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8kHagio150

8kHagio150のレビュー・評価・感想

聲の形 / A Silent Voice
9

「テーマは重めだが、グッと引き込まれる」

一見、障害やいじめが主題のように思えるかもしれないが、本質的なテーマは「人と人との繋がり」だと思う。
この障害は我々の日常生活にも起こりうることであり、それぞれが自分を肯定するために自分にとって都合の良い解釈をし他人との接触を図ることで生じうる。
ある"事件"によって、いじめの主犯は罪悪感を抱きながら、小学生の頃の過ちと向き合い始める。
明るく、いたずらっ子な性格から一転し、「自分には罰が足りない、自分は死ぬべき人間なんだ」と死ぬことで、過去の過ちから許されようとしていた。
「どんなに辛いことがあっても死んではいけない」「他人の嫌いなところも自分の嫌いなところも少しずつ好きになってほしい」、というメッセージ性を感じた。
自己肯定感が低くなりやすい人ほど共感できるシーンが多くあると感じた。
ストーリー性やメッセージ性だけでなく、映画では登場人物の細かい表情であったり、シーンにあった音楽や情景が繊細に作り込まれているため、
原作の漫画とは少し変わっているシーンもありそれも楽しめる要素だと思う。
物語には悲しく、心苦しくなるシーンも多々あるが、感動的なシーンや青春を謳歌しているシーンもあり、読者を前向きにさせてくれる作品だと思う。

きらめきのライオンボーイ
8

きらめきのライオンボーイ 登場人物

きらめきのライオンボーイは槙ようこ先生が連載した最後の作品になります。高校生の高野瀬みわが主人公となり、高校生活を書き記しています。その中の登場人物たちを紹介していきます。
1人目は主人公である高野瀬みわです。高校1年生で自他共に認めるドジっ子です。ハマっているものは「きらめきハート」という漫画で、その中に出てくる星さまが自分のヒーローだと思っています。
2人目は中条桐敦です。みわの彼氏でみわのヒーロー星さまに似ています。みわとの出会いはみわが歩道橋から落ちてきた時受け止めたところです。
3人目は岡崎笑心です。みわの友達兼ボディーガード的な存在でみわに変な輩が寄り付かないようにしています。佐野の彼女です。
4人目は佐野静輝です。笑心の彼氏で桐敦の幼なじみです。とても意地悪な性格でクールにツッコミます。
5人目は桜太です。苗字は出てきていませんが、お金持ちのおぼっちゃまです。ただ、本人は上流社会が生きづらく感じています。
6人目はまる見です。苗字は出てきておらず、まる見も名前なのかどうか。登場してくる時は何かしら食べているので、分かりやすいと思います。
その他にも過去にみわのことをいじめていた人、桐敦の従兄弟、その彼女。たくさんの人が登場してきます。

オカン系男子かなたん
8

オカンのようなイケメン男子がいい感じ!

“かなたくん”こと、かなたんは成績トップのクールなイケメンのため、学校では高嶺の花のように思われ、とっつきにくい存在でした。

しかし、教室で隣の席の夏美はひょんなことからかなたんの秘密を知ってしまいます。
彼はかわいい3歳の双子のお兄ちゃん。双子の育児や家事をこなす、オカン系男子だったのです!
学校で見せているのとは全然違う姿を盗撮した夏美は、かなたんを脅して彼女の座をゲット。
夏美のほうは、かわいい顔とは裏腹に、ゲスい性格のだらしないJKだったのです。

しかし、無理矢理彼女になったとは言え、かなたんと夏美はなぜかお互いにすんなりと馴染む仲に。
それは恋人というより、親子のようなやりとりですが、二人とも楽しそうでいい感じです。
実際には、かなたんがオカンのように夏美の世話を焼いているだけなのですが、周りからは美男美女のカップルとして憧れの目で見られているのが笑えるところ。
また、高嶺の花すぎて遠巻きに見られていたかなたんが、少しずつ学校のみんなとも交流していくところも、ほんわかして面白いです。

双子の二人もとってもかわいくて、結構面白いことをして笑わせてくれます。
恋人というより、家族のような感覚で、ワイワイやっているのがとても良いです。