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god_style8のレビュー・評価・感想

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 / あの花 / Anohana: The Flower We Saw That Day
6

アニメ版の総集編。 「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

評価:6

レビュー:
アニメ版を見ていて、ドはまりしてしまったので劇場版を見ました。
アニメ版の最終回は過呼吸になりそうなくらい号泣してしまい、見終わった後も余韻が続くほどでした。
彼と一緒に見たのですが、彼は過去に劇場版を見たことがあったらしく、
「アニメ版の総集編みたいだよ」という感想を事前に聞いてはいましたが、
本当にアニメ版を一本にまとめただけという感じで、少しがっかりしてしまいました。

もっと、アニメ版と違った角度からの描写や、登場人物の心境などを見たかったというのが正直な感想です。
ただ、そんな劇場版でもしっかり最後は感動して号泣しました。
一度見ていて結末を知っていても、感動するものは感動しますね…。

人が亡くなる作品は、見ていて心が痛いのであまり好みませんが、見終わった後は人との関わり方について考えされせられるので、嫌いではありません。
この作品は、家族愛も描かれているところが好きです。
また、超平和バスターズの、子供らしい関係性も好きです。
どこか懐かしい気持ちにさせられました。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」公開から10周年の夏に登場人物の10年後の姿がイラストで公開されたようですが、
こちらも作品にならないか、と期待しています。

moon
10

アンチRPGの礎・もう勇者しない!

ラブデリックが開発し、アスキーから発売されたプレイステーション用のゲームソフトなのですが、最近ニンテンドースウィッチで完全移植版のダウンロード専用ソフトとして発売されたことで再び話題に上がりました。
このゲームを知ったのは、ニコニコ動画で配信されたゲーム実況なのですが、このゲームに出会えたことに本当に心のそこから感謝しています。
ゲームをする人なら何度も何度も倒してきた敵を思い返します。レベルを上げるための作業によって葬られた数々のモンスターたち。このmoonというゲームは、そんなRPGの根底を覆し、疑問を投げかけるゲームといっても過言ではありません。
勇者によって倒されたモンスターたちを蘇らせることにより物語は進んでいくのですが、モンスターたちのキャラクターデザインはもちろん、登場人物みんながそのゲームの中で生き生きと、そして懸命に自分の物語を生きています。
私が何より面白いと感じたのは、主人公自ら何らかの行動を起こさないと、BGMすらかからないところです。能動的に、そして気ままにゲームの中を旅していると、このゲームは何を伝えたいのか、どう楽しんでほしいのかが少しずつわかっていきます。
ラストの選択一つで、衝撃的な真実にたどり着き、またもう一度あの世界を旅したいときっと思うと思います。普通のRPGにちょっと飽きてきたなと思う人は、moonをプレイするとまた違ったゲームとの向き合い方が見えてくるかもしれません。

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

輝かしい青春

中学で弱小バレー部だった主人公、日向は試合で天才セッター影山と出会い、高校ではチームメイトとして強くなるために仲間たちと切磋琢磨して高みを目指していく。

自分の武器であるジャンプ力やスタミナを活かし、最強の囮としてセッター影山とのコンビでチームを勝ちあがらせる。
他のチームメイトも他校のチームとの関わりでやる気が入って開花したり、自分の武器を持ち、磨こうとみんなが全国大会で優勝という目標に向かってボールを追い続ける青春漫画。

地区大会、県大会、全国大会とそれぞれのステージで強敵達と戦い、突破してく。
全国大会が終わり、社会人になった後のそれぞれの進路、恋路も描かれていて面白い。

高卒後プロチームに入った影山や外国に武者修行に行きその後プロになった日向の再会、大人になった後も続く2人の対決は2人が出会い試合した中学の頃から影山を倒すと決めていた日向が、影山のいるトップレベルに這い上がってきて本当に影山に追いつこうと頑張っていたんだなと思う。

私達大人が昔がむしゃらになって部活をしていた頃の自分を一番輝いてた時。
部活が生活の中心でひたすら汗を流して目標に向かって突き進む姿が描かれているこの漫画は、羨ましくもあり懐かしくもある心が沸き立つ内容である。