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kazu109610762のレビュー・評価・感想

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second
10

映画『秒速5センチメートル』感想

2016年『君の名は』で大ヒットした新海誠監督の2007年のアニメ映画である。
海外でも多くの賞を受賞している映像美が絶賛されたSF風恋愛映画。
明里と貴樹は同じような境遇で仲の良かった小学生。
明里は東京から栃木県へ引越し同じ中学へは行けなくなる。
中学生になると文通を通じてその後も心を通わしていた貴樹だがしばらくして種子島への引越しが決定した。
もう会えなくなることを確信した貴樹は電車を2回乗り換えて明里に会いに行く。
当日は雪が降っていて電車は遅延し、約束の時間に大きく遅れることとなった。待ち合わせ時間に着いた頃には夜遅かったが明里は待っていてくれた。
雪の降る中、二人はキスをした。
種子島で花苗と出会う貴樹。花恵は引越してきた貴樹に興味をもった。同じ高校に行きたくて勉強を頑張った。告白をしようとしたが貴樹は私ではない遠くを見ている事に気づく。
東京の大学に進学した貴樹はそこで理紗と出会い付き合うが「1000回にわたるメールのやり取りをしたとしても、心は1センチほどしかちかづけなかった。」でふられる。
ある日、貴樹は小学生時代に通っていた踏切を渡っていた。明里によく似た女性とすれ違った感じがしたが振り向いた時にはもう、わからなくなっていた。
これからの貴樹が気になる映画でした。

DEATH NOTE / デスノート / デスノ
10

本当の正義とは何か考えさせられる

本当の正義とは何か。
読み進めているうちに必ずその問いに頭を悩ませてしまうでしょう。

天才的な頭脳を持つ主人公の夜神月が、名前を書くと人が殺せる死神のノートを手に入れ、「キラ」として世界の犯罪者を次々と殺していく。彼に立ち向かうのは「Ⅼ」というコードネームの天才探偵。二人の天才が自分の正義を貫くため戦うストーリーです。
名前を書けば人を殺せるノートという突飛な設定ではありますが、ノートを使うキラは「世界から犯罪をなくす」という目的のために犯罪者を殺し続け、実際犯罪が減少する場面を見ていると、「本当にこのノートが存在したらどうだろうか?これが悪といえるのか?」と自問自答していました。
キラを逮捕しようとするⅬも「殺人は悪」という信念のもと捜査を続けているため、どちらの思いも分かるからこそ、2人の思いのぶつかり合いに引き込まれていきます。また月もⅬもずば抜けた天才であり、彼らの頭脳対決、騙し合いが続きますが、あっと驚かされるトリックが次々登場するので目が離せません。
ただの犯罪マンガではなく、「正義とは」という一貫したテーマを考えさせてくれるマンガです。
キャラクターも一人一人が個性的で人間らしいので、感情移入して読むことができますし、作画の小畑先生は丁寧な絵に定評がありますのでマンガが苦手な人でも読みやすいと思います。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
7

信じていた楽園が反転、そして…

『約束のネバーランド』は、少年ジャンプで連載していた漫画です。
実写版の映画も上映されました。
原作者は『白井カイウ先生』、作画担当は『出水ぽすか先生』です。
舞台はどこなのだろう。
欧米の思わせる風景の中。
謎の建物の中から、物語は始まります。
その建物は、孤児院。
生まれたての新生児から、12歳までの子供たちが共同生活を送っています。
主人公の『エマ』は明るく、元気で、沢山いる子供達の中では最年長のお姉さんです。
大勢の子供たちの中、見守っているのは大人の『ママ』。
エマをはじめとした子供たちは、いつも優しいママから愛情をたっぷり注がれ、健やかに暮らしていました。
どこにでもある孤児院の、ありふれた日常。
その中に、ただひとつ。
違和感が。
それは『お勉強』と呼ばれる、テスト。
それが、毎日毎日繰り返されているのです。
エマは同い年の少年、『レイ』と『ノーマン』とともに毎度フルスコア(満点)を叩き出し、ママから褒められていました。
いつまでも続く楽園。
綺麗な、小さな箱庭。
その世界は、ある日突然、些細な出来事で崩れ落ちてしまうのです。

現実は辛くて、苦しい。
その『些細な出来事』から、エマは自分たちが『何』であるか理解します。
決められた未来に抗うために。
待ち受ける現実から逃げ出すために。
エマたちの起こした行動がどうなるか、必見です。