kapukapui1@kapukapui1

kapukapui1
kapukapui1
@kapukapui1
2 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
kapukapui1

kapukapui1のレビュー・評価・感想

山田くんとLv999の恋をする
10

山田ぁぁぁぁぁ

ネトゲの女に彼氏を取られ、振られてしまったヒロインの「茜」。傷心の彼女が引きこもり中、気晴らしにログインしたネトゲ『FOS』で出会ったのは、同じギルドに所属している「山田」。
茜は振られた愚痴を山田に話しかけるも反応は薄く、【興味はないすね】と、塩対応されムキになってしまう。そんな中ネトゲのリアルイベント開催のお知らせが舞い込んだ!綺麗になって振られた彼氏を見返すべく、茜はイベントに参加する。

イベントで元カレと新しい彼女の見かけた茜。元カレに声をかけようとするも人混みで転倒してしまう。その時助けてくれたのはイケメンだった!
お礼をいう茜に対しての言葉遣いが塩対応で、その対応に既視感を覚える茜。
「アフロの山田?」「あんた誰?」
人違いかと思ったときに、近づく元カレ。茜ではなくイケメンに向かってくる。「山田さんじゃないすか!!」山田は実はプロゲーマーで局地的に有名人だった。
びっくりして元カレに声をかける茜と、ようやく気づく元カレ。茜はとっさに山田が彼氏と嘘をつくが、山田に即違うと訂正される。
その後ゲーム内でのレアアイテムをプレゼントする条件で話を合わせてもらい、茜は山田の大ファンである元カレをギャフンと言わせるのに成功した。
だが、試合に勝って勝負に負けたような虚しい気持ちになり、山田にコーラをおごりつつ話を聞いてもらう。
酔った茜は記憶をなくしてしまい、気づいた時には山田とベットの中にいたのだった!

最初は女性に興味ゼロだった山田が、茜との関わりを通して少しずつお互いを好きになっていき、カップルになる過程にキュンとさせられています。
茜の気さくでどんどん友達を増やしていくキャラクターも魅力的。どんどん進展していく恋模様に目が離せません。

G.I.ジェーン / G.I. Jane
8

米海軍特殊部隊の過酷な訓練と実戦をセミドキュメンタリータッチで描いた、巨匠リドリー・スコットの戦争映画『GIジェーン』

『GIジェーン』は1997年に公開されたアメリカの戦争劇映画で、監督はリドリー・スコット、出演はデミ・ムーア、ヴィゴ・モーテンセン、アン・バンクロフト。
この映画は、米国海軍特殊部隊SEALsの特殊任務訓練に加わった初の女性兵士をめぐる架空の物語を扱っています。
映画の製作はラルゴエンターテインメント、スコットフリープロダクション、キャラヴァンピクチャーズ、配給はハリウッドピクチャーズが行いました。
公開当初の評価はさまざまに分かれており、デミ・ムーアの演技力は低評価でした。
興行的にも振るわず、製作費5000万ドルに対して収益は4800万ドルに終わっています。
一般的な評価はさておき、リドリー・スコットの他の映画と同様に、コアなファンからは熱いレビューが寄せられています。
例えば、デミ・ムーアは賞賛できるほどに自分の役目を果たしています、と。
『GIジェーン』では愛国主義がこれでもかと盛り込まれていますが、デミ・ムーア演じる特殊部隊女性兵士の強靭さはそれにボカされることなく明瞭に伝わってきます。
別な批評では、きわめて娯楽的な作品で、女性の強靭さをファンタジーの域にまで高めている、とも。訓練場面はリアルそのもで、それは監督のリドリー・スコットがドキュメンタリータッチで作品を撮りあげようとしているからだと評したレビューもあります。
デミ・ムーアの凄いところは監督のそうした演出手法を噛み砕いて自分のモノにしているところかもしれません。
「女性が戦士になれるのか?」と挑発的に論じたレビューもあります。
「デミ・ムーアは、おそらく、それができる」のだと、彼女の力量を讃えています。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
7

鬼滅の刃は面白い。ただ…。

社会現象にもなっているこの漫画を、私も流行の波に乗って単行本を全巻読破しました。最初の10巻くらいを読んだ感想は、「流石話題になるだけあるなあ」と、とても満足しました。
バトルシーンの白熱さは読んでいるこちらにも緊張感が伝わってきて、次から次へと展開が気になりました。登場人物のキャラもとても魅力的で、これほど好きなキャラクターが多い漫画も珍しいと感じました。
ただ人に勧めたいかと聞かれれば、意外とそうでもありません。それはなぜか。
感動を誘うシーンがほとんど死に纏わる展開だからです。
もちろん、登場人物が死ぬことが悲しくてこう言っているのではありません。ただ私は、登場人物が死ねば面白くなるという構図になってしまっている気がして、心の底から好きといえる作品とは思えなくなりました。
私が思うに、この世で最も感傷的なことは、人が亡くなることだと思います。この作品はその展開が最後の方に何度も訪れます。幾度となく訪れるので、私は正直「この作者は死ねば展開が面白くなると思っているのではないか」と感じてまいました。かといって、命のはかなさの表現も伝わりませんし…。
もっといえば、何度も同じような(死ぬ)展開で読者を感動させるお涙頂戴感があり、独自性がないとも感じるようになってしまいました。