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komoril5のレビュー・評価・感想

チェンソーマン / Chainsaw Man
8

ダークヒーローアクション漫画!チェンソーマン

チェンソーマンについて紹介していきたいと思います。
ヒーローものが好きな方や、ダークな話が好きな方にオススメの作品です。
何故ヒーローものや、ダークな話が好きな方にオススメかと言いますと、この漫画は簡潔に書くと悪魔の力で悪魔を倒し、市民の平和を守る漫画だからです。
ではどういう部分が魅力的かと言いますと1つ目は、主人公のデンジというキャラクターが、人間の欲求に素直すぎるので共感できたり、笑えたりできることです。考えてもみなかった突飛な方法で悪魔を倒したりするので、漫画を読んでいてとても楽しいと思える部分です。
2つ目は緩急のあるストーリーで、悪魔とバトルするアクションシーンは読んでいてワクワクしたりスカッとしたりします。一方で、キャラクター達が悪魔退治によって人が死んでいくことに悲しんだり、自身の置かれている環境と葛藤したり、人間の情緒を考えさせられる部分があります。

ヒーローものとは書いたのですがこの漫画を読む際の注意点として、ダークな側面が強いので、死に方がグロテスクだということがあります。主要キャラクターでも死んでしまうので、好きなキャラクターが死んでほしくない方や、グロテスクなのが苦手な方は注意が必要です。

スーパーナチュラル
10

最強のウィンチェスター兄弟

15年という年月はあっという間だった。そう思わせるほど壮大なドラマであった。
【スーパーナチュラル】は海外ドラマで2005年からアメリカで放映され、2020年に惜しまれつつ最終回を迎えた。
超常現象・怪物・幽霊・悪魔・天使・神・悪人が登場し、ウインチェスター兄弟が難事件を解決していく。彼らは超能力があるわけでもなく、凄腕のスパイでもない。
ただの人間。ハンターとして登場する。兄ディーンは家業だからと父の意思を継ぎ、弟サムは大学生になり普通の生活を望んでいたのに、父の失踪をきっかけにハンターの世界に戻されてしまう。
最初はホラー色が濃かったが、回を重ねるごとに天界や煉獄など壮大な物語へ発展していく。何度も大戦が繰り返され、ウインチェスター兄弟は何度も敗北し、大切な家族や仲間が死んでいくか、囚われの身となる。その中でも特記すべきは兄弟愛なのである。
彼らはどちらかが死んでしまう事に耐えられず、何度も互いを生き返らせる為に奔走する。世界の事なんて構わない。ただ、生き返らせたい。その為なら悪魔にでも死神でも魂を売る。自分が地獄に落ちようが構わない。その姿が何度観ても泣かされてしまうのである。
しかし、ファイナルシーズンではとうとう別れの時が来る。最強の敵、神を倒し平和を確信した彼らは、やっと大きな重荷を下ろし平穏を得る。
そんな時、ディーンはハンターらしい死をサムに見守られ迎えた。サムは天命を全うし、息子に見守られ死を迎える。
天国でディーンは愛車のインパラに乗ってサムを迎えに来て再会を果たした。
この物語は一貫して兄弟愛が語られ、時には憎しみ合い、絶望、嫉妬もして、諦めそうにもなるけれど、やっぱり兄弟の絆は切れない。素敵なドラマだ。
【Carry on Wayward Son】カンザスの歌詞がずっと頭の中に流れている。またシーズン1から見直したくなるドラマだ。

魁!!男塾
8

ギャグマンガっぽい格闘漫画

本宮ひろ志先生の代表作であり、ジャンプの黄金時代を築きあげた作品であり、ジャンプのテーマである友情、勝利を良く描いた作品です。主人公、剣桃太郎が属する男塾で最初は塾のしごきが展開していきます。男塾名物と呼ばれる、ただただ無茶苦茶な試練を行います。名物名が強烈な名前になっているのも印象的です。
そのような男塾名物が行われていく初盤から、驚邏大四凶殺と言う4対4のバトルが始まります。そこから本格的なバトル漫画が展開していきます。この辺りからまさに真剣勝負になり、バトル漫画として、とても面白くなっていきます。その戦いが終わると剣桃太郎達一号生と男塾三号生との戦い、8対8の大威震八連制覇が行われます。この辺りから倍々の戦いで展開していきますし、本来死闘で命を落とす人も出てきますが、その後なんたかんだ生きていると言う基本的に死人が出ない珍しい漫画となっています(例外もありますが)
大威震八連制覇が終わると、塾長、江田島平八の念願である天挑五輪大武會に出場することの出来る腕の立つ16人が男塾に揃い、江田島平八の宿敵を倒すために16人で大会に参加します。ただこの戦いは16対16の戦いですが、長々と戦いをするのではなく、数回戦いをしたら相手の総大将が出てそこで勝利をを納め大会に男塾が優勝し宿敵を倒す事ができます。
これだけ激しい戦いが繰り広げられてきたにも関わらず、最後の結びは凄い早い幕引きも見所です。

金色のガッシュ!! / 金色のガッシュベル!! / Zatch Bell!
9

落ちこぼれの魔物の子を王様に

1000年に一度の魔物の子達の王様を目指す戦いの物語です。
魔界では1000年に一度、魔界の王様を決めるため人間界に100人の魔物の子を落とし戦わせ、最後の1人に残った者が新しい王様になれる戦いが繰り広げられます。
魔物は術を使えるのですが、発動するには条件があります。それは、心が通じ合う人を見つけ(本のパートナー)呪文を読んでもらうことです。呪文を唱えることで魔物は術を発動することができるのです。なので人間界にやってきた魔物はまず本のパートナーを探す事に奔走します。
しかし、主役である魔界の子ガッシュベルは魔界の時の記憶を失っています。(どうして記憶を失っているかは重要な要素になるのでここでは伏せておきます。)イギリスの森で倒れているところをある学者が発見します。助けられた事に恩を感じたガッシュはその学者にお礼をしたいと言い出します。そこで学者は日本にいる自分の息子を助けて欲しいとお願いします。その息子は中学に通わず1日中家に引きこもっている、どうか息子を外に連れ出して欲しいとお願いしました。その願いを叶えるためにガッシュは日本に向かうのです。そこで出会う息子(髙嶺潔麿)が後のガッシュの本のパートナーになり2人で魔界の王様を目指して行きます。
ガッシュの成長は勿論ですが、本のパートナーの潔麿の成長も読んでいて楽しい作品になっています。本を燃やされ(本が燃えると強制的に魔界へ帰還させられる)別れる瞬間は敵、味方関係なく感動させられます。子供も大人も楽しめる作品になってますので是非。