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hinadaniro5のレビュー・評価・感想

hide
10

X JAPANそしてソロとしても活躍したhideさんについて

「X JAPAN」と言えば老若男女知らない人はいないくらい言わずと知れた伝説のロックバンドですが、
その中でもリードギターを担当しソロとしても活躍したhideさんについてお話ししたいと思います。
1989年に「X JAPAN」のメンバーとしてメジャーデビューしたhideさんですがその頃からメイクや髪型など強烈なインパクトを放ちヴィジュアル系の生みの親と言われています。
1993年にソロとしてデビューしたhideさんですがリリースした数々の作品の中で前期と後期歌詞の内容や曲調など変化が見られる所があります。
前期はご自身が幼少期にロックと出会い衝撃を受けその時の衝動を歌っているように思います。
hideさん自身も最初のアルバム制作時のインタビューにてテーマは初期衝動と語っていました。
hideさん自身も肥満児だった幼少期に強いコンプレックスを抱きロックと出会い人生が変わったと仰っていました。
今何か自分にコンプレックスを抱いていたりする人や何かうまくいっていない人に深く刺さる歌詞だと思います。
後期は1997年当時「X JAPAN」解散という衝撃的ニュースが発表されファンの方々はとてもショックを受けました。
hideさんはファンの皆さんを元気づける為解散ライブの翌日ソロとして新曲を発表し前向きに行こうぜとファンを励ましました。
歌詞の内容や曲調もやはりファンを元気づける内容だったり自分も含めファンの方々はとても救われたと思います。
またhideさんは勤勉家で日本のみならず海外の音楽を積極的に聴きご自分の音楽にも取り入れていたそうです。
沢山の人を魅了したhideさんの音楽やファッションは今聞いても全く古さを感じさせず今の若者にも響くものがあると思います。
ドキュメンタリー映画として「TELL ME〜hideと見た景色〜」という作品もありますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

アマデウス / Amadeus
10

アマデウス・モーツァルトの生涯を彼の人生に大きくかかわった宮廷作曲家サリエリの目を通して描く

映画を見終わった後、人間の生きざまの悲しさ、才能を持ったものは必ずしも人格と一致するわけではなく、持つ才能がゆえに悲惨な一生を送ることもあるのだと強く感じた。全編のストーリーを覆うモーツァルトの曲のすばらしさに、こんな曲を作曲できるのはまさに天才だとつくづく思わされる。また作品の設定がモーツァルトの人格像を天才の才能を持ちながら下品な笑いをし、若い子と戯れる節操のない若者という風にしてあって、凡人のサリエリの嫉妬を十分に掻き立てるものになっているところがうまいと思う。
モーツァルトの才能の凄さを一番理解し、作る楽曲のすばらしさに感動しながらも同じ宮廷作曲家として、自分は敬虔な信仰を持っていたのに神は自分でなくあの下品な若者を神の伝道者に選んだという絶望と怒りから、精神的な毒を持ってモーツァルトをむしばみ死に追いやってゆく。ところがモーツァルト亡き後、長生きしてる自分は、自分の作った楽曲は次々に忘れ去られていくのに死んだモーツァルトの曲はどんどん有名になり人々に愛されてゆくのを見る地獄を味わうことになる皮肉さ。人間の持つ業とすさまじいまでの人生の矛盾、テーマは黒澤明が7人の侍で描いた農民(凡人)が最後は一番強く生き残るという使い古されたものだが改めて心に響くものがある。
あとモーツァルトの才能の凄さを描くシーンでレクイエムを作曲するシーンがあるが、アルト、ソプラノ、バス、テノール各パートに加えて楽器の旋律など複雑な複数の音域を次々に声に出し交響曲を作り上げていくところが引き付けられる見どころだと思う。モーツァルトも長生きしていればもっと優れた名曲を数多く残したろうに、その36歳の生涯が惜しまれる。いつも真実を伝え、その人の作った作品が評価されるのはその天才が亡くなった後にのみである。

第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇
4

シミュレーションRPGソフト感想

2015年に発売された「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」の続編(後編)で、スーパーロボット大戦内のカテゴリーの一つ「Zシリーズ」の完結編にあたる作品です。
大まかなシステムは時獄篇から引き続きのものとなっていて、多少の変更点はありますが、これまでのZシリーズに登場したオリジナルキャラクター達も参戦し、また時獄篇で未参戦だった作品群も加わってスパロボでは最多の44作品が参加するなど完結編に相応しいボリュームになっています(新規参戦作品で言えば翠星のガルガンティア、トップをねらえ2に留まっていますが)。
この内フルメタル・パニックに関しては原作で未アニメ化の最終エピソードも本作で再現されていて(アニメ未登場だったキャラクターも新規に書き下ろされている)、ファンには嬉しい内容になっています(現時点では最終章までアニメ化はされていないので)。
とはいえ時獄篇に比べてその難易度は大幅に向上していて、序盤からやたらスペックの高いボスが登場するのは勿論、雑魚的でさえ異様に高いスペックに設定されているため、システムを最大限に活用しなければ勝てない難局も多く、難易度の高さという点ではどちらかと言えば初期のシリーズに近い雰囲気がありますね。