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7lMeron003のレビュー・評価・感想

恐怖と欲望 / Fear and Desire
8

天才キューブリックの監督デビュー第1作、記念すべき作品『恐怖と欲望』

『恐怖と欲望』は1953年に公開された米国の反戦映画で、監督・製作・編集はスタンリー・キューブリック、脚本はハワード・サックラーです。製作班はたったの15人で、本作はキューブリックの商業映画デビュー作になりました。映画では特定の戦争を名指ししていませんでしたが、製作と公開は朝鮮戦争の最盛時でした。
『恐怖と欲望』は観客に向かって語りかける俳優デヴィッド・アレンによるナレーションで始まります。「この森で戦争があった。かつて戦われた戦争ではなくて、これからある戦争でもない。ここで戦った敵も、敵と呼ばれない限りは存在しなかった。この森とそこで起こったすべてのできごとは歴史の外側に存在する。恐怖と疑惑と死の変わらぬかたちがわれらの世界に由来する。観客が目にする兵士たちはわれわれの言語を使い、われわれの時代に属するのだがどこの国の兵士でもなく、われわれの心の中にしか存在しない。」
『恐怖と欲望』について映画評論家で脚本家のジェイムズ・アグリーは「この作品を芸術的と呼ぶには多くの素晴らしい点があり過ぎる」とキューブリックの早熟な才能を称えました。コロンビア大学教授マーク・ファン・ドレンはキューブリックに書簡を送って「スタンリー・キューブリックの作品は、出現した瞬間に豊かな才能を見いだしたいと思っている者にとって一見の価値がある」と賞賛しました。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
9

アクションあり涙ありの良作品

初めて見た洋画の作品で幼少期にボロボロ泣いた記憶があり、その記憶をもとに作品を探し大人になってみたがこの年でも涙してしまった。年齢を重ねても楽しめる作品としてとても素晴らしい作品と思いました。
前作でサラコナーを追い詰めたT-800型よりも強い液体金属のT-1000型の圧倒的な強さとその冷徹さに恐怖を覚えました。変幻自在のT-1000型に立ち向かうジョンコナーとサラコナーとT-800の激闘はハラハラしながらもを熱くなりました。2人と1機の旅で学習していくT-800とジョンコナーのやり取りはとても良くジョンコナーを守るために手段を択ばないT-800に対し人間の常識を教えていきそれを学習し少しずつ人間に近づいていく過程は機械と人間の友情のようなものを感じました。最後満身創痍のなかT-1000型を倒した後また蘇ってくるんじゃないかとハラハラしました。
T-1000型を倒しこれでハッピーエンドだと思った矢先共に戦ったT-800型が自分が生き残ることはできずここでスカイネットに繋がる物を絶たないと行かないと自身の中にあるメモリーを消去し自身の存在も消す為に溶鉱炉に沈んでいく姿は本当に感動して涙が止まりませんでした。
今なお語りつながる名作としてとても好きな作品です。

ライブ・ア・ライブ / Live A Live
10

スクウェア時代の異色なRPG

一度は聞いたことあるかもしれない異色RPG、LIVE A LIVE。
スクウェアがファイナルファンタジーなど有名タイトルを出す中、ちょっと風変わりなRPG。
有名な漫画家さんがイラストを担当し、オムニバス形式にストーリーを進めていく。
原始時代のストーリーからSF未来、各時代のストーリーをクリアしていくとある共通点が見えてくる。
それが一体なんなのか、何を意味しているのか、続けていくとつながっていくストーリー。
それは是非、プレイして知ってもらいたい。

ここでなぜ異色RPGと呼ばれているのか。
ゲームのRPGといえば主人公が冒険して強くなって悪者を倒していく。
これが王道と言えるだろう。
周りの人々たちも幸せになっていき、プレイヤー自信も満足感に満たされる。
だがこのゲームはちょっとそこらへんがおかしい。おかしいというのも違うかもしれないが「ん?」「どうして…」って感じるところがある。
だからといってそれが不快な気持ちにさせるものではなく、より興味をひくものとなっている。
ここでこれならこのあとはどうなってしまうんだろうか…。と気になり、より物語に引き込まれてしまう。
王道とは違うがこれもまたRPGとして完成されているといえる。
詳しく話すことはできない。是非、自分自身でプレイして知ってもらいたい。
異色RPGという名前だけに好き嫌いが分かれるかも知れないが、ゲームをプレイするユーザーには一度は触れていただきたい作品と思っている。