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ichimimm000o8のレビュー・評価・感想

逆転裁判シリーズ / 逆裁シリーズ / Ace Attorney series
10

プレイヤーが推理するアドベンチャーゲームの元祖。

このゲームが最初にゲームボーイアドバンスで出たのは、2001年のこと。発売されてからかなりの年月が経過しているが、いまだ色褪せない名作だ。
このゲーム以前にも事件を追うタイプの推理アドベンチャーゲームというものはあった。しかし、そのほとんどはテキストを読み進めていくだけだったり、コマンドを選択して主人公たちの行動させたりするものが殆どであった。もちろんそういったゲームを否定するわけではないが、自らで推理をせずとも物語が進んでいくという特徴があった。
『逆転裁判』では、法廷で持っている手がかりと矛盾する証言を指摘しなければ先へと進めない箇所が多く存在する。どこが矛盾するのかというところをプレイヤー自身が考えなければいけないという点で、このゲームは革新的であった。
また、法廷と聞くと固いイメージになりがちだが、『逆転裁判』に登場するキャラクターたちはコミカルに描かれ、その敷居を下げることに成功している。矛盾を指摘して追い詰められていく証人(事件の犯人を含む)がどんどん焦っていく様子などは痛快。また、1つ矛盾を指摘しても新たな矛盾が現れたり、そもそも事件全体の構造がギリギリまで明かされなかったりと、ストーリーの見せ方も工夫されている。未経験者には、この名作をぜひ体験してもらいたい。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
2

1か所だけ世界観を壊す無駄な設定がある

ゲームドラゴンクエストをCG映画化した作品で、ゲームをプレイした世代なら絶対懐かしくてワクワクしながら観られる作品です。戦闘シーンや結婚相手を選ぶシーンなどで、ゲームをしながら頭の中でイメージしてたものが迫力の映像化されているので嬉しいです。有名俳優を使った豪華声優陣も賛否両論あるようですが、俳優の性格のイメージとキャラクターの性格のイメージがハマっているので見ていて楽しいです。
それだけに、大魔王というのは実はコンピューターウイルスでした。あなたが今まで見ていた映画はバーチャルゲームの中の幻想でした。というちゃぶ台返しのような最後の展開には怒りを通り越して、呆れてしまいました。
もちろん映画オリジナル設定で、それまでの展開から大魔王との決戦シーンのCGグラフィックの迫力や、声優陣の感動の演技、名セリフの誕生などを予感していたところに、いきなりのちゃぶ台返しです。マトリックスとサマーウォーズからの借用のようなチープな仮想空間で、ドラクエとは似ても似つかぬチープなSFキャラが大魔王ミルドラースでしたとか言われても意味不明です。
その映画を台無しにするなという気持ちを、最後にまた世界観が戻った感動につなげようとしたのだとは思いますが、見ている側としてはそのシーンになった時点で感情移入がなくなってしまったので不満しか残りませんでした。