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7rikiterubouzu

7rikiterubouzuのレビュー・評価・感想

キングダム / KINGDOM
10

迫力ある戦いが楽しめる!

3000年以上の前の中国を舞台に、魅力ある様々な武将が戦いを繰り広げる長編歴史漫画です。
戦いの場面はかなりリアルに描かれており、当時の迫力ある戦場の様子が分かります。
主人公が幼いころから大人になるまでの様子も様々なエピソードを交えて表現されており、主人公が精神的にも肉体的にもどんどん成長していくのが面白いです。また、全てフィクションではなく、実際に史実にあることも交えているので、自然と中国史に興味がわいてくる点も魅力の1つとなっています。
特に、主人公の祖国が周囲の国々に攻められている場面では、巨大な城壁を守るため奮闘する将軍たちが迫力満点に描かれており、かなり興奮して楽しめます。
味方の心情はもちろんのこと、敵の心情も細やかに表現されているので、どのキャラクターにも感情移入することができ、物語にのめり込んでしまうこと間違いなしです。
戦いだけでなく、登場人物の恋愛や師弟関係など人間味あふれるストーリーも展開されているので、飽きることなく次々と読み進めていけるマンガです。
所どころに当時の生活の様子も描かれていたり、後宮の様子も垣間見ることができるので、中国史が好きな人にはかなりおすすめできるマンガとなっています。

モンスター・ホテル2
8

またもや大騒動!?帰ってきたドラキュラ家族第2弾

ソニー・ピクチャーズ アニメーションが製作した3DCGアニメーション映画『モンスター・ホテル』の第二弾。
前回に引き続ぎ、ドラキュラ伯爵家族に降りかかる問題を、仲間と共に家族みんなで乗り越えていくドタバタ・ハートフルストーリーである。
前回のお話から7年後の世界。
ドラキュラ伯爵の愛娘メンビスと人間の少年ジョニーが結婚をしてついに初孫が誕生する。
しかし人間とのハーフである愛しの孫は、いつまで経っても吸血鬼としての素質が出てこない。
吸血鬼として育てたいじーじと人間の子供として育てたい母のドタバタ騒動が勃発するのであった…。
前回に引き続きドラキュラ伯爵の声を山寺宏一さんが勤め、娘に孫にと溺愛ぶりを発揮するユーモアたっぷりなキャラクターを演じている。
他のキャラクターも前回と同じ声優となっており、あのドラキュラ伯爵家族が帰ってきた!と感じることだろう。
さらに今回は孫のデニスの愛らしさに心を奪われること間違いなしだ。
前回と同様クスッと笑えるシーンもあり、血の繋がりや家族の在り方に悩みながらも家族で乗り越えていくストーリーは、
世代問わず家族みんなで楽しめる内容になっている作品だ。
前作を見た方もそうでない方も、十分に楽しめる内容になっているのでおすすめの映画である。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
9

とにかく作画が美しい!

アニメ呪術廻戦。
「呪い」をテーマに呪霊とそれを退治する呪術師の物語。
主人公である虎杖悠二は、特級呪物である両面宿儺の指を友人を助けるために食べてしまった!
虎杖は両面宿儺の器として呪術師となり、仲間とともに呪霊と対治する。
虎杖の同級生である伏黒恵、釘崎野薔薇、先輩たちもそれぞれに個性が溢れ信念を持っている。
その信念の強さと込められたセリフが読者の魅了している少年ジャンプのダークファンタジーである。
アニメが放送されて、次の鬼滅と評され人気が出た。2021年冬には映画化も決定している。
そのアニメはOP・EDにも細かいメッセージが込められており、制作者のこだわりが詰まっていた。
回を重ねるごとにOP・EDの絵が少しずつ変化していくところも観ている者を引き込む秘訣だったと思う。
そして、何よりも作画がめちゃくちゃ美しい!!
登場人物たちのまつ毛の1本1本まで詳細に描かれているし、戦闘シーンも迫力があり見入ってしまう!
30分があっという間で、こんなにアニメがあっという間に終わる感覚は初めてだった!
水滴の一つ、シャボン玉のゆらめき、光の入り方と人物だけでなく背景も詳細に描かれている。
まるで映画のようにクオリティの高いアニメ!

ハンターキラー 潜航せよ / Hunter Killer
8

珍しい潜水艦の映画

2018年の米国映画。監督はドノヴァン・マーシュ。主演はジェラルド・バトラーです。
「ハンターキラー」とは、攻撃型原潜の意味です。
ロシアのバレンツ海で米軍の潜水艦が消息を絶ったので、グラス艦長(ジェラルド・バトラー)の指揮する潜水艦USSアーカンソーが派遣されます。
一方、ロシアの大統領は北海近くの海軍基地を訪問していましたが、国防大臣などの米国との戦争を望むタカ派に身柄を拘束されます。
そのため米国は4人のシールズ隊員に偵察に向かわせ、グラス館長にも近くまで潜航することを命じます。
最近は何かと戦う男役の多いジェラルド・バトラーさんですが、本作では潜水艦の館長の役をしています。
潜水艦同士での戦闘シーンもありますが、潜水艦がどのような戦闘の仕方をするのかなど普段わからない事が盛りだくさんです。
さらに4人のシールズが北極圏のロシア軍基地に偵察に行きますが、そのシーンだけでも一本の映画になりそうでした。
さらに米軍の潜水艦もそこに接近しますが、様々な防御システムの張り巡らされている水中を通っていくところは手に汗握る展開でした。
それにしても、ロシアや中国などの核保有国の軍幹部の暴走などは実際に起きると大変な話だと思いました。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

絶対に読んで貰いたい漫画!絶対に続きが読みたくなるから!

最近の漫画の中で、一番次巻を楽しみにしていた漫画です。
初めの温かい雰囲気から一変、鬼が現れた時は子供たちの置かれた状況に恐ろしさしかなかったのですが、ここから始まる生きるための戦いが、本当にハラハラさせられて夢中で最新刊まで読んでしまいました。主人公エマの「みんなを救いたい!」という熱い仲間への想いに泣かされ、レイのクールかと思いきやエマとノーマンへの絶対に生き残って欲しいという想いに胸が熱くなり、ノーマンの緻密な作戦の数々に感動し…。
全ての登場人物が本当に魅力的でそれぞれ違った役割を担っていて(時には悪役も)、誰1人欠けてもこの漫画は完成しないんだと思わされます。1人1人が本当に生き生きと描かれていて、子供達が仲間を思いやり、立ち向かい、自分たちの未来を切り開いていく姿には、絶望的な世界なはずなのに希望に満ち溢れていて、とても勇気を貰う作品です。是非気になっている方にはまずは1巻から読んで貰いたいです。絶対に続きを読みたくなると思います。
アニメ化や映画化もされて、注目度も高い漫画ですが、どちらも世界観を崩す事無く素晴らしい作品にしてもらいたいと思います。(アニメの第1期はとても素晴らしい作品でした。)