d-man4@d-man4

d-man4
d-man4
@d-man4
6 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
d-man4

d-man4のレビュー・評価・感想

インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険
4

紙芝居パートで作品自体の評価が総崩れに

この作品はアクションRPGで、アクションパート自体はそれなりに遊べる出来になっています。しかしユーザー達から「紙芝居」と揶揄される止め絵パートは、どうしようもない脱力的なシステムで、これこそがこの作品自体の評価を台無しにしています。
「ストーリーは最初に原作漫画で知りたい」という主義のプレイヤーにとって、この「紙芝居」は余計なお世話なシステムで、ある意味では二重に作品の評価を損ねる要素とも言えます。

ではRPGとしてはどうなのかというと、正直なところ魔法が余りにも強力で、少なくとも雑魚戦闘においては敵が集団で襲っても味方で魔法攻撃を撒けば大体何とかなります。だからといって物理攻撃が役立たずなのかというと、そのようなことは全くなく、寧ろ1対1戦では物理攻撃が主体となります。
他にも戦闘中のHP回復の概念も当然ドラゴンクエストの派生作品なのでちゃんと存在しており、きちんと回復を怠らなければボス戦でもそれほど苦戦することはない、真っ当なゲームバランスとなっています。
「紙芝居」パートのせいで、いわゆる「クソゲー」の評価を受けていますが、普通に遊べる範囲ではあります。ただ、せめてストーリーパートがまともなら、評価も幾分かマシになったのではと思います。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

アニメ『スパイファミリー』は何も考えずに楽しめる

アニメのオープニングから『ルパン』や『カウボーイ・ビバップ』などを彷彿とするジャズな感じがカッコイイです。
頭の良いカッコイイスパイであるロイド・フォージャーと、人の心が読める能力を持った可愛らしいアーニャ・フォージャー、優しい心の持ち主であり美人な人殺しヨル・フォージャー。それぞれ全く違った背景を持った3人が出会い、擬似家族になり、3人でさまざまな課題をのりこえながら絆を深めていくところに感動と面白さを感じます。アーニャの可愛さ、健気さ、成長には笑いと感動が沢山あり、又、アーニャから優しさの感情を学ぶロイドの姿にも注目です。
特にアーニャの成長を感じられるのがイーデン校への入学前の試験や面談、そして始まる学校生活です。同級生とのぶつかりあいで、自分の感情を抑えながらヨルのアドバイスを参考に冷静な判断のもと怒りを抑えて笑顔を作るシーンは、笑いとぐっとくるものがありました。(その笑顔は引きつった笑顔で、笑いもあり名シーンである為、SNSでもアーニャのコスプレでその笑顔を作る人やイラストを描いている人も多数見かけるほどです)
その大人の対応による笑顔によって友人ベッキーの心も掴み仲を深める子供社会の面白さも見どころです。
難しい事を考えず見れるのでスッとストーリーが入ってくる事と、カッコイイ、可愛い、笑い、感動、学び、ハラハラなど沢山の面白さが詰まったストーリーです。

NARUTO / ナルト
10

NARUTOについて

今回私が紹介するのは、岸本斉史先生による漫画作品の『NARUTO』です。この作品は、1999年から2014年まで週刊少年ジャンプにて連載されており、単行本は全72巻となっています。2002年にはアニメも放送され、2007年からは『NARUTO 疾風伝』に名前を変え、2017に長い物語に幕を下ろしました。
この物語は、ある事件により体内に九尾の妖狐を封印されてしまった落ちこぼれ忍者のナルトが火影を目指していく物語です。火影を目指す道の中には、恩師との出会い、仲間達との出会い、修行の旅、など良いことだけではなく、様々な困難が待ち受けています。そんな環境の中で仲間たちと成長していく姿には目が離せません。
この作品は当然、ナルトが成長していく物語ですが、他の登場人物にも多くの魅力があります。悪役にもなぜ悪の道に進んでしまったのかというバックグランドがしっかりとあったりと、ただの悪役で終わらせないのもNARUTOの魅力の一つです。
ここで一つ、私が好きなナルトの名言を紹介させてください。「オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ 険しい道の歩き方だ」です。このセリフは、作品が終盤に差し掛かった頃の敵にナルトが言うセリフです。このセリフに私は辛い時、背中を押されました。NARUTOは至る所に名言が散りばめられており、そのどれもが胸に刺さり考えさせてくれます。NARUTOを読む前と読んだ後では、どこか違う自分に出会えることでしょう。ぜひ、騙されたと思ってみてみてください。気づいた頃にはあなたも、NARUTOの大ファンになっているはずです。

ラブライブ! / Love Live!
10

万人にオススメできる最高のアイドルアニメ

ラブライブというタイトルを聞いたことがある方は、けっこういるのではないでしょうか?
ラブライブはアニメ界隈では、とても有名なアイドルアニメのひとつです。そして素晴らしいアニメのひとつです。これは胸を張って全人類にオススメできます。なぜなら、ちょっぴり個性的で普通の高校生の彼女たちが、スクールアイドルとして成長していく様を見届けることができ、そこには笑いと感動が待っているからです。
ここからネタバレありきになりますが、まず高坂穂乃果(主人公)の通う学校が廃校になるところから始まります。どうにかして廃校を阻止したいと思った穂乃果は、スクールアイドルとして活動しているA‐RISE(のちにライバルユニットとなる)のLIVE映像とご対面します。それを見た穂乃果は幼なじみや後輩、生徒会長までもを巻き込んで、学校を廃校から救うためにスクールアイドルになることを誓います。スクールアイドルは華やかな反面、生易しいものではなく、彼女たちはあらゆる困難(アイドルの厳しさや思春期の悩みなど)を乗り越えた結果、今までの努力が幸と成して廃校を防ぎ、ついにはラブライブ優勝を勝ち取ります。そしてラブライブ優勝した後、卒業したらどうするかという問題に直面した彼女たちが、綺麗な夕日のバックにユニット解散を宣言する様は涙無しでは見られません。
ラブライブは万人にオススメできる最高のアイドルアニメです。
アニメ版でだけでなく劇場版も最高なので、是非ご興味を持たれたらご視聴願います。

Sound Horizon / サウンドホライズン / サンホラ / 幻想楽団 / Linked Horizon / リンクトホライズン / リンホラ / Revo
9

物語と音楽の融合。素晴らしいアーティストたちの共演による無限の可能性。

重厚な音楽にのせて紡がれる物語の数々。正解が存在せず、すべての解釈が肯定される広大な世界。唯一の正規メンバーであるRevoさんをリーダーとして、作品ごとにあらゆるジャンルから数多くのプロが集まり作り上げられる圧巻の音楽と、コンサート&ライブステージ。そして、その非常に完成度の高い作品のどれをとっても聴き手に委ねられた部分が多く仕組まれており、聴く側に"考える事"をやめさせないパワーがある。
そんなSound Horizonの1枚目のアルバムは、少人数で作られた歌詞のない同人CDでした。メジャーデビュー以降とはかなり印象の違うゲームサウンドに近い作風。しかし、内包された世界観の広大さはこの時からしっかり存在しており、後に歌詞も付けたリメイクCDが公開されています。
リーダーであるRevoさんを”陛下”と呼称したり、ファンを"臣民"や"ローラン"と呼称したり、Sound Horizonの世界を”王国”と称したりと、些か癖が強く入り口は狭く感じますが、そのどれもが現実と程よい塩梅で切り離して作品を楽しむためのエッセンスです。
作風自体の癖も強いですし1曲ごとの情報量も多いので好みは分かれると思いますが、もし少しでも魅力的に感じる部分があったら是非1度、じっくり触れてほしいアーティストです。