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katushi_nawataa3のレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

自身の妹が鬼と化してしまい、人間に戻すため仲間たちとともに奮闘していく主人公・竈門炭治郎。
一大ブームを巻き起こした今作初となる映画では、炭治郎やその仲間である善逸と伊之助が任務のため、列車へと飛び乗る。
その中で待っていたのは鬼殺隊よりも遥かに強く、「柱」と呼ばれる煉獄杏寿郎だ。
炭治郎や煉獄の平和な時間は極僅かに過ぎ、鬼の手によって悪夢を見させられ、苦しんでいる人々が列車の中には山程おり、
炭治郎や煉獄たちも眠らされ、悪夢を見ることことになる。
仕掛けた鬼は「十二鬼月」と呼ばれる鬼で、本作では「下弦の壱」と呼ばれ、口癖は「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」だ。
炭治郎たちを眠らせ、自身は先頭車両へ行き順調かと思われたが、炭治郎は自分が夢の中にいることに気付き、必死に現実へ戻ろうともがく。
妹の禰豆子にも手伝ってもらい、目を覚ますと伊之助とともに魘夢の元へ駆け出していくが、到底及ばず。
何度も倒れそうになりつつ、伊之助が炭治郎を助けたりと感動の友情シーンも見受けられる。
煉獄が目覚め、皆で魘夢を倒しにかかり、やっとの思いで魘夢は消滅。
その後、猗窩座という「上弦の参」という鬼が煉獄に「お前も鬼にならないか?」と闘いを挑み、
互角の勝負をしていたが、なんと煉獄が負けて死んでしまったのだ。その後、全員の涙で映画は幕を閉じた。

女神の見えざる手 / Miss Sloane
8

最後に相手を驚かす...

こちらは、映画館で公開されていたのかどうかも分からないほど、初めて聞いた名前の映画だったので全く期待をしていなかった。米国での、銃規制法案に関するロビー活動をめぐる、ロビイストとその周りの人間のドラマなのだけれど、どうやら、これには、まだまだ続編というか、スピンオフがありそうな感じを受けます。
全く派手なアクションもなければ、過剰なお色気シーンもない。笑いをとることもなければ、御涙頂戴のシーンも全くない。主人公は鉄仮面のような女性だが、実は、彼女の心の中にも深い深い傷があったのではないかと思わせる。少し嫌な言い方をしてしまえば、「作家だけが知っているアリバイやトリックが最後に出てくる推理小説」の如く、Miss Sloane だけが知っていたこと(つまり、観客も全く知らない内容)が沢山ある。少し間違えば、その「なんだ、こういうことをしていたのか」と白けてしまいそうなところが、白けさせず、「おお、こうきたか!」と思わせてくれるのは、脚本や監督の腕の見せ所なのかもしれない。
周りの俳優陣も、名前を知らなかったり見たことがなかったりした人たちが多い中、誰一人、こびるような演技をしたり、アメリカ映画でありがちな、わざとウィットに飛んだセリフを言うこともない。なかなか良い映画だった。