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ZAJUN8のレビュー・評価・感想

ばらかもん / Barakamon
8

のんびり読んで笑えるのほほん漫画

ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、キュンキュン、ラブラブ…漫画には不可欠ともいえるこのような要素とはほぼ無縁ともいえる超のんびり系漫画、それが「ばらかもん」です。

舞台は、日本の端のとある離島。主人公は、諸事情によりこの島に単身引っ越すことになった、根っからの都会っ子のイケメン書道家半田清舟。この「半田先生」と島民たちの心温まる(?)ふれあい模様が描かれています。

こちらの漫画で特筆すべきは、誰もかれも、もれなくとにかくキャラが濃い!!!たくさんの島民が登場しますが、大人から子供まで、一癖も二癖も、なんなら三癖もあるメンツがそろい踏みです。

便利な都会暮らしから一転、文明の利器からはかなり離れたド田舎暮らしに、下手すれば言葉も通じない(方言がすごすぎてもはや外国語)島民からの洗礼を受け…それでもへこたれない半田清舟、実はものすごい人なのかもしれません。

ちなみに、漫画タイトルになっている「ばらかもん」は実際にある五島列島の方言で、「元気者」という意味だそうです。たしかに、名前の通り、とっても元気な漫画です。

なにかと忙しくストレスの多い現代、何も考えずにただただのんびりと読んで笑える、こんな漫画が必要とされているのではないでしょうか!?
…なんて、大袈裟かもしれませんが、最近は思ったりしています。

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ
9

子供向けだけではない良作

すみっコぐらしの映画は前作の評判がかなり高かったので、それを超えるのは難しいと思っていましたがこの作品もなかなかの良作です。
夢をテーマにしたストーリーはあまりに一般的かと思ったのもつかの間、人気キャラクター「とかげ」のかわいらしさと心優しさが随所に見られ引き込まれました。
夢を持っていない魔法使いの兄弟に対して、夢とは何かを教えてくれるすみっコぐらしファミリーの愛らしさはそのままに、大人にも語り掛けるような「事情があってなかなか会うことができないとかげの母親ととかげ」のストーリーは思わず涙してしまいような感動的なものでした。
そのなかでも、すみっコぐらし特有のゆるい面白さは健在です。なぜか魔法使い「ふぁいぶ」と間違われて「たぴおか」が星に連れていかれてしまうシーンはちょっとかわいそうな部分もありますが、思わず笑ってしまいました。
今作はとかげが主人公にはなっていますが、しろくまやぺんぎんなどいつものファミリーもそれぞれ見どころがあり、どのキャラクターのファンも楽しめる内容になっています。もちろん、子供も大喜びの内容で私の娘は3回映画館に行きました。
次回にも期待が持てる、クオリティの高い作品に仕上がっています。

Janet Jackson / ジャネット・ジャクソン
9

シックなウィスパーボイスが素敵!

80年代からR&B、ポップのスターとして活躍し、私達をワクワクさせてくれるジャネット・ジャクソン。

キング・オブ・ポップのマイケル・ジャクソンを兄に持ち、妹らしい可愛さがあります。
ビッグすぎる兄の存在が影響しているせいかはわかりませんが、「私は自分をゴミのように感じていた。」と語っていたのが印象的でした。
そんなジャネットの歌は抑制が効いていて、派手に声を張り上げるようなものではありません。
シックな中に可憐さが感じられる、洗練された趣きなのです。

80年代はひたむきな情熱が光っていた時代。
代表曲の『Rhythm Nation』では、アグレッシブなサウンドに乗せて、攻めたボーカルワークを聴かせます。
ダンスも熱のこもったキレのあるもので、スターとしてのオーラを感じさせるのに十分なものでした。

そこから90年代に入ると芸術性を重視した作風に。
囁くようなウィスパーボイスがセクシーな魅力を放ち、落ち着いた大人の情緒が表現されています。

ところが、2000年に発表したアルバム『All For You』で大きく方向性をチェンジ。
これまでになくポップでキャッチーな輝きをまとった楽曲がそろい、ジャネットがラブリーな魅力を振りまきます。
まるで何かから解放されたかのように、自由に羽ばたく様子が爽快。
いつ聴いてもテンションの上がる、素晴らしいアルバムとなっています。

マンマ・ミーア! / Mamma Mia!
10

映像と音楽が最高のミュージカル映画

2008年に公開されたミュージカル映画。
ギリシャが舞台となっていて海や山などとにかく映像が綺麗です。
映画はABBAの曲で構成されいて、話の内容とABBAの曲がマッチして鑑賞中も勝手に笑顔になってしまうほどでした。
キャストも有名俳優ばかりで、洋画に疎い私でも「この人知ってる!!」と思える俳優さんがたくさん出ており、この映画をきっかけに別の作品に出演されている俳優さんを見つけては、「マンマミーアの人だ!!」と思ってしまうようになりました。
映画の内容もとてもワクワク、ウキウキする内容です。
生まれ育った島で最愛の男性と結婚式を挙げることになったソフィは、結婚式を挙げる上で何かが足りないと思っていました。それは父親が式に来ないことでした。ソフィは産まれた時から母と二人で生きてきて、父親のことは教えてもらえませんでした。ある時、母の昔の日記を見つけ、中を見るとなんと父親だと思われる男性が3人浮上!!日記の内容だけでは誰だか分からなかったソフィは、3人の父親候補を結婚式に招待します。
3人の父親候補と母の関係、ソフィと母親、ソフィと婚約者の結婚式に対する問題などが目まぐるしく展開されて…。
これだけ見ると、「父親が誰かわからない、しかも候補が3人なんて…!」と思うかもしれないですが、とにかく笑いと涙が止まらない明るい映画なのです!!
今でも年に3回くらいは観てしまう、とっても素敵な映画です。