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anurimn0のレビュー・評価・感想

96時間
7

娘を救うため最強の父親は立ち上がる

「96時間」は、リーアム・ニーソン、ファムケ・ヤンセン、マギー・グレイスなどが出演するアメリカアクション映画。脚本はリュック・ベンソン、代表作が「レオン」で有名だ。

パリへ旅行に行った娘から電話が来るところから、物語は始まる。父親のブライアンは電話に出るも、娘が突如誘拐される。元CIA捜査官であるブライアンは娘の助かる時間が迫る中、身につけた技術を使い奮闘していく。

本作における良さを3点、紹介する。
1つ目は、主人公ブライアンが戦いのスペシャリストとして大活躍すること。銃撃戦や肉弾戦がド派手に展開される描写や、元CIA捜査官という設定からキャラクターの強さが活かされ、見応えがある。
2つ目は容赦がないこと。アクション映画の良さと前述の戦いが相まって、次から次へと出てくる敵への攻防が飽きを感じさせず、スカッとしたい方におススメだ。同じくアクション映画であるデンゼル・ワシントン主演、「イコライザー」がお好きな方にも本作は一押しできる。
そして3つ目は主人公ブライアンの娘への愛。助けたいが一心で戦いの場に飛び込む姿は。緊迫した状況を作り出し、手汗握る映画体験ができる。

アクションだけに終わらない、ヒューマンドラマ要素が含まれた映画である。

蒼太の包丁 銀座・板前修業日記
8

普段の食事に+α

日本食って奥が深い、健康的、美術的だなど海外からの評価はいいものの私たちは本質を知らない。
そんな日本食を料理人へと修行中の主人公 蒼太と共に知識を深めていく。修行している身なので親方から日本食の知識を過程を踏まえて知ることができるし、ちょっとした料理人のドラマも垣間見えるよくできた物語である。
調理工程やその食材に関する知識など、ちょっと日本食が楽しくなるようなことがたくさん出てくる。たとえば、たまに日常でも、「腹黒い」なんて人の性格を揶揄する言葉があるだろう。その由来をしっているだろうか?実は魚の「サヨリ」から来ているのである。身はしなやかで美しいサヨリだが捌くと腹のなかはとても黒々としている。ここから「腹黒い」という言葉はできている。このような知識と共に素材そのものを生かした日本食のイラストとですぐにでも食べたくなるような物語が描かれている。
他にも日本特有の四季がはっきりしているおかげで、季節ものを題材とした回や地方の特産品などを題材としている。自身が旅行に行った際、探してみるというマンガの外にも楽しみが見つかるのだ。これも例を出しておこう。鮭という魚に「トキシラズ」と呼ばれているのがあるのはご存知だろうか。鮭の旨味が格段に違うらしい、さらにその上をいく鮭も存在するのだとか。それは自身で読んでみて確かめてほしい。

あそびあそばせ / Asobi Asobase
9

本当に笑えるギャグアニメ。

OP詐欺というのがこれほど似合うアニメ作品もないと思います。OPに出てくる可愛くて清楚な3人の女の子は一切にアニメに出てきません(笑)
このアニメの主人公は3人の女子中学生です。家はお金持ちであり成績優秀と非の打ちどころがないように見えますが実は3人の中でも一番の変人である本田華子、見た目は金髪碧眼の美少女ですが実は英語が全く喋れないのに加えてその美少女ぶりを台無しにするとある身体的特徴を持つオリヴィア、一見すれば優等生っぽい見た目でありながら英語の成績は壊滅的であり中学生とは思えない巨乳の持ち主である野村香純。これらのことからもわかる通り、その女の子がみんな個性爆発しているのです。
このアニメは彼女たちが学校に無許可で設立した「遊び人研究会(通称あそ研)」の中や彼女たちの周りにいる個性にあふれた人物との出来事を中心に、1話単体でストーリーが進んでいきます。
この作品の見どころは、やはり個性にあふれた主人公の3人でしょう。また、彼女の周りに出てくる登場人物もまたかなりの個性の持ち主で、その子たちとのやりとりも笑えます。
正直、ただの百合アニメと思ってみるといい意味で期待を裏切られることは間違いありません。

きっと、うまくいく / 3 Idiots
10

怒涛の三時間!笑い驚き、感動してまた笑う

きっと、うまくいく。初めて見たインド映画です。インド映画は時間が長いというのは耳にしたことがありましたが、約三時間の映画という事実がまず最初の驚きでした。ですが、三時間という長さを感じさせないほど、内容がとても濃いです。しかも、何でもないような会話たちが意外なところで伏線として回収されるさまは、見ていて爽快です。そして肝心のストーリーは、お金持ちの家から来た、変わり者のランチョー。生まれた時に職を決められ、夢がありつつも逆らえないファルハーン。苦しい家庭事情を抱え、プレッシャーに苦しむラージュー。この三人の、大学生活とその十年後が舞台です。大学卒業を機にランチョーは、大学時代に交流のあった人たちとの関わりを一切絶ってしまいます。しかし十年後、ファルハーンとラージューのもとに同級生から“ランチョーの居場所がわかった”と連絡がきて、行方不明の彼を探しに行くのです。その道中に、大学生活の回想が入ります。ランチョーとファルハーン、ラージューの三人は、大学で何度も学長に呼び出される悪友でした。それというのも、学長は何事も人に勝つこと・一番になることをモットーとしている人で、人生を競争と考えないランチョーを中心とする三人と真っ向から対立していたからです。この学長対三人のバトルから、学長が大勢の前でとんだ恥をかかされ大笑いしたり、ラージューが命の危機に瀕して呆然としたりします。いつの間にか自分まで、この悪友たちと気持ちを同じくして見ていました。そんな時を共に乗り越え固い絆で結ばれた親友を、遂にファルハーンとラージューは見つけたと思いました。ところが、彼らが見つけたと思ったランチョーは、彼らが知っていたランチョーではなかったのです。この時から、本当の彼を早く知りたくてうずうずします。しかし、ここもまだまだ序盤なんです。彼らの笑いあり涙ありの青春と、ランチョーをめぐる謎が明かされる時の痛快な気持ちをぜひ味わってみてください。