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go-1007502096666587997103のレビュー・評価・感想

はじまりのうた / Begin Again
8

はじまりのうた

主人公のシンガーソングライターのグレタは彼氏のデイヴが作った曲が、映画で採用されイギリスからニューヨークへと来たが彼氏が浮気したため、別れる事にした。グレタは友人のスティーブのもとに行き、落ち込んでいるグレタを元気づけるためにライブバーへと向かう。そこでグレタはステージに無理矢理上げられ、オリジナルの曲を歌うことにした。そこに偶然来ていた落ちぶれた音楽プロデューサーのダンの目に留まる。ダンはグレタに一緒に曲を作ろうと持ちかけて、2人は制作することにした。
ダンとグレタの音楽制作はニューヨークの街中て作られた。街の音も入れながら制作が始まる。街でたまたま出会った子供たちに協力してもらったりして制作は進んでいく。そんな中、ダンとグレタは喧嘩になってしまう。仲直りとして、お互いのプレイリストを流し合いながら、夜の街を歩いていく。
そしてアルバムが完成し、恋人だったデイヴに聴かせた。感動したデイヴは、グレタに昔一緒に作った曲をライブで歌うから聴きに来て欲しいと言うと、グレタは歌う条件としてアレンジなどはせず、そのままの原曲で演奏することを提案する。そしてグレタはデイヴのライブを聴きにいく。そこでデイヴのファンたちが自分が一緒に作った曲を聴いている姿を見て、グレタはその場から立ち去ってしまう。

ロケットマン / Rocketman
10

栄光と挫折と勇気

エルトン・ジョンの半生を、キングマンやSING!で大活躍のタロン・エジャトン主演でお送りする自伝ムービー。世界的に有名なスターアーティストのエルトンの幼少期から、あの名曲の作成秘話まで、一つのアルバムを聴いているかのように話が進んでいく。そして、なんと言っても主演のタロン・エジャトンの歌唱力、表現力が素晴らしい。幼い頃から、厳格な父と自由な母の間で育ち、悲しい思いを幾度としていた。その時に支えてくれていたのは、祖母で、エルトンの才能を見出す。その後彼は、ピアノを軸に活動し、パブやバンドで生活をしていた。自分の恋愛の対象が同性である事に気づくも、内気なエルトンはその事を誰にも言えずにいた。何かが欠けている状態で過ごす日々。そしてアーティストを目指す彼が、出会ったのが、共に名曲を生み出すバーニーであった。彼と共に曲を作り、またたく間にスターロードをかけ抜けていくのである。薬物やアルコール、セックス依存症に加え、癇癪持ちで”エルトン・ジョン”として生きる彼が一つずつ自分の殻を脱いでいった時に、本当のスターロードが始まる。この映画は、音楽好きな方にもおすすめですが、何より何処かに孤独を感じる、誰にも愛されていないかもしれない。そんな自分の弱い部分を真正面から受け止めてくれるような映画です。

聲の形 / A Silent Voice
5

イジメを焦点にしたリアルな人間を描いた作品

人間の本質にある「イジメ」をテーマに、これ程までリアルに7巻で完結させた作者に感嘆する。耳に障害のある主人公西宮硝子のイジメを、もう一人の主人公石田将也のレンズを通して読者に見せる演出をしていて、読まれる人の中には、ある種のいわゆる善悪の根本である「人間の気持ち悪さ」に酔いがまわる為、ひとまず1巻読まれた後、嫌な気持ちにならなければ読み進める事をオススメしたい。ただし、最後まで読まれたら、きっとこんな気持ち悪い人間という生き物も希望があり、一つずつ勇気を出していけば、誰でも未来がみえてくるんだなとジワジワと感じられるはずである。まず、人間の気持ち悪さを一番感じてしまうキャラクターが、担任の竹内先生だ。見て見ぬふりや、相手や環境によりコロコロ変える、先生としての立場を絶対的に守る人間性が描かれているところに、少なからず誰しも経験のあることがあるだけに、竹内先生を否定しつつも歯がゆくなるところもまた人間というものを感じる。しかし、5巻で竹内先生の人間性の良さをリアルに、だが、さりげなく目立たなく、描かれているところも現実味におびている。また、両主人公の母親の言動、行動にも鳥肌モノだ。親の立場、目線からそれぞれの主人公を思いやり守りたいがために言い放つセリフに圧巻される。両主人公の母親の、1巻と最終7巻での活躍も見所のひとつである。