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go-1020116550498294643481のレビュー・評価・感想

斉藤和義 / Kazuyoshi Saito / せっちゃん
10

彼こそ真のマルチミュージシャン

皆さんは「マルチミュージシャン」と聞くと誰を連想するだろうか。X JAPANのYOSHIKI、YOASOBI、米津玄師などミュージシャンの分類は多岐に割っているが、私は斉藤和義彼こそが最高のマルチな才能を持つミュージシャンだと思っている。

まずは彼の代表曲を上げておく。やはり頭に浮かびやすいのは「歩いて帰ろう」「歌うたいのバラッド」「ずっと好きだった」「やさしくなりたい」「月光」「メトロに乗って」。上げていけばキリがないが、このあたりの曲ではないだろうか。

当時人気だった子供番組のテーマソングから、CMのイメージソングまでこなす、彼の曲はポピュラーで耳に残りやすい。
そんな曲を何曲も長年にわたって書き続けている時点で凄いが、もっと特筆する部分はこれらの曲のレコーディングの大多数の曲を1人ですべての演奏を行っていることだ。

テレビなどを見てもギターを片手に飄々と歌っているイメージが強いが、レコーディングになれば彼は1人ですべての楽器の演奏を行う。彼のライブでもその様子を見ることができる。
定期的に行っている弾き語りツアー中でもその場でギターフレーズやベースフレームをとり、後ろに下がったかと思えばドラムを叩きながらステージに再登場する。

よくミュージシャンが休憩中にやるような簡単な楽器交換でなく、すべてをプロ級に演奏できてしまう。もちろんメインのギターに関しては、歌いながらコードだけでなく、ソロを弾ききってしまうほどにレベルが高い。彼ほどにマルチな才能に溢れてるミュージシャンは、今の自分では思いつかない。

もう1点、彼のマルチな部分といえばライブの幅の広さだ。

先述したように、彼は弾き語りだけで大きなホールを満員にするほどの集客力がある。それだけではなく、バンドスタイルでライブハウスから日本武道館まで埋めきってしまう。
彼は1人であろうがメンバーを引き連れていようが、お構いなしにすべての公演が即完売してしまうほどに高い人気があるのだ。

またそれらのツアーを彼は定期的なスパンで行っている事もあり、ライブシーンでも彼のマルチな才能に驚かされる。

最高の人生のはじめ方 / The Magic of Belle Isle
8

見た後に心が温かくなるストーリー

モーガン・フリーマン演じる元作家が夏の休暇で訪れた、そこに暮らす人たちとのお話です。ものすごい盛り上がりがあるわけではないのですが、ごく小さなコミュニティの中で人と人との触れ合いと登場人物の心の動きを丁寧に描いています。町の風景もキレイで、こんな場所にいたらみんな穏やかになるんだろうなとうらやましく感じます。作中に登場するベートーベンの曲もとてもステキで映画にマッチングして盛り上げています。
モーガンフリーマンの台詞がいちいち美しくて詩的で、その世界観に入り込んでしまいます。そんな風にきれいな言葉で口説かれたら、誰でも恋に落ちちゃうよなと思いながら見ていました。月明かりの下でワルツ、だなんて、ロマンティック!
また3姉妹が登場するのですが、その子たちがみんな素直でいい子!思春期の長女も母親が昔記した日記を見つけて読み、自分と同じ経験をしていると知って、突っぱねていた母親に自分から距離を縮めに行きます。その時の母親も、ごく自然に接していて、いいなあと思いました。次女は3人の中で一番奔放で、知的な子ですが、感受性が豊かで個性的です。お隣に越してきた主人公に小説の作り方を習うのですが、もし自分がそうなら夢みたいな話ですよね。3女がきっかけで、主人公と3姉妹の母親はひかれあうのですが、それぞれにちゃんとキャストの役割があって、見ていてわかりやすいし、とても心が温かくなるお話でした。