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amu10machiokaのレビュー・評価・感想

センゴク権兵衛
8

戦国時代に実在した武将、センゴク権兵衛こと仙石秀久の一代記

戦国時代に実在した戦国武将、センゴク権兵衛こと仙石秀久に焦点を当てた戦国漫画です。物語はセンゴク権兵衛が織田信長に仕えるところから始まっています。織田信長の前に敵方の捕虜として捉えられたセンゴク権兵衛が、自分の力でその後の人生を切り開く戦いに勝ち、それがきっかけで織田信長の家臣の豊臣秀吉の配下となるところから始まります。出来るだけ史実に忠実に描かれている漫画なので、時代背景だけでなく戦国時代の戦い方なで研究して描かれているので歴史を知る上でも勉強になります。豊臣秀吉の配下としていくつもの戦いで活躍する姿も、残されている歴史書などを根拠に描かれているので非常にリアルです。実在した城の様子や攻め方なども本物のように描かれ、あたかも本当に戦国時代の戦を見ているかのような描写力は、素晴らしいです。織田信長が明智光秀に裏切られた理由も根拠のある歴史書などを基に描かれ、謎の多い本能寺の変や豊臣秀吉のその時の九州大返しなども、「なるほど」と納得させられました。ストーリーは後半戦に差し掛かっているのですが、一度は失態を犯してしまった仙石秀久が戦で活躍をあげて盛り返すところです。事前に仙石秀久の経歴などを知っていても十分に楽しめる、戦国漫画です。歴史好きにはピッタシのハマること間違いありません。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX / 攻殻機動隊 S.A.C. / 攻殻S.A.C. / 攻殻S
9

サイバーパンクにおいては外せない名作、そのアニメシリーズのひとつ。

本作は士郎正宗氏の漫画を原作とする作品の一つであり、最初の映像化である映画やさらに後に発表されたARISEの中間に位置づけられるアニメシリーズになる。
神山健治氏の手がける本作は第二クールまで続いており、全編を通しては"笑い男"や"個別の十一人"といった主要事件を追いながらも、話ごとに別々の事件を取り扱った主人公・草薙素子をはじめとする面々のストーリーがつづられている。
個人的にこの作品に対して最も惹かれた点は、電脳化や義体化といったヒトと機械との融合が深く進んだ環境というこちらから見れば”非現実”な世界の中、”現実”に住む我々にとっても決して無視できない"魂"や”自我”のようなもの、さらには難民や薬害などといった社会的な問題に関する問いかけに満ちている点であった。
作品の構成としても、高度な技術の発達によって得られた恩恵の裏、反対に浮上した問題やイデオロギー・経済といった無くならない対立、巨大組織の裏で蠢く闇のようなものがありありと描写されているという点においては目を見張るものがある。
アクションシーンの描き方も緊張感に溢れているだけに、アニメとしてももちろん優秀でありながら、さながらドラマのような緻密さ・奥深さもまた兼ね備えたひとつの"作品"として素晴らしい。
そういう土台作りをされたうえで飛び出してくる話が、我々人間自身の問題に関する問いかけであればこそ深く考えさせられ、また長く心を掴む作品として仕上がっている。
私自身も視聴しながらそう言った問いへの答えを模索し、作品世界を生きる彼らの心情に少しずつ沿いながら行く末を見守っていただけに、ひときわ深い没入感を感じることができた。
今となっては二千年代という過ぎた時代の作品になってくるが、現代作品からこれほど奥深い作りの作を探し当てようとするのは至難の業であろう。
もっとも書き手作り手がこういうものを作りにくい環境にあることも思い馳せるべきことなのだろうが、幸いにも攻殻機動隊という作品群に対する制作意欲は長く業界から去りきりはしないようにも見える。
それこそ映画化や新シリーズ制作の報は今も時折目にするし、おそらく今後もまた発表されることがあるだろう。
かの草薙素子のようにネットの海のどこかに潜みつつ、姿かたちを変えながら時折姿を見せる。
作品そのものにもそんな彼女を模するようなものが潜んでいるかと思うと、確かには言い表せない何かを感じさせられてしまう。
この筆舌に尽くしがたい感情たちを是非、今後にわたってより多くの人に知ってもらいたいと切に願う。

B'z / ビーズ
10

30年間前線で活躍するロックミュージシャン

20代女性。音楽鑑賞が好きでJ-POPをメインに聴いていました。
資格取得に失敗し、家で塞ぎ込んでいた時にふと耳に入ったのがB‘zでした。爽快感のあるサウンドが特徴で一度聞いたら忘れないハイトーンボイス。
世代を超えたヒット曲もあるため名前は知っている方も多いかと思いますが、出来れば初期からアルバムを聴いて欲しいです。
ロック歌手ですが、バラードメインのアルバムもあります。抵抗感がある人も昼かもしれませんが、苦手意識を持たずに聴いてほしい。
また解散するアーティストも多くいる中、二人の関係性はお互いに敬意を表し、リスペクトをしているところが見てとれて気持ちがいいです。
松本孝弘さん、稲葉浩志さんの二人の物語はビートルズをセッションしたところから始まります。松本さんが稲葉さんの才能を見抜いたことで今のB’zが有るといえます。そのため今でも稲葉さんは松本さんを立てています。この謙虚な姿勢を貫いてる点も尊敬します。
音楽一つで、ここまで元気にしてくれるアーティストは唯一無二でB’zだけだと思います。
サポートメンバーも変わったことで新体制になりました。2018年で30周年を迎えながらも、さらに進化したB’zが見れることにワクワクしています。
ビジュアル的にも男前な面子が揃っているので期待して今後も進化したB’zをみたい!