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gacgac0202734のレビュー・評価・感想

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
10

明日が見えなくても明日へ向かう映画

公開当時、父と映画館へ見に行きました。しんちゃん映画といえば、こちらと「アッパレ戦国大合戦」の二大巨頭ではないでしょうか。
公開当時、私はまだ小学生で、作中の「オトナが懐かしんで暮らす昭和の世界」を見ても、なにやらテレビの中の世界を見ているような気分、といった感じでした。夕食時にアニメをやっている時代だったので、いつも夕食の時は、私に付き合ってアニメを見せられているようなだった父が「これは懐かしいなぁ…」と小さな声で呟いていたのをとてもよく覚えています。特に、オトナ帝国に操られてしまったひろしが、自分の靴の匂いで、子供の頃から現在までの記憶を取り戻し、正気に戻るシーンは、私も泣きましたが、隣の父が号泣していました。普段はアニメを見ていると「またマンガみてるのか~」と言っていたような父が、アニメで、しんちゃんで泣いているのは衝撃でした。
ラストの、東京タワーのような建物をボロボロになりながらも諦めずに駆け上がるしんちゃん。きっとあれは「上に行って敵の陰謀を食い止める 」と言うより、「この先の未来へ向かっている」のが本当の意味のような気がします。有名映画ですが、まだ見てないなという方は今からでも是非ご覧になってください。未来へ向かうしんちゃん達から、アツいパワーを貰える作品です。

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second
8

切ない恋愛アニメ映画

新海誠監督のアニメ映画「秒速5センチメートル」のレビューと感想を書きたいと思います。
この作品は3つの短編アニメを合わせたものです。
最初の短編では貴樹と明里との両想いの物語から始まり、2人はまだ小学生でした。
しばらくすると明里が転校する事になりました。それから数年がたち2人は文通をすることになります。
中学生になった2人はとても遠いい場所にいました。
2人は再開することとなり、それから会うことはなくなったようです。

2作品目では、高校生の花苗が貴樹に恋愛感情を抱き、貴樹は宛先のないメールを送ろうとしたものの、消してしまいました。

3作品目で貴樹は大人になっており、女性と付き合っても破局するという事が描かれていました。
この作品では山崎まさよしの音楽が流れ、その音楽と貴樹の誰かを探すシーンがマッチしていました。
そこで女性と破局したり、仕事を辞めたり、色々な描写がなされていました。

3作品の短編はそれぞれに関連し、1つの作品になっており、桜の花びらが舞い落ちる速度が物語の内容と非常に合っていました。
人と人の距離感についての話なのかと思いますが、恋愛作品にしてはすごい距離感があり、人間の生々しい現実を描いていたと思いました。

最後に貴樹と明里は大人になって電車の踏切ですれ違うのですが、明里は振り返らず、貴樹は振り返っていました。
そして貴樹は何かすっきりとした表情になりました。

この作品は言葉で多くを語らず、アニメの動画で語っている所が多いと思います。
見ているととても切なく感じる作品になっています。