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Konta16g8のレビュー・評価・感想

ドラえもん のび太のパラレル西遊記
9

SF「少し不思議」作品の金字塔

1988年3月に公開されたドラえもん映画作品。『西遊記』をモチーフにお馴染みののび太、スネ夫、しずかちゃん、ジャイアン、ドラえもんで唐の時代を大冒険していく物語です。

この作品は子供の時に鑑賞してから何度もリピートしているほど大好きな作品です。
まずSF・友情・家族・ミステリー・パラレルワールドなどの要素が散りばめられていてストーリーが最高。そして、ストーリーを盛り立てる挿入歌も物語にマッチした涙を誘う名曲です。

最近の『ドラえもん』の映画はコンプライアンスを重視しているのか、親子愛や綺麗なものを中心に描いてる印象があります。
それと比べて初期の頃の『ドラえもん』は、藤子不二雄先生のSF(少し不思議)のエッセンスが散りばめられていて、ミステリーや不思議要素、パラレルワールドのストーリーが中心となりミステリー映画として見て面白い。
人の裏切りや悲しい場面も表現されていて、人間味がある初期の劇場版『ドラえもん』は、大人になってからでも映画作品として面白いので何度も見たくなる作品です。

特にこの『ドラえもん のび太とパラレル西遊記』は、単なる子供向けアニメ映画ではなく、大人も子供も楽しめるミステリー映画としておすすめしたい最高の作品だと言えるでしょう。

Enter the Gungeon / エンター・ザ・ガンジョン
9

シビアな難易度の見下ろし型ローグライクアクション

毎回構成されるダンジョンとアイテム、武器がランダムであり、フロアを1つずつ攻略し全階層の攻略を目指す。ゲームの名前にも含まれる通りこのゲームには近接武器がほとんど登場せず、銃が主体となっている。しかしその銃の種類やアイテムの種類が多く、そのアイテムも特定の組み合わせの所持で性能が変化、上昇するシステム、通称シナジーが存在するためプレイを重ねることでよりゲームの深みにはまっていく。

最初は銃の知識を得るまでのプレイのハードルが高いゲームであることや、武器やアイテムに関してのデータがほとんどないため自分がプレイして確かめるか、公式のWikiを見る必要がある。さらに組み合わせに必要なアイテムが分かっていたとしても、結局はプレイ中に引き当てる運に左右されるところもこのゲームのシビアな難易度につながっている。
武器やアイテムはあらゆるゲーム、映画、音楽からパロディやオマージュを含んだものが存在し、海外のゲームなので海外向けパロディもあるが、分かりづらい内容を日本人向けに直したものとなっており、それも楽しめる。
またこのゲームはあくまでもアクションシューティングゲームであり、主体はアクションである。敵の行動を覚えそれに合った対処を取る、複数の敵には倒す優先順位をつけ、それぞれに得意な武器を見つける。そのような判断、計算をも楽しめる。
そのほかグラフィックはドット絵だが打った弾の薬きょうまでもが表される細かさ、音楽も場面にあったシリアスな場面では息をのむ音楽とどれもが品質が高いものとなっている。
少し思うところはあれど気が付いたら数時間プレイしている。自身のアクションの腕、銃とアイテムの知識、そして運でクリアしていく良作となっている。