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koharuのレビュー・評価・感想

アイアンマン / Iron Man
8

マーベル映画とヒーローのはじまり

『アイアンマン』は、ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パウトローなどが出演するアメリカのスーパーヒーロー映画。
巨大な軍事会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が、自社で開発した武器を売るためにアフガニスタンへ向かうところから物語は始まる。しかし、訪問先でテロ組織から攻撃を受け捕まる。武器製造を強制させられる中、脱出のためにパワードスーツを作り、敵に立ち向かう。

本作の見どころは、3つ。
まずは、ヒーローの誕生だ。主人公トニー・スタークは会社の武器悪用を知り、ここで信念が生まれる。『バットマン ビギンズ』でブルース・ウェインが街を救うために動き出した心情と似たものがある。誰のために戦うか、何のために命を張るかが大きなポイントなのだ。
次にハイテク技術が満載だという点。「敵と戦うには武器が必要になる」と、パワードスーツをどんどん開発するのだ。『ガンダム』のようなハイテクさがありつつも、人が着ることでより身近なメカニックの凄さを感じられ、魅了されること間違いなしだ。
最後に上げるのは、ヒーローアクション。先ほどのパワードスーツを着たトニーが敵と戦う姿は作品最大の見どころ。ハラハラする展開もあるが、ハイテク技術を駆使して戦う姿は格好いい。

ヒーローアクション好きにはお勧めの作品である。

The Witch/魔女
10

美少女の独壇場

韓国女優キム・ダミの主演作で、彼女の魅せる圧倒的な演技が観客を世界に惹き込む。
内容は人工的に作られた実験体達のバイオレンスアクション。最初から魔女(能力者)の様に圧倒的に力の差を見せつけるのではなく、狙った獲物を確実に罠に嵌め仕留めるまで普通の高校生のフリをする過程が見れるので、自分も一緒に覚醒したかのような感覚に陥るのが1番のオススメポイントである。
少女のネタばらしまでに時間をかけるので敵も観客さえも油断するが、その少女は戦闘になると瞬き無し、ほぼ無表情で息さえも切らす事がない。それが周りとの差を物語っていた。つまりいい意味で期待を裏切られる作品である。

とにかく少女は「演技」が最も優れた才能だと思う。覚醒は最初からしていたというのを、少女以外の全てに長時間悟らせないのは、演技をする人間ですら難しいことだと思うからだ。また彼女は幼少期に研究施設から逃げ出し、牧場を経営する優しい夫婦に愛され10年育てられて来たが、その夫婦でさえ彼女の違和感にはなかなか気づかなかった程である。
「敵を欺くには味方から」という言葉が似合う子である。ラスト30分からのどんでん返しが素晴らしい作品だ。