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haruriraのレビュー・評価・感想

Undertale / アンダーテイル
10

斬新なRPG

RPGゲームをやったことがある人は、このゲームをプレイした時に衝撃を受けると思われる。
この作品のキャッチコピーである「誰もころさなくていいRPG」、その言葉の通り誰も傷つけずにゲームをクリアできるのだ。この斬新な設定で心をつかまれたプレイヤーもいるだろう。

主人公は子供のにんげん。とある山に在る、とある穴に落ちてモンスターの暮らす世界に迷いこんでしまう。もとの世界に戻るため色々なモンスターと出会い時には戦い、時には一緒に料理をし、時にはデートをする…。そうしてモンスターたちとの縁を深めながら冒険をしていくのだ。

この作品の魅力は斬新なストーリー性だけではなく、なんといってもトビーフォックス氏によるBGM。クリア後も一定期間頭から離れず口ずさんでしまう。エリアやボス戦によってお気に入りの1曲がある人もいるだろう。

話は変わるが、私はこの作品をプレイした時に「キャッチコピーを無視してころしたらどうなるのだろう」、と考えてしまった。その好奇心を押さえることはできなかった。
これはゲームだから出来るのだ。出来てしまうのだ。
私はその結果を見たにんげんであるが、あなたがこの作品をプレイして全てを見たいと思うのなら、レビューなどを見て結果を知るのではなく、是非自分の目と自分の力で確かめてほしい。

幸せのちから / The Pursuit of Happyness
10

感動しました。

・あらすじ
舞台はアメリカ、サンフランシスコ。ホームレスもいればオフィスに向かう人々もいる格差社会。
主人公クリスは医療機器を販売する個人営業マン。
軌道には乗らず家賃や保育費、なかなか生計の立てられない日々を送る。
そんなクリスに愛想を尽かし妻には逃げられ一人息子とホームレス生活に転落する。
そんな過酷な状況でも最愛の息子を守るため一か八かの勝負に出る。
ホームレスからアメリカンドリームを実現させた「クリス・ガードナー」の実話をもとにした感動作です。

・感想
妻に逃げられ、モームレスまで転落し毎日寝る場所を確保するにも大変な日々なのに、最愛の息子を守る父親の姿に感動しました。
大変な状況にもかかわらず、息子に心配や不安を与えぬよう遊びを交えて毎日をなんとか生き延びる。
そして息子も父にしっかりついていき楽しい毎日を過ごし2人の親子愛溢れる姿に感動しました。
特に、駅の公衆トイレで眠るシーンでは楽しく過ごすため父親が遊びを提供し過酷な状況にも関わらず楽しく過ごす息子の姿に感動。
そして、父の心中の苦しさがしみじみと伝わり感動と共に切なさや胸の痛みを感じました。
このストーリーが実話だと知り、さらに感動し毎日できることを懸命に取り組んでいこうと、強く思いました。
おすすめの作品です。

生きてるだけで、愛。
9

人生を見つめ直す映画

過眠症や鬱を題材にした恋愛映画。
健康な人には理解されない寧子の言動が繰り広げられるが、最後の別れのシーン、「あんたが別れたかったら、別れてもいいけど。あたしはさ、あたしとは別れられないんだよね、一生」「いいなぁ津奈木。あたしと別れられて、いいなぁ」と、自分自身との葛藤を含んだセリフ。精神病の人だから思うことではなく、誰にでも持っている小さな悩みを代弁したような言葉に感じました。
「あたし」は「あたし」と一生別れられない。自分自身を受け入れ、自分自身と生きていく。簡単のようで難しい事だと思いましたが、タイトルの通り『生きてるだけで、愛。』は、生きているだけでその問題を解決する事ができるし、もしできそうになくても、ほんの一瞬自分や他人と分かり合える時がくる。その一瞬のために、これからも生きていく、と、伝えたい想いが溢れた映画、恋愛映画のように思えて自分と向き合うための映画だと思いました。
また、病気でも健康でも関係なく、人生を見つめ直すべきとき、おすすめの映画です。
趣里の迫真の演技にも注目。有名人だからとか2世だからとか全く感じさせない、この仕事でご飯食べていくといったプロ意識を感じさせられる映画となっていました。

海月姫 / Princess Jellyfish
7

強烈なオタク達が愛しく、笑える!

東村アキコの作品といえば、デフォルメされた濃いキャラクターが登場するのが魅力ですが、この『海月姫』にも、強烈なキャラクター達が集結しています。

この漫画の主人公、月海が暮らすのは、天水館というシェアハウスのようなところ。ここは男子禁制で、女性ばかりで暮らしています。
そして、彼女たちは全員オタクなのです。歴史オタク、鉄道オタク、アンティーク着物オタクなどなど…、それぞれの個性が強調されていて、なおかつ本当にいそうな感じがするキャラクターばかりです。
作者が各界のオタクについてリサーチしたのか、そういう界隈に詳しいのかわかりませんけども、彼女たちのキャラクター設定と描写には脱帽させられると同時に、かなり笑わされました。

しかも、彼女たちの呼び名は「尼~ず」。男を必要とせず、オタク活動に打ち込むことから名づけられたのでしょうが、この発想がすごいと思います。そして、社会的には日陰の存在として生きている尼~ずですが、読んでいて私もこんな仲間と暮らしたいと思えるような楽しさがあります。

尼~ずの天敵は男性とオシャレ人間です。
しかし、そのどちらの特性も兼ね備えた人物が天水館に出入りすることに。
この人物、蔵之介の存在によって、尼~ずは外界に駆り出され、ストーリーが展開していきます。

女顔負けの美しさで、ファッショナブルなリア充の蔵之介は、一見、尼~ずと真逆の人間のように見えますが、言うなれば彼もファッションオタクで、なんだかんだ言って尼~ずと相性が良く、そんなところが微笑ましかったです。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
10

一般的なラブコメアニメじゃない!

私は色々なラブコメアニメを見てきましたがストーリー性やアニメの綺麗さ、音楽の良さなど総合的に見て一番良いアニメだと思います。

舞台は平凡な高校生活ですがラブコメ特有のハーレム系が多くあります。
友達の大切さ、恋のつらさ、部活の大切さなど学生が抱える問題をうまくアニメで表現できているのもこのアニメの魅力だと思います。

主人公は比企谷八幡という少し暗い男子で、友達があまりいなく言葉が多い学生です。
ヒロインは二人いて、その一人が黒上美少女の雪ノ下雪乃、もう一人がテンションが高い由比ヶ浜結衣です。この三人が主にストーリーの重要人物です。
この三人の話す内容や仕草にラブコメ要素がたくさんあり、見ているほうもよく笑ってしまいます。このアニメはシーズン3までありストーリーが長い、このことはラブコメアニメの中でも珍しいのです。

その中でも一番面白いのは最終章である「俺の青春ラブコメはまちがっている完」だと思います。最終章の主なイメージは悲しい物語です。最初から中盤まで悲しい物語が続きますが終盤は一気に恋愛要素が組み込まれ、とても魅力的になります。最初はあまり社交的じゃなかった主人公が男らしくなりとてもかっこよくなります。これも魅力的な一つです。このアニメは若い人におすすめであり、高校生活を振り返れるような作品です。また、ラブコメ好きなひとは見るべき作品です。

League of Legends / リーグ・オブ・レジェンド / LoL
8

世界で最もプレイされているゲーム

『League of Legends』は、オンラインMOBAゲームです。5対5のチームを組み、いろいろなアビリティーを持っているキャラを駆使し、相手のチームを陣地を独占、最終的に「ネクサス」という石を破壊して勝利を掴みます。e-sports界で最も有名なゲーム、と言っても過言ではありません。マップにはそれぞれ3本の道があり、「トップ」、「ミッド」、「ボット」という名称に分かれています。道の間には「ジャングル」という、様々なモンスターが現れるエリアがあります。ひとりひとり役割があり、力を合わせて、いかに相手のチームの陣地を独占していくか、というのが勝負の肝になっていくのです。キャラクターの種類も豊富で、かわいい系からホラー系まで、様々。必ず自分のお気に入りのキャラクターが見つかると思います。同じキャラクターでもいろんなプレイ方法があり、たくさんのアビリティコンボの出し方もあるので、マンネリ化しにくいゲームだと思います。慣れてくるとランク戦に参加でき、そ自分の成長を直に感じ取れるため、なおさら、やる気に繋がります。自分のランクを上げるため、練習して得た勝利は、得難いものです。

ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle
10

ハウルの動く城

私がおすすめしたいのはハウルの動く城です。ジブリ映画のなかでも不思議な映画です。
帽子屋を営む若いソフィーは、荒れ地の魔女によって魔法で老人にされてしまい一気に老けてしまいました。ハウルと一緒に冒険に出かけることになるのですが、だんだんハウルに恋をするソフィーが可愛いです。魔法を解くためにいろいろな手段でやってもなかなか解けないところは、ついつい心配してしまいます。ハウルの城が扉を回すたびに港町に行ったり、森の中に行ったり不思議な映画です。色々なところに行けるのはいいですが、カルシファーが忙しそうでした。また、この曲で人生のメリーゴーランドという曲が使われていて、クラシックで流れているのがとっても癒されます。ジブリは恋愛系の映画が多いですが、ドキドキだけでなく癒しをもらえます。恋愛は宮崎駿監督には必要不可欠なんだと思います。ソフィーとハウルが一緒に暮らしていってだんだんとハウルにソフィーへの気持ちが出てくるのも胸キュンです。また、なぜハウルの心臓を狙っている荒れ地の魔女を家の中に入れたのかはいまだに謎ですが、敵も味方も関係ないと言いたかったのかなと思いました。ハッピーエンドになってほっこりしました。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
9

ありふれた、だからこそ胸に刺さる優しいラブコメディ

インパクトの強いタイトルから少々敬遠されがちで間口が狭くなっている印象のアニメ。タイトルで損をしているのではとの声もよく耳にします。実際あらすじとしてざっくり説明すると、SFチックな要素を盛り込んだハーレム色の強いラブコメ、という身も蓋もないことになりかねないのですが、それらの要素はあくまでエッセンス。メインは思春期の少年少女のありふれた、だけどその時の本人にとってはどんな事よりも重たい問題を主人公を中心とした他人との触れ合いの中で氷解させていく温かなストーリー。どのキャラクターの問題にも、直接戦うでもなく、逃げるのでもなく、うまく躱しながら丁寧に折り合いをつけていくような、穏やかで優しい解決を用意してくれています。また、ストーリーも画面も音もすべてが洗練された印象を受けるのがアニメ作品として素敵なところ。心情に寄り添うような舞台設定や、苦しさよりも温かさを強く感じられる尺の使い方、声優さんたちの丁寧で感情豊かなお芝居など、挙げれば切りがありません。年代性別問わず何かを感じ取れる作品だと思います。ただしひとつだけ難点を上げるとすれば、あらゆる点においてリアリティが強い為に、大きな時代の変化などによって過去の作品になってしまった時にどれだけ魅力が残るのかが不明瞭なところ。視聴できる環境にある方にはなるべく早く見てほしい作品です。

ウィザードリィ外伝 五つの試練 / The Five Ordeals
9

「一生遊べる」と呼び声高い、RPG界の隠れた名作

3Dダンジョン(地下迷宮)に潜り、モンスターを倒して宝箱からアイテムを入手する「ハック&スラッシュ」に特化したRPG(ロールプレイング・ゲーム)。

元は「ウィザードリィ」と呼ばれる米国産のゲーム。コンピュータRPGとしては古典に分類され、日本ではメジャーとなったタイトル「ドラゴンクエスト」シリーズにも影響を与えている。
死亡したキャラクターが消失する事もある手強い難易度だが、それを補って余りあるほどの「ハマる」要素の高さから人気を博した。
日本では移植版のみならず、様々な派生ゲームが発売されている。

本作「五つの試練」はその派生ゲームのうちの一つ。5種族8職業から6人パーティを組み、ダンジョンに挑戦する。
基本システムは最初期のシンプルなデザインであり、動作は軽快でストレスなくゲームは進んでいく。
決してメジャーな作品という訳ではないが、「日本産ウィザードリィの名作は?」と問われれば、本作を必ず推すというファンも多く、人気は根強い。

その人気の秘密は、プレイヤー自身の手で「ユーザーシナリオ」が作成可能であり、公開する事で他プレイヤーに遊んでもらえる点にある。

本作には公式スタッフが作成した5本のシナリオが存在するが、これに加えてユーザーシナリオは100以上が投稿されており、その中には商業シナリオよりも高い評価を得た名作も数多くある。
つまり「五つの試練」のみで実質的に100タイトル以上のウィザードリィをプレイする事が可能。個々のシナリオ品質も高く「一生遊べるウィザードリィ」と評されているのも、決して誇張ではないだろう。