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kmyk98543のレビュー・評価・感想

ジョン・ケージ / ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニア / John Milton Cage Jr.
10

周りの音に意識を向ける取り組みをしたジョン・ケージ

ジョン・ケージは、音とは何かを探し求めた作曲家です。
彼は、私たちの日常生活で行うような何気ない動作までも、音楽として作り上げました。
例えば、料理の音、椅子の音、様々な音を題材として曲を作り上げました。
その中でも、代表曲として有名なのが『4分30秒』という曲になります。
この曲は、音楽なのに音を出さないことが最大の特徴です。それは、ステージに上がってから、ピアノの前に座り、演奏終わるまでじっと待つことです。
その間には、様々なことが起こります。見ている人の咳や鼻をすする音、椅子の音、衣服の擦れる音。
こうした様々な音を一曲として、創り上げたすばらしい人です。

またジョン・ケージは、鳥の鳴き声や環境の様々な音を楽曲として使った人物です。
彼の最も優れた功績は、音を聴く私たちに『音とは何か?』を改めて問い直したことにあります。
こういった素朴な質問を投げかけてくれるミュージシャンは、とても素晴らしいです。また、彼は曲を通して、音をどのように聴くのかを問いかけていました。

なぜなら、何も音の発さないコンサートホールで音を自分なりに感じないといけないからです。
この営みは、とても簡単に行えることではありません。そして、音楽の領域の中で「サウンドスケープ」なるものがあります。
これは、自らの周りにある音の環境を聴くことを指しています。ジョン・ケージの功績が、新しいジャンルを作るきっかけになったのかもしれませんね。

だからこそ、私は彼をおススメします。

キングダム ハーツシリーズ / KHシリーズ / Kingdom Hearts series
9

キングダムハーツシリーズ

私がお勧めするのはゲームのキングダムハーツシリーズです。
RPGやディズニーやFFシリーズが好きな方は特にお勧めします。
ストーリーはかなり長いです。
最初はプレイステーション2から出ていましたが今はプレイステーション4でプレイ可能ですし、
1つのディスクに各シリーズが入ったものも出ております。
16年ぶりのキングダムハーツⅢが出たのはかなり注目もされました。
主人公のソラがドナルドとグーフィーとともに他の世界を旅して成長していく姿や、他のディズニーキャラクターの世界なども行くため 懐かしい気持ちにもなり次の世界に行くときはどのキャラクターが出るのかわくわくします。
もちろん本編のストーリーもキーブレードや、光、闇、心、など色んなワードが出てかなり深い内容になっています。
途中のストーリーやシリーズによっては操作キャラクターが変わるのもいいですね。
クリア後のエンディングなのですが、ファイナルミックスだとシークレットムービーを見ることができます。
シークレットムービーを見るためには条件があるためトロフィーなどのコンプリートを目指したい方は是非とも頑張ってもらいたいです。
もちろんクリア後はシークレットムービーだけではない要素もたくさんありますのでお時間があるかたはプレイしてもらいたいです。

花束みたいな恋をした / はな恋
10

サブカルチャーと恋愛映画の融合

時代の変遷を上手く表現した映画でした。
作品の中に出てくるゲーム機、漫画、本などの変化がカルチャーの変化を感じさせました。
特にイヤホン。主人公である絹と麦がお互いにプレゼントしあったBluetoothワイヤレスイヤホンは、出会った頃は普通の有線イヤホンでした。2人の関係も時代とともに変化している事をあらわしているようでした。

時代の変化を敏感に感じながらみると、どこか懐かしく感じて面白いかもしれません。
そういった共感性を持つことがこの映画の楽しみ方の1つなのかなとも思います。様々な点で自分に重ねてみてしまいとてもせつなくなりました。

1番心に残ったシーンはファミレスの場面でした。
別れを切り出す2人の後ろで、初々しいカップルが話をしていました。絹と麦はその2人を見て何を感じたのでしょうか。自分たちの理想の形を思い出させられたのか、もう昔のように戻れないことを察したのか、複雑な感情を抱かされました。

カップルで見ることはオススメできないかもしれません。おそらく別れを意識するでしょう(笑)。もし見るのであれば、前向きに自分たちの関係を見直すいい機会してもらえればと思います。ちなみに僕は彼女と見てませんが2人の関係を維持するために、自分たちだけのルールを決めたりしました(笑)。