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Amadeus3のレビュー・評価・感想

アイドリッシュセブン / IDOLiSH7 / アイナナ
10

劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiODのDAY1・DAY2鑑賞後レビュー

スマホゲームアプリやアニメで盛り上がっているアイドリッシュセブンの映画が公開されました。
おなじみの人気曲から新曲までボリュームのある内容となっています。
歌も全て映画用に撮り下ろしされているので、CD音源とは違った楽しみ方ができます。
こちらの作品は「DAY1」「DAY2」で1作品ごとにわかれています。
おおまかに違いを説明すると、MCトークの内容が違っていたり、セットリストの楽曲が少し変わっています。
DAY1・DAY2ともにIDOLiSH7の7人が歌う「MONSTER GENERATiON」から始まります。こちらはダンスがいつもと違う振付になっていました。
DAY1では「RESTART POiNTER」、DAY2では「PARTY TIME TOGETHER」を歌い、明るく元気になれるIDOLiSH7らしい演出でした。
IDOLiSH7の曲が終わると、次はŹOOĻに交代します。「ZONE OF OVERLAP」で始まります。暗めの照明の中で踊っているのですが映像がとても綺麗でした。
DAY1とDAY2の共通楽曲は「Bang!Bang!Bang!」です。DAY2では「ササゲロ -You Are Mine-」を披露しており、今まで見る機会のなかったダンスも見る事ができます。
3組目にTRIGGERが「DAYBREAK INTERLUDE」のイントロにのってDAY1とDAY2で登場します。DAY1では人気の曲「Last Dimension」がバラード曲調で歌われており、新鮮な気持ちで聞くことができます。DAY2では「Crescent rise」が歌われました。
最後にRe:valeが「NO DOUBT」から「Re-raise」の流れで歌います。「Re-raise」はDAY1・DAY2ともに歌われており、盛り上がりを意識したセットリストになっている印象でした。DAY2にて「激情」を披露しています。
どのグループも曲と曲の間でメンバー同士の会話が繰り広げられるため、その空気感も本物のライブでした。
上記の既存の曲を一通り歌い終わった後は、各グループの新曲が披露されました。良い意味で「らしくない」曲であったり、そのグループ「らしい」曲であったりと、様々な印象を受けることができて楽しい時間でした。
ストーリーが絡む内容ではなく、歌って踊るアイドルをシンプルに楽しむことができるので、アイドリッシュセブンを知らない方でも楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

ましろのおと / Mashiro no Oto
8

良質な三味線アニメがここにある

ましろのおとという漫画を原作にしたアニメがありましてこれがなかなかいいんです。音楽を題材にしたアニメはこれまでいくつか見てきてはいるのですが、世代が若いのは仕方ないとしまして楽器が出す「音」に込めた思いのようなものが言語化されていくところもとても魅力的な部分だと思います。中心人物の「先人に倣って生きていたこと」からの学びや「人は勝ち負けで判断するものじゃない」といった考え方には言語では伝わらない「その瞬間に出てくる思いが大事」といったものが目には見えないが大事な気持ちなのではと考えさせられました。原作を知っている方からは「かなり端折っている」といった意見もありそうですが、和楽器を使ったことがあるor興味がある方にお勧めです。
「譜面の通りに演奏する人」と「気持ちをそのままに音に乗せる」ある意味試されているようにも問われられるシーンでは「違いがあるからこその音が出ている」と感じましたし、津軽三味線を通しての「この音じゃないと駄目なんだ」といったある種こだわりのようなものが垣間見れます。「自分がどうありたいか」に悩みを抱えていたりする方にも響くと思います。会話や人柄も大事だけど、目に見えないものにも価値を見出せると感じた次第です。良ければ高音質なイヤホンを付けて見ていただきたいアニメです。