fb-8054576063055929@fb-8054576063055929

fb-8054576063055929
fb-8054576063055929
@fb-8054576063055929
8 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
fb-8054576063055929

fb-8054576063055929のレビュー・評価・感想

8 1/2 / ハッカ ニブンノイチ
10

映画を作ることに関する悩みを率直に表現した映画

映画『8 1/2』はイタリアの映画監督、フェデリコ・フェリーニが撮った作品で、1965年の公開当時から問題作と言われ、傑作とされてきました。
この作品はどこが魅力的なのでしょうか?
それは映像の魔術師と呼ばれたフェリーニらしく夢幻的なシーンであり、当時映画作りに悩んでいた彼の心情を描いた「映画に関して描いた映画」というそれまでの映画になかった主題の面白さでしょう!この作品は、即ちメタ映画だったわけです。この映画の前衛性は時代を超えてフレッシュですね!
主人公グイドを演じたマルチェロ・マストロヤンニは当時人気絶頂だったので、演技に勢いがあり、それもこの作品の魅力の一つとなっています。そしてスウェーデンの大スター、アニタ・エクバーグもこの作品において重要な役を演じていて、この映画を魅力的にしているのも特筆すべきですね!
この作品のなかでフェリーニは主人公が見る夢を描いていますが、その描写はその映画監督の悩みを巧みに反映していてとても見事です。実は映画のなかで夢のシーンを撮るのはとても難しいのですが、この作品ではとても自然に描かれていて見る者に違和感を抱かせません。そのシーンのなかで監督は子どもに戻っているのですが、フェリーニは他の作品同様、子どもを巧みに使っています。これも見逃されがちですが、忘れてはならない点です。

ラストベガス
8

心あたたまるコメディ

『モーガン・フリーマン』、『マイケル・ダグラス』、『ロバート・デ・ニーロ』、『ケビン・クライン』というゴージャスな4人が主役のハートフルコメディ。
4人のうち唯一の独身者がついに結婚する事になり、高齢となった親友4人がバチュラーパーティーのためラスベガスに集結。
このシチュエーションだけでもすでに期待が高まります。
高齢ゆえに「これが最後のベガス」という状況とかけたタイトル『ラストベガス』も、何気に人の気を引くのではないでしょうか。
4人が会うのは数年ぶり。
それぞれの事情があるだけではなく、しばらく疎遠になっていた仲間もいて、集合があやぶまれる中なんとか4人が揃いました。
ここまででこの先のストーリーがどのように進んでいくかはおおよそ見当がつきますが、いざ見始めると、様々な問題や日常を振り払い、場違いなベガスで想像以上に行動を起こしていく4人から目が離せず、一方でその行動のうらに隠された彼らの思いにこれまた期待通り、いや、期待以上に感動したり。
笑い、ドキドキ、感動の3点セットの作品です。
随所にクスッと笑えるようなシーンが仕掛けてあるのも楽しく、最初から最後まで楽しめます。
友情を描いた作品は数々あると思いますが、これは見て損はないと思います。