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Reinasan_276のレビュー・評価・感想

堂本剛 / ENDRECHERI
9

ソロ20周年

1979年4月10日生まれの堂本剛。
1987年堂本直宏の名で子役デビューし、ドラマや舞台で活躍。その後、小学5年生の時に子役活動を終了した。

1991年(小学6年生)頃にジャニーズ事務所入所。
1993年KinKiKids結成、ドラマなどで活躍した。
代表作には『人間・失格〜例えばぼくが死んだら〜』、『金田一少年の事件簿』、『若葉の頃』、『僕らの未満都市』などがある。

1997年7月21日KinKiKidsとして、CDデビューを果たした。因みにCDデビューをする前に日本武道館でファーストコンサートを行なっている。デビュー曲はミリオンセラーを達成した「硝子の少年」。
ここから現在までオリコン初登場1位を記録し、ギネスにも認定されている。

2002年5月29日シングル『街/溺愛ロジック』で、堂本剛名義でソロデビュー。
2002年8月アルバム『ROSSO E AZZURRO』を、2004年8月アルバム『si:』を発売。

2005年TOKIOの国分太一と共に期間限定ユニット「トラジ・ハイジ」でも活躍した
この時の映画『ファンタスティポ』が2018年Blu-ray化している。

2005年12月プロジェクトENDLICHERI??ENDLICHERI始動した。2008年244ENDLI-x、2009年剛紫として新プロジェクト「美 我 空」を、2011年SHAMANIPPON始動。その後、2017年にENDRECHERIへと名前を変更している。

しかし、2017年6月に突発性難聴を発症し、入院。この年念願のフェス出演が決まっていたが、全て辞退する事になった。翌年2018年「SUMMER SONIC」「イナズマロックフェス」に出演している。

2021年4月10日Instagramを、2022年8月ENDRECHERIのYouTubeチャンネルを開設。
2022年9月THE FIRST TAKE 出演した。

ソロ20周年を迎えて活動を広げ、海外からも注目されるようになってきた堂本剛。
年代やジャンルを超えて彼の歌が多くの人に聞かれる事となるだろう。

たそがれ清兵衛
10

江戸医大に生きる下級武士の誇り高き生き様

日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した作品でもある。日本で近年作られる時代劇に人気があるというのは、いま私たちが生活しているサラリーマン社会が江戸時代の武士たちの社会と非常に似たものがあるということ、ひいては日本の社会構造というのは江戸時代からさほど変わっていないのではないかということを気付かされる。出世争いの競争社会、上司と部下の関係、無理難題な仕事を言い付けられて藩命、社命であるから断れずにその中で誇り高く生き、また迫りくる運命に立ち向かっていく、多くの人々の共感を呼ぶと思う。組織の中での個人の幸せ、好きな人と結ばれ家庭を持ち子供を育てることの意味をしみじみ考えてしまった。世間一般で言われている人生の成功者の定義が、本当なのだろうかと疑いたくなる。たそがれ清兵衛の生き方でさえラストシーンで娘役の岸恵子のコメントにもあったが、「出世ではない道を選んだ父の生き方に、父に誇りを持っています」と。自分の子供からそう言われるということが、働くお父さんたちの何よりの誉め言葉ではないだろうか。むしろこういう生き方を選ぶべきなのではないのだろうか。一人の男の生きざまに感動した時、ラストシーンで井上陽水の決められたリズムが心地よく流れる。

スピッツ / Spitz
8

マイナスイオンのような歌声とつい口ずさんでしまう歌詞

スピッツはほとんどテレビに露出することがありませんよね。1990年代後半から現在に至るまで、約30年近く活動しています。スピッツの歌詞は、まるでファンタジー作品を読んでいるかのような、不思議な言葉たちが組み合わさって出来ています。
例えば有名な所では『空も飛べるはず』。「幼い微熱を さげられないまま 神様の影を恐れて 隠したナイフが 似合わない僕を おどけた歌で なぐさめた」という歌詞には主語もなく、そのまま素直に読むとメッセージ性はありません。しかし、こういうところにスピッツの良さが出ています。恋愛の歌、恋心を歌っているのですが、ストレートに「好きだ」、「愛している」とは歌わず、意味深な歌詞で不思議な気持ちにさせてくれます。
『恋する凡人』にもあります。曲の最後に「走るんだどしゃ降りの中を ロックンロールの微熱の中を 定まってる道などなく 雑草を踏みしめていく これ以上は歌詞にできない」とあります。「これ以上は歌詞にできない」とは、究極に気持ちが到達したことをぴったり表した歌詞だと思います。リズムもどんどん速くなっていって、まるで走っているかのような爽快感があります。
そう、スピッツの歌はボーカルの草野正宗さんの歌声が透明感にあふれているのです。マイナスイオンが口から流れているような。そして、難しい歌ではないので、誰でも耳に残るものが多いです。歌詞に意味を持たせてメッセージをこちらに押しつけるのではなくて、あえて想像させてくれる、自由で気持ちのいい歌を歌っているのがスピッツです。