6xkby_99@6xkby_99

6xkby_99
6xkby_99
@6xkby_99
1 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
6xkby_99

6xkby_99のレビュー・評価・感想

SEKAI NO OWARI / セカオワ / End of the World
10

歌詞が深く、独自の世界観を持っている4人組バンド

「炎と森のカーニバル」や「Dragon Night」で一躍有名になった「セカオワ」ことSEKAI NO OWARI。
重厚なサウンドで表現される、独自のファンタジーな世界観はもちろん、聴けば聴くほど解釈を深められる歌詞にも注目です。
ボーカル兼初代リーダーのFukaseが「世界の終わりだ」と感じ、絶望した辛い過去の経験を材料に「それなら終わりから始めてみよう」と名付けた通り、一見後ろ向きで懐疑的な印象の歌詞が多いです。
しかしそのどれもが、普段私達が知らないうちに我慢して飲み込んでいる社会の理不尽さや生きづらさを暴き出し、彼らなりの愛で答えを導いてくれます。
繰り返される単調な日々への刺激や、現実を離れて空想の時間に浸りたい時にオススメのアーティストです。
また、彼らの世界観を忠実に再現するため細部までこだわりぬかれた圧巻のライブステージも見どころのひとつです。
「スターライトパレード」という楽曲では会場の上部にワイヤーで銀河鉄道を模した装飾が吊るされる、など非常に演出も楽しめます。
その一方で、楽曲の演奏中は他のアーティストと違い歓声などが比較的少なく、会場が一体となって落ち着いて曲を聴くのに集中することが出来ます。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

優しい主人公に心打たれる

母親と5人の兄弟と裕福では無いが炭を作り売りながら山で生活していた炭治郎だが、ある時自宅を鬼に襲われ家族を殺されてしまう。
唯一生きていた妹(禰豆子)を医者に連れて行こうとするが、妹は鬼の血を浴びてしまったことで鬼と化してしまっており傷を負った禰豆子は本能のまま炭治郎を襲う。
そんな時、鬼殺隊の冨岡義勇と会い義勇は鬼と化した禰豆子を殺そうとする。
鬼と化してしまった妹だが雄一の肉親である禰豆子を守ろうとする炭治郎に義勇は「生殺与奪の件を他人に握らせるな!」と叫ぶ。
力のない炭治郎だから家族を守れない、守れない人間の身勝手で鬼と化した妹を活かし他の人間を襲ったら、炭治郎を同じ目に合う人が出るんだから容赦するべきではないと。
しかし、命乞いをするように力なく蹲る炭治郎を守ろうとする禰豆子の姿に、この兄妹は何か違うのではないかと感じ、己の師匠である鱗滝左近次を紹介する。
妹の禰豆子を人間に戻したいという思いから、鱗滝左近次のもとで鬼を倒すための技術を学ぶ。
試験を受けた炭治郎は晴れて鬼殺隊へと入隊を果たし、自宅を襲った鬼である唯一人間を鬼へと変えることのできる鬼舞辻無惨と戦い、禰豆子を人間に戻そうと奮闘する物語。
主人公の炭治郎の優しさと、禰豆子との兄弟愛に感動しファンも急増しているので、ぜひ一度見ていただきたい物語。