闘が厳しいかもしれません。
少しずつプレイしていって、何とかクリアしましたが、私は数か月かかりました。
確かPSでも出ていたかと思います。今プレイしても十分楽しめるゲームだと思います。

Cö shu Nie / コシュニエ
10

今までにない個性のぶつかり合いの調和

『東京喰種トーキョーグール:re』のOPテーマとなった「asphyxia」でメジャーデビューを果たし、『約束のネバーランド』のEDテーマとして「絶対絶命」,「Lamp」と続き、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』では「bullet」を出すなど、今注目のバンドだと思います。
実際にツアーライブに4回行きましたが、ボーカルの中村未来さんが作詞作曲する曲には、残酷さの中に救いを求めるような魅力があると思います。また、彼女の声が加わることで残酷さの中に美しさが出て、人間の本質を改めて考えさせらます。
ベースの松本俊介さんは圧倒的なベーススキル、彼のタップはもはや狂っている(褒め表現です)と思うほどの演奏力です。
このボーカル、ギター、ベースをうまくまとめ、殺さずに自分を出していくドラムの藤原亮介さんは、Cö shu Nieの最後の調整をして仕上げてくれている気がします。
たくさんのバンドの音楽を聴きライブに行ったことがありますが、ここまで互いがストッパーをかけずに最大限の個性を発揮しながら一曲を作っているバンドには初めて出会いました。個性を一切殺さずに生かす。作詞作曲を含め、曲を重ねれば重ねるほど互いのスキルが上がっていくのが分かります。Cö shu Nieの曲に中毒性の高いものが多いのは、この3人の個性が聴き手に“1回聴くだけでは満足できない!”と思わせるほどに魅力的だからなのだろうと思います。