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go-1116949639773571768151のレビュー・評価・感想

Official髭男dism / オフィシャルヒゲダンディズム / ヒゲダン
10

繊細かつリアルな感情表現

『Pretender』や『ミックスナッツ』など、数々のヒット曲を生み出し、老若男女問わず、多くのファンを獲得している4ピースバンド、Official髭男dism。
そのほとんどの楽曲の作詞・作曲を担当しているのが、Vo.&Pf.の藤原聡さんですが、彼らの楽曲がたくさんの人々の心に届く様々な要因のひとつに、藤原さんの作る歌詞に含まれる「繊細かつリアルな感情表現」が挙げられると、私は考えます。
彼の生み出す歌詞は、その情景や心情を鮮明にリスナーの心に届けてくれます。
これは、藤原さんが言葉というものに細部からこだわり、一語一語を非常に丁寧に紡いで歌詞を完成させている結果だと思います。
このように、繊細さは、リスナーに何かを訴えかける上で重要な要素であり、その繊細さが多くの人々に寄り添う楽曲を生み出しているのです。
また、Official髭男dismの楽曲の歌詞の特徴として、リアリティが高いことが挙げられます。
例えば、「こんな風になりたい」と頭で考えていても、それは綺麗ごとで、実際にはなかなか難しい、ということは誰しもあると思いますが、藤原さんの書く歌詞は、理想を抱いてしまうことも、それとは異なる現実も、どちらも肯定したうえで、その心情をリアルに表現しています。
このように、Official髭男dismは、「繊細かつリアルな感情表現」により、多くの人々の心に寄り添う楽曲を生み出しているのです。

うたわれるもの / Utawarerumono / うたわれるもの 散りゆく者への子守唄
10

優しく、暖かく、苛烈で、そして切ない大河浪漫作品

主人公は大けがを負って記憶を無くし、顔に謎の仮面を付けた青年、ハクオロ。倒れているところを助けてくれた女性のエルルゥと、その妹のアルルゥを始めとした集落の人々との心暖まる交流から、この物語は幕を開けます。
ハクオロ以外の人々は皆、体の一部が動物のようになっている(耳が動物のようにふさふさしていたり、尻尾が生えていたりする)亜人間たち。暖かな交流を続けるハクオロの日常は、ある日エルルゥとアルルゥの祖母トゥスクルが領主の一団に殺されてしまったことから激変。重税や横暴に苦しめられ、遂には同じ集落のトゥスクルを殺されて我慢の限界に達した仲間たちを見て、ハクオロは決意します。集落の人々を率いて、領主たちに反乱を起こしたのです。この反乱から、全てが始まりました。反乱を機に、様々な人々がハクオロの元に集います。慕ってくる者。忠誠を誓う者。敵対し、牙を剥く者。人々との交流や敵との戦いを経ていくうちに、ハクオロは無くした記憶と外せない仮面に潜む自身の謎と向き合っていくことになります。
「家族」がテーマの一つとなっている本作は、エルルゥ・アルルゥ姉妹を始めとした仲間との何気ない日常が本当に優しく、まさしく家族のような絆で結ばれていきます。その日常を脅かす敵との戦いでは、ハクオロは兵を率いて容赦のない策を巡らせ、苛烈に敵を倒していきます。それも全ては国を、「家族」を守るためと割り切って。そんな暖かく優しく、時に苛烈な日常が、物語が進んでハクオロの正体が明かされていくと共に、本当にかけがえのないものだったのだと気づかされます。ハクオロが大切にしていた日常、仲間、「家族」。どこまでいっても、ハクオロはそれを守るために戦っていたのだと。そしてEDを迎えたとき、感動で涙が止まらなくなる。
ぜひ、あなたもこの感動の物語、体感してみませんか。

ニンジャバットマン
7

戦国時代の和風バットマンを堪能できる作品?

今回私が紹介する映画は「ニンジャバットマン」です。今作は人気アメコミ出版社の「DCコミックス」が連載している「バットマン」に登場するバットマンと様々なサイドキックや悪役のヴィラン達が劇中に登場するアニメ映画で、日本では2018年6月15日に公開。
今作の舞台はバットマン達がとある事故から戦国時代の日本にタイムスリップし、そこでも悪行を重ねるバットマンのヴィラン達を見てバットマンらは日本でも戦いに身を投じて行きます。戦国時代ならではの各登場人物の和風コスチュームも必見です。
今作の物語はゴッサムシティのアーカムアサイラムにて、超人的な知能指数を持つヴィランのゴリラ・グロッドが開発した装置を巡りバットマン&キャットウーマンとゴリラ・グロッドの戦いが繰り広げられていました。その戦いの中で装置が暴走してしまいバットマンチームとヴィラン達が吸い込まれるように転移に巻き込まれてしまいます。
バットマンが気が付くとそこは日本の江戸の町のような所にいました。困惑しているバットマンの所に、ジョーカーの仮面を被った御用の姿の人物たちがバットマンを発見して捕まえようとします。戸惑いつつも逃走しようとする彼はグラップルガンで高所への撤退を試みますが、昔の日本の街並みには高所が全く無い為、そのまま煙幕に紛れジョーカー御用たちから逃走します。装備による情報探索が得られないバットマンは、情報を得るべく一番怪しく大きな建物の城へと向かいます。城に侵入すると、そこには宿敵ジョーカーがバットマンの前に立ちふさがり戦闘となり、更にジョーカー以外に仮面を被った兵士も襲い掛かり、多勢に無勢であったためバットマンは逃走します。
そんな逃走中の彼の前にキャットウーマンことセリーナ・カイルが現れ、あの装置の暴発の後、ヴィラン達はこの戦国時代の日本に2年早くタイムスリップしており、バットマンが居なかった日本をポイズン・アイビー、デスストローク、ペンギン、トゥーフェイス、そしてジョーカーがそれぞれ国を支配し、またハーレイ・クインはジョーカーの側近として仕えている事が分かり、現代に戻る装置が城にあることを知るのでした。バットマンの恰好では目立つため、宣教師姿でセリーナと情報収集を行い休憩で茶屋に寄った二人は、そこで執事のアルフレッドと合流します。アルフレッドはブルースがいつかこの時代に来ると信じてバットモービルやバットウイングなどの装備を隠し持っていました。ジョーカーを倒しヴィラン共々元の時代に帰ると決意したバットマンはこの装備を駆使して「アーカム城」に乗り込みジョーカーを倒そうとしますが、機械化された城の攻撃と力士姿のベインの攻撃の前に返り討ちに遭います。止めを刺される寸前で、忍者集団の蝙蝠衆と活動を共にするナイトウィングらのサイドキック達に救われて、一旦彼らは飛弾に身を寄せます。
その飛騨でバットマンは事件の主犯ゴリラ・グロッドから招待状を受けとります。ゴリラはバットマンに共闘を申し出、バットマンはそれを承諾します。そしてジョーカーを呼び寄せる為、ゴリラ・グロッドを囮としバットマン達は船の上で戦いを挑み、ジョーカーとハーレイ・クインを捉えるも、本性を現したゴリラ・グロッドと残りのヴィラン達の攻撃、更に現代に帰還を目的としたキャットウーマンの裏切りによりバットマン達は敗北し、ジョーカーの自爆に巻き込まれます。重傷より目を覚ましたバットマンは、最新装備の無い事の焦りや失敗等、自分を見つめなおし再起を図るべく力・武器・食料等の戦力を蓄えます。ヴィラン達もそれぞれ時空転移装置獲得のため城を完成させます。それを見たゴリラ・グロッドはヴィラン達へ富士山麓・地獄が原での決戦を布告します。それを好機と見たバットマン達も決戦に合わせて動き出し、最終決戦に挑みます。
ゴリラ・グロッドが勝負を決めるべくヴィラン達を洗脳し、所有している城を合体させて時空転移装置を起動させようとした瞬間、ジョーカーの横やりによりキャットウーマン共々倒されます。そして、「キング・ジョーカー」という大型ロボットを完成させ、バットマン達に襲い掛かります。危機的なところを猿たちや蝙蝠衆の協力により城に乗り込む機会を得た事で、バットマンはジョーカーを倒す事に専念し、サイドキックはそれぞれのお城にいる各ヴィランの戦国大名を倒すため散らばり、お城に侵入して各々で対決します。そしてバットマンはジョーカーとアーカム城の天守閣で日本刀での一騎打ちで勝負し、その勝負に勝利したバットマンは蝙蝠衆と別れを告げ、時空転移装置の城と共に元の時代に戻ります。そしてエンドロールにて現代のゴッサムシティでゴッサム市警のゴードン本部長とブロック刑事らにヴィラン達は逮捕される様子などが流れた後、ブルースが市長との会合に馬車のバットモービルで向かう所で幕が閉じます。
ポストエンドクレジットではキャットウーマンことセリーナが骨とう品屋さんで戦国時代の日本から盗んだ貴重な骨董品を出品していました。今作ではゴリラ・グロッドというDCキャラの中ではバットマンと同じDCスーパーヒーローの1人であるフラッシュのヴィランですが今回はバットマンの敵でもあり味方でもあるキーマン的な立ち位置います。
この作品では珍しく歴代ロビンが集結しており、初代ロビンことナイトウィングや2代目ロビンことレッドフード、3代目ロビンことレッドロビン、そして現在のバットマンの相棒であり4代目ロビンのダミアン・ロビンも登場します。特にこの4代目ロビンが設定もそのままで登場する作品は少なく、この映画はかなり珍しい登場人物設定での作品ではあります。
原作ではダミアン・ロビンはブルース・ウェインの実の息子で父親であるバットマンとも共闘しているのですが、今作ではその2人の親子関係の様な描写は描かれていません。その理由は私個人的な考察と推測ですが、バットマン初心者でも出来るだけ観やすい様に作られたのでこの様な形になったと思います。
今作の絵のタッチもかなり鮮やかで、キャットウーマンがバットマンに日本中に存在するヴィランを説明する時に青森のねぶた祭り風に3D仕様に描写されていたのがかなり新鮮でカッコよかったです。
バットマンファンでもアメコミ初心者でも男女関係なく誰でも楽しめる作品なのでぜひ映画「ニンジャバットマン」を観てみてください。

アイの歌声を聴かせて
8

夏休みに見たくなるような青春映画。手堅く纏まった優等生のような作品

「アイの歌声を聴かせて」ですが、自分自身が見るキッカケとなったのはレビューサイトや個人からの評判を見て、見てみようかなと思いました。

自分にとって評判が良いというのは正直不思議でした。
情報を調べる限り有名俳優を声優に起用など、アニメ映画でよく聞く失敗の要素が多いのに面白いという声が多い。
ネタバレを回避して調べたため、具体的にどこまで面白いか不明ながらも不安と期待半分で観に行った結果……確かにこの映画は面白い。

話の構成や声優の演技力。必要な部分で存分に作画がヌルヌル動いたりと、個人的にはこちらの作品の方が上であると断言します。

内容は近未来、ネットなどの現在よりも設備が充実した世界の田舎でこの話は始まります。
主人公は田舎に住む高校生の女の子。主人公は母親と二人暮しで関係も良好ですが、通う高校の皆からは冷めた目で見られています。
どうしてそういった目で見られるのかは序盤の台詞から察せますが、作中で明かされていきます。

そんな主人公のクラスに中で女の子の転校生がやってきます。
この転校生がもう1人の主人公と言える存在で、この映画のキーであり進行役です。
主人公と転校生の出会いは何事もなく……とはいかず、何故か主人公とは面識が無いはずなのに転校生は主人公の名前を呼びます。
もちろん、主人公はなぜ彼女が自分の事を知ってるのかは実は理解していました。
なぜなら彼女こそ、今朝母親の仕事のデータに映し出されていたロボットだったからです。
だから彼女は自分の事を知ってるのだと考え、同時にこれは極秘の実験故に発覚すると大問題。
そのため彼女がロボットである事を知られては行けない、隠さなければ!と思い、そこから物語は数人のクラスメイトを巻き込んで動き出します。

見終わったとき感じたのは充実感と、不思議と夏を感じました。
青臭いような青春劇を見せられ、ミュージカルも見せられ、と人によっては共感羞恥を感じてしまうかも知れません。
しかし、それも序盤まで。
映画はオムニバス形式のように理解しやすく物語が進んでいきます。
進むにつれて張り巡らされた伏線に驚き、物語に魅せられていきます。

絶賛、とびっきりの名作ではありません。
しかし、ふとした拍子にあの映画良かったなぁ……そうなる映画です。
公開のタイミングが悪く、多くの人に観てもらいたいと思いレビューしました。
オススメです。

Biohazard Gaiden / Resident Evil Gaiden
2

本編の雰囲気を無視した作品

この作品は本編の雰囲気を無視した、いわゆる「黒歴史」作品です。
とにかくキャラ崩壊の激しい作品であり、目が点のようになったレオン、髭もじゃで猿のような顔のバリー、ギャグマンガのような顔をしたヒロインのルシアなど、ビジュアル面に関しては良い点が1つもありません。ゲームボーイカラーの作品であることを差し引いても、このクオリティは擁護のしようがありません。性格面に関しても、レオンは冷静で余裕がある本編と異なり、やたら悪態をつく小物に変更されており、バイオハザードシリーズファンとしては非常にガッカリしました。
戦闘面もアップテンポなBGMを使用したリズムゲーという面を備えており、緊張感のある本編とは明確に異なる雰囲気を覚えます。最初はこのようなリズムゲーも楽しいですが、テンポの悪さと単調さにだんだん飽き飽きしてきます。普通のシリーズ作品では最強の武器であるロケットランチャーでザコ敵を一撃で倒せるのに、それができないのも本編に対する冒涜であり、本編が好きで好きでたまらない人ほど苦痛に感じることでしょう。
バイオハザードシリーズとしては最低ですが、普通に遊べる点で商品の体は一応保っており、独立した作品としてはそれほど酷くも無いので、評価はオマケして2点です。