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6wkinakoのレビュー・評価・感想

ダイヤのA / ダイヤのA actII
9

熱血と友情、そして夢を追う若者たちのストーリー!

「ダイヤのA」は、熱血高校野球を舞台にした、非常に感動的なスポーツ漫画です。作者・寺島裕二さんによる描写の繊細さと、魅力的なキャラクターたちの成長物語は、読者を引き込む要素となっています。
物語は、主人公・沢村栄純が都内の名門・青道高校へ入学し、全国大会制覇を目指すところからスタート。彼の成長と、彼と対極的な投球スタイルを持つもう1人のエース・降谷暁のライバル関係が物語の中心となっています。ネタバレを含むと、2人のエースは成長と共に多くの困難や挫折に直面しますが、監督や先輩方に支えられ、乗り越えていきます。

キャラクターたちの個性や背景もしっかりと描かれており、それぞれの過去や動悸が明らかになるにつれ、彼らを応援したくなること間違いなしです。例えば、キャプテンの結城哲也やキャッチャーの御幸一也も、非常に魅力的なキャラクターとして、多くの読者から愛されています。また、監督である片岡鉄心の選手一人一人を思いやる言葉がけ、一人一人をよくみていることが伝わってくることもこの漫画の魅力と言えるでしょう。敵のバックストーリーも深く、彼らがどのようにして今の自分になったのか、そこに至るまでの努力と挫折がリアルに描かれていますが、勝者にしか次の舞台が許されない高校野球らしい青春要素も兼ね備えています。

総じて、熱い試合シーン、感動的なエピソード、そしてキャラクターたちの人間ドラマが絶妙に織り交ぜられた素晴らしい作品です。野球ファンはもちろん、スポーツ漫画が好きな方にもおすすめできる作品となっています。

後宮の烏
8

この世に悔いを残し去っていった霊を成仏へと導く

王宮に居ながら夜伽をしないウヒ。冷たそうで温かい女性、陛下と会う度に心を開いてはいるが自分を失う事がない。毎回話が違い、面白いです。週に1回の更新なんですが待ち遠しいです。それに絵がきれい。陛下や次女も綺麗に描いています。この世に悔いを残した妖の切なさにも心打たれる、そんな物語も斬新です。現実的な話ではないのですが、現代の社会にも起こりえる陰湿な虐めや、好きな人と結ばれずに悲しい思いでこの世を去った人が例となって登場し、成仏して天に召される時には幸せを感じられる内容になっています。
これからのウヒと陛下の進展も気になる所です、ウヒが本当に人を愛して良いのか、愛して自分の運命が変わるのか、成仏へと導く力が失せないのかその辺が気になります。最初に見たときには台湾や中国のアニメかなと思いましたが、作者が白川さんという方で日本のアニメでした。ウヒや陛下、周りの人たちとの掛け合いも見ていて面白いし、可愛いキャラクターもいます。陛下の手土産のお菓子も今までに食べた事もない物も多く、食べてみたくなる様な場面もチラホラありますよ。週に1回の更新なので次回の放送まで待ちきれないと思うこともありますが、更新された放送を見る事が1番の楽しみになってきました。何話まであるのか分かりませんが、楽しみを与えてくれた「後宮の烏」はお勧めです。

幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil
10

チート級能力を持つ幼女、戦場の空を駆ける

2016年にアニメ化された作品。原作はWeb小説。
小説の方も読んだが、アニメの方が圧倒的に面白い。
迫力の空中戦、分かりやすい戦況解説、何よりも緊迫感のある心理戦に声がつくとアクションシーン以外も際立って面白い。
少々絵柄に癖があるかもしれないが、それすらも味わい深いものになっている。
主人公のターニャは日本人サラリーマンが転生した姿。
幼少の頃より卓越した魔力を持っていたため士官学校へ入り、そのまま軍人へ。
日本での記憶を持ったままの転生であるので、少女とは思えないような知識を持っている。
本人は軍の前線に出るのではなく、穏やかな生活を送りたいと願っているが、そのための会話などが全て裏目に出てしまい、最前線に立つことになっている。
生き残るために戦っているが、その活躍は凄まじく、軍上層部に目を掛けられてしまっており、彼女の願いとは程遠い日々を送ることになっている。
彼女自身のキャラが立っているのはもちろんだが、彼女を取り巻く軍人たちもキャラが濃い。
彼女が率いている部隊の面々が個性的なのはもちろん、上層部の老人たちの食えなさや思惑すらもこの作品に華を添えているように思う。
ゼートゥーアはアニメ第一期だけでなく、続編映画でもターニャを十分に振り回してくれた。
アニメ本編が面白かったのはもちろんだが、ミニアニメのコミカルさも秀逸。
本編を気に入ったのであれば、ぜひそちらも見てほしい。