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go-1141347313882971337541のレビュー・評価・感想

インディア・ソング / India Song
10

風土と恋愛

『インディア・ソング』は、フランスの作家、マルグリット・デュラスが自らメガホンを撮った映画です。
作品は1974年に制作されました。
作品の舞台は1930年代のカルカッタのフランス大使館で、大使夫人に惹かれたラホールの元副領事が精神に異常をきたしてしまう物語です。
その主題は愛と倦怠感でしょう。恋しても報われない愛の悲しさ、つらさがこれでもかといえるほど描かれています。
さらにこの映画を特徴づけているのがカルカッタの風土、その暑さが人々の精神を腐敗させていくことが巧みに描写されています。
こういうやりきれなさは寒い土地ではあり得ないでしょう。
もちろん寒い国での生活のしにくさ、生きにくさというのもあるわけで、温暖な土地よりも厳しいと言えます。ただ温暖を通り越して暑すぎると、これはこれで心を病んでしまうのですね。
この映画の主役のフランス大使夫人を演じているデルフィーヌ・セイリグはとても謎めいた魅力を放っています。
この映画のシナリオは、監督であるディラス自身が書いていますが、シナリオを読んだだけではわからない映像の美しさがあるといえるでしょう。
音楽もけだるさを見事に表現しています。ですからシナリオを読んだだけの方は、ぜひとも映画を見てほしいと思います。

バンブルビー / Bumblebee
5

SFアクション洋画感想

2019年に公開された実写映画版「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ作品で、タイトル通りこれまで同シリーズで主役級の活躍を繰り広げていたバンブルビーを本格的に主人公とした作品となっていて、実写映画版1作目より以前の1987年を舞台に、地球に来たばかりのバンブルビーと父の死で心を閉ざしてる少女との交流を描いた、ジュブナイル的なストーリーとなっています。
過去の出来事を描いているだけあって、他のトランスフォーマーのようにバンブルビーが何故言葉を話せないのか、そして「バンブルビー」という名前の由来などいくつかの謎が明かされますが、1作目のストーリーと多少辻褄が合わなくなるのはご愛敬という事になるでしょう。
本作はバンブルビーとヒロインのチャーリーとの交流を中心に描いているため、これまでの作品のようなアクションを期待すると意外な印象を受けます。登場するトランスフォーマーにしてもサイバトロン星の戦争のシーンで多数登場するとはいえ、メインはあくまでバンブルビーのみでディセプティコンも3体ぐらいともっとも少なく、一見スケールダウンのようにも思えます。
しかし、その分個々の印象が残りやすくなっていて、従来ではさすがに食傷気味になっていた感が否めないCGバトルも、トランスフォーマーの数を絞った事で比較的観やすいCGになっていた印象になり、個人的にはありだと思いました。
派手なアクションよりも青春もの的な爽やかさが感じられる作品だと思いました。

四季の狂剣・神無絶景
9

国にとっての英雄ではなく、たった一人の英雄を選択する。

公式の作品ページのキャラ紹介に、堂々とラスボスが紹介されているゲームも珍しい。更にそのラスボスがヒロインも兼ねていると紹介されているのは更に珍しいのではなかろうか。このゲームは一人の無力だった少年が、自分より遥か先に行ってしまった少女に追いつき、少女にまとわり着いた呪縛を力づくで引っ張ってそのまま断ち切る物語。

舞台は「真剣勝負での殺し合い」が国の決まりとして認められている大陸。国のトップとなった少女の下に囲われている少年がその庇護から脱し、様々な出会いと真剣勝負を経て成長していくアドベンチャーパートと、実際にキャラクターを操作する戦闘パートに分かれて進行していく。両パート共に各キャラクターが滑らかにアニメーションして場を盛り上げ、特に戦闘パートでは各キャラクターが所せましと入れ替わりながら戦う様は見ているだけで面白い。ただし操作体系は単純で移動キー・通常攻撃キー・固有技キー・特攻キー、と4つのボタンしか使わない単純仕様。更に言えば特攻キーは使いどころが限られるので実質メインは3ボタンの単純操作で各キャラクターを思うとおりに動かせる。戦闘中は各条件を満たすと「特殊な状況」が発生。例えば自分と相手の攻撃が同時に繰り出されたら得物同士がぶつかりあう「鍔迫り合い」。自分と相手が近・中距離で間合いを計って動かずにいると、お互いが示し合わせて遠ざかる「仕切り直し」等戦闘中は常に画面に動きがあって飽きさせない。

かつての少年が幾多の試合。そして真剣勝負=殺し合いを経て一人前の青年として成長し、最終的に国のトップと対峙した時。かつての少年はかつての少女にこう言った。

「いっしょに――よう」

ReoNa
9

Reonaの絶望ソングとは!?

Reonaとは、陰のある少女らしいルックスながら、繊細で深い、少年のような歌を歌うシンガー。

2017年の「SACRA MUSICオーディション」でファイナリストとなりました。
その後、TVアニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」にて、劇中アーティストの「神崎エルザ」の歌唱を担当し、「神崎エルザ starring ReoNa」としてミニアルバム「ELZA」をリリースし、オリコン8位を記録しました。
2018年8月には、テレビアニメ「パッピーシュガーライフ」のエンディングテーマ「SWEET HURT」にてソロデビュー。
2020年10、THE FIRST TAKEYouTubeチャンネルに「ANIMA」 (TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」最終章のOPテーマ )がアップロードされ一躍話題に。

絶望ソングとは、「背中を押さない」、「手も引かない」、その人の心に徹底的に「寄り添う」ことで、不安やその先に存在する絶望から、救ってくれる。
失恋ソングはあるのに、絶望した時に寄り添う歌がないことに疑問を持ち、「絶望ソング」を歌うことを志す。
今までにはなかった絶望ソングを聞いてみてはいかがでしょうか。