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homehoome3420q0のレビュー・評価・感想

月の燃えがら
8

切なさ5割、キュン5割

この漫画は、家出した高校生の千鶴が、夜の繁華街に迷い込み、ホストの恭太に出会うラブストーリーです。
かなりシリアスな内容を、ポジティブかつ、繊細に描いており、少女漫画は普段読まないな~という私も、ついついまとめ読みしてしまいました。
親からの性的虐待を受けて、心理的ダメージが大きいはずの千鶴が、恋をして前向きになっていく姿や、匿ってくれた恭太に段々懐いていく様子が可愛らしかったです。また、匿っていた恭太も、次第に千鶴が手放せなくなり、依存していくのですが、その様子が見ていてもどかしく、共感できる部分も多かったのが魅力の一つです。
主要キャラクター以外の描写もこだわっていて、例えば千鶴の母親は、シングルマザー時代にかなり苦労していたのにも関わらず、千鶴の為に自分を犠牲にしていたのが感動的で、涙なしでは読めませんでした。恭太の友達も個性的なキャラクターが多く、こんな友達欲しかったな~と羨ましく思う場面もありました。
ただ、家出や、誘拐について軽くみている感じがあるなという印象が少しあり、正義感の強い方などはあまり好きな描写ではないかと思います。
純粋な恋愛漫画としては100点満点で、千鶴と恭太の距離が段々縮まっていくのを、キュンキュンしながら楽しめました。

ドント・ルック・アップ / Don't Look Up
6

惑星はすぐそこなのに!何やってるのとツッコミまくる2時間映画「ドント・ルック・アップ」

NETFLIX配給映画「ドント・ルック・アップ」。
半年後に地球にぶつかる惑星を発見した大学院生(ジェニファー・ローレンス)と教授(レオナルド・ディカプリオ)を主人公にして、惑星が地球にぶつかるまでのドタバタ劇を描くちょっとビターな切り口なコメディです。
おもしろいと思ったシーンはたくさんあったんですが、まず話しておきたいのはタイトルの秀逸さです。「ドント・ルック・アップ」はその名の通り「上をむくな」の意。なぜ上を向いてはいけないかというと実はこれ、上には地球に落ちてくる惑星が見えてしまうからなんです。
この映画の世界のアメリカ大統領は惑星が落ちてくるという事実を叫ぶ主人公たちを、あいつらは民衆の不安をいたずらに煽る人間だと糾弾します。そんな主人公たちを馬鹿にする様に「ドント・ルック・アップ」と民衆の前に登壇して大声で連呼します。空には今にも地球に落ちてくる惑星がすぐそばにいるというのに。
このシーン、全体を俯瞰して観ることができる観客の私たちにとっては、すごく笑える面白いシーンなのですが、でももし自分がその映画の主人公の立場に身を置いていたらと思うとかなりゾッとします。目の前に人類の滅亡が迫っているのに、そこから目を逸らしてくだらない喧嘩ばかりしている人々。それって笑っていいのか、実は怖い話なのか。
主人公たちのラストも含め、観る人によってかなり悩みどころがある作品かもしれません。
惑星が落ちて来たときにちゃんと空を観ることができる人になるために、是非おすすめの一作です。

異世界かるてっと / いせかる / Isekai Quartet
8

最近の異世界物アニメが好きな人に

「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」
異世界物アニメと言えば思い浮かぶタイトルがどれか一つだけでもこの中にある人は多いはず。
この「異世界かるてっと」はある日それぞれの世界の主人公が不思議なスイッチを押して同じ世界に集まり学園生活を送るというハチャメチャな内容です。また、中にはキャラが死んでしまう…なんてアニメもありますが、ぷちキャラたちになった主人公たちに死は存在しません!
ゆるく、どこかかみ合うようでかみ合っていない、でもやっぱりかみ合っているそれぞれの世界の登場人物たちが絡み合うのは必見です。
そして何より、このアニメをきっかけに今まで見ていなかった異世界ものアニメを見たくなるかもしれません。
私は1話を見た後、某動画配信サイトで「オーバーロード」と「幼女戦記」をすべて見終わってからまたアニメを見始めました(笑)
キャラのイメージが壊れるような展開もなく、会話がテンポよく進んでいくこのアニメ。緩いのかな?と思いきや設定もしっかりしているとても面白いアニメです。視聴時間もそんなに長くないので、疲れた日にはお祭り騒ぎのようなこのアニメを見てみてはいかがでしょうか?