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Neueo1のレビュー・評価・感想

囀る鳥は羽ばたかない
10

最高です

主人公の矢代という男は、過去に色々なことがありセックスをすることによって快感を得られる身体となりました。そんな矢代の所に百目鬼が現れた。百目鬼はここがヤクザだと知らずにここに来た。百目鬼が警察官だったころ、妹が父に襲われている所を目撃し、父を殺す勢いで殴った。しかしこのことを公表したら妹が可哀想な為、この事件の事は何も言わずに逮捕された。その後、矢代に惚れていた百目鬼は、「この人の傍ならヤクザでも悪くない」と思い、ヤクザの道を進む事になった。しかし、矢代は影山という人が好きで、だけど影山には久我という恋人がいました。それでも矢代は影山の事を忘れる事は出来ませんでした。そして、百目鬼は矢代のこと本当に好きになりかけていた。こんな叶わない恋だとしても、百目鬼は矢代を好きでいることを決心。
とても切なくてそれぞれの男たちの関係や過去がどんどんわかっていく物語。エンディングはOmoinotakeさんが歌っている「モラトリアム」という曲です。この作品にぴったりな曲で、曲自体とても切なくて悲しくてとても素敵です。BL好きな人には見てほしい作品です。

武士inオカマバー
8

武士とオカマという想定外の組み合わせが良い!

江戸時代に暮らす武士が、雷に当たった拍子にタイムスリップしてしまい、現代のオカマバーに来てしまったという、素晴らしい発想のコミックです。

はじめは武士もオカマ達も、両者ともに戸惑いますが、意外とあっさりと事実を受け入れ、ともに暮らしていくことにびっくりしたと同時にウケました。さすが、オカマ達は武士がタイムスリップしてくるぐらいのことでは動じないのでしょうか。
そして、武士はそのままオカマバーで働くことに。服装や髪型を現代風に変えることもなく、マゲと袴のまま、普通に過ごしているのが笑えるところです。
ストーリーでは、お店にいる、それぞれのオカマの登場人物をフィーチャーしたエピソードが繰り広げられていきます。

この漫画の良いところは、オカマが皆いい奴なところだと思います。そして、それぞれのキャラが魅力的で、どういう人なのか知りたくなります。
彼らのエピソードは人情味溢れるもので、読んでいて素直にいいなぁと思えました。

質素な武士と、ギラギラしたオカマバーという、異様な組み合わせも面白く、両者の違和感が引き立っていて良いと思います。
ギャグのセンスも良く、思わず声を出して笑ってしまう場面も。
堅苦しくなく、肩の力を抜いて楽しめる漫画です。