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go-1173877913999490739721のレビュー・評価・感想

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Close
10

青い鳥のように、大事なものは結局身近にあったんだと思う映画

9.11のテロは当時、遠く離れた日本ですら驚きと恐怖を感じた。
当時のニューヨークに住んでいた人にとっては、その思いはもっと強かっただろう。

この映画は2001年に発生した、アメリカ世界同時多発テロ事件にまつわる映画である。
主人公のオスカーは、テロによって大好きだった父親を亡くす。
その一年後、ふとしたことからクローゼットの中にしまわれていた花瓶から、ひとつの鍵を見つける。
主人公のオスカーはアスペルガー症候群で、コミュニケーションに問題を抱えている。
人との関わりも苦手で、母と喧嘩をすることもある。
それでも大好きだった父の面影を探して、子供ながらニューヨーク中を歩き回るオスカーの姿は、健気で心が温まる。
途中で出会う間借り人やたくさんの「ブラック」さんとの出会いなどによって、オスカーは成長し、本当に大切なものは何かを見つけることになる。
劇中で生きていたころの父を演じるのは、トム・ハンクス。
息子を愛する父は「調査探検」と称してオスカーにさまざまなことを教え、導く。
彼の残した軌跡はニューヨークのいたるところにあり、オスカーはかすかに光るそれを見失わないように奮闘する。
ひょうきんで明るい演技も、いずれテロによって死んでしまうのだという事実を感じさせて、切ない気持ちになる。
9月11日になると、この映画をきっと思い出すようになる。

moon
8

moonが名作か否かはプレイして判断を

プレステで発売されプレミア価格がついていた『moon』。switchで発売という吉報に歓喜し、さっそく購入にいたりました。
名作と名高いですが、発売当時は様々な波紋があったことも聞き及んでいました。
キャッチコピーの「もう、勇者しない」の通り”アンチRPG”を題材としたゲームです。物語の中心となっていた勇者を他者から見たら…というストーリー展開です。
ゲームの進め方やシステムも、私たちの思い描く普通のRPGとは異なっていました。
戦闘は一切無く、主人公の体力を管理しながら歩き回り、町の住民のお願いを聞いたり、勇者に倒されたモンスターたちを救助して成長します。
このゲーム特有と感じたのは、様々な場面を「待つ」ことです。何もせず待つことでクリアできる課題がいくつかありますし、住民の日々の習慣を時間まで待つこともあります。
勇者とは違い、物語の端っこの存在になった気分です。
フィールドBGMなどもほとんどありません。自分で好きな音楽を並べて聞けるという画期的なシステムですが、このミュージック一つ一つの素晴らしさもプレミア価格を頷かせる要素の一つです。
発売時の1997年に勇者を悪役として登場させることは冒険だったと感じますが、それから20年以上経った現在はコンテンツに溢れていて、結構普遍的な題材かもしれません。
しかし、『moon』の優しく、ヘンテコで、物悲しい雰囲気はこのゲーム特有のものでした。
エンディングは、人によってかなり印象が変わるものです。私は、当時の強く感じ入った方々が「名作だ」と声高に言うのも頷けると感じました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

劇場版! 内容、テーマ曲ともに100点

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は、原作での下弦の壱・魘夢と上弦の参・猗窩座の戦闘部分を映画化した作品です。

物語は主人公たちが鬼が出るという機関車に乗るところから始まります。その機関車には、柱である煉獄杏寿郎も乗っていて、協力して鬼を退治することとなります。この機関車に出る鬼が、下弦の壱・魘夢です。乗客を夢の中に閉じ込め、殺そうとしていた鬼です。最初、禰豆子以外が敵の術にはまり危うくやられる寸前でしたが、なんとか術を解き誰も死ぬことなく討伐することに成功します。しかし、下弦の壱・魘夢を討伐した直後に現れた鬼が上弦の参・猗窩座です。そして、煉獄杏寿郎と猗窩座は死闘を繰り広げることとなります。結果は猗窩座の勝利で、煉獄杏寿郎を殺した後は森の中へ逃げて行きました。主人公は煉獄杏寿郎の死に泣き崩れ、物語は終了します。

漫画でオチは知っていたものの、漫画で読むよりも映画で観る方が迫力があります。思わず感動ですすり泣きしてしまったほどです。それほど映像、声優さんが凄いということでしょうか。

そしてテーマソングであるLiSAさんの「炎」という曲がなんとも映画の内容とマッチしており、思わず涙が出てしまうほどです。映画の内容、テーマソングとともに自信を持ってオススメする作品です。