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6muroheartのレビュー・評価・感想

ドラえもん / Doraemon
7

「ヘソリンガスで幸せに」

今回は、書き手の私が、ガチでぞっとしたドラえもんのお話をご紹介しよう。
学校や野球の試合で怒られて嫌な思いをして、いつものようにドラえもんに泣きつくのび太。今回ドラえもんが出したひみつ道具はヘソリンスタンド。これはその名の通り、ガソリンスタンドに形が似ていて、給油ノズルそっくりな機械の先端をおへそに直に当ててガスを注入する。するとガスが効いている三十分間のなかでどんなに辛い思いや怪我をしても、ずっとご機嫌でいられるのだ。しかし三十分が経つと、蓄積していた痛みや悲しみをいっぺんに感じるようになる。それが嫌でのび太は再びガスを注入する。私はこのサイクルに見覚えを感じた、いったいどこで見たのだろうか、ああ、思い出した、学生時代にネットで見かけた違法薬物による中毒のサイクル図だ。

しかもジャイアンとスネ夫に機械を取られて、ガス注入一回十円と同級生や友達を相手に売人行為まで始めてしまった。
ガスのリピーターはあっという間に大勢出来て、親の財布を盗んでまでガスを欲しがる子供まで出てきてしまう。
この話は機械の中のガスがなくなったところへ、ドラえもんが痛みを大げさに感じるガスと中身を取り換えたことによって終了した。
痛みは体と心を守るための大切なサインなのに、それを消して快感に浸らせ、快感を失うのを拒絶させる、このサイクルを維持するためだけに人生を浪費することになる。こんな恐ろしい機械が作られて販売されるなんて、22世紀の人々の倫理観を疑う上に、これをのび太に出してやったドラえもんも、人間にとって痛みとは大切なものだとわかっていたはずなのに、痛みを消すことに依存する道具なんか出したら騒動になるだろうともう少し深く考えてほしかった。

異世界サムライ
8

女剣士、異世界で無双する『異世界サムライ』

武士として合戦の中で戦い抜いて死ぬ事を望みながらも、その願いを果たせなかった女剣士ギンコ。
その後も自分を殺してくれる者を求めて立ち合いを続けるも誰一人として彼女に勝てる者はなく、「某を殺せる人間などこの世におらぬのでしょうか?」と絶望する彼女が飛ばされたのは、人類が魔物と戦う異世界でした。
そういう出だしではじまる齋藤勁吾作の『異世界サムライ』。
Twitterの投稿で話題になり、そこから連載が決まり、わずか半年で『次にくるマンが大賞2023』で17位を獲得した、最も注目されているマンガの1つです。

その魅力は主人公のギンコの圧倒的な強さ。
ギンコの飛ばされた異世界で魔物を倒せるのは『勇者』とよばれる人たちのみ。
その勇者さえも手こずるような魔物をいとも簡単に倒してしまいます。
と同時に人間同士が殺しあわない世界で、多くの侍を殺してきたギンコは危険人物では、と疑念も抱かれてしまいます。
話の序盤から、これからどうなっていくのか非常に楽しみです。

迫力のある作画と、無駄がなくテンポ良く話が進み、ギャグとシリアスの緩急もあり面白く読めるので『異世界サムライ』に興味がわいたら読んでみてください。

チワワちゃん
7

『渇き。』のクラブシーンに酷似した映像

『チワワちゃん』という映画ですが、小松菜奈さん主演の『渇き。』のクラブシーンがずっと続くという表現が一番わかりやすいかと思います。
チワワちゃんは主人公で、不思議な存在のまま亡くなってしまいます。
周りのチワワちゃんに対して抱いている感情やイメージが何もかもバラバラで、現代の自分の表現に関して考えさせられる映画でした。
インスタグラムに自分の写真をアップするというシーンがありますが、まさにSNSと自己顕示欲や自己表現の問題も示唆するような内容の映画でした。
映像はずっと気持ちのいいくらいおしゃれなシーンが続いて、ファッションが好きな方などにもおすすめです。
テーマは重くないので、お酒を飲みながら軽く見れる映画かなと感じました。
玉城ティナや門脇麦、そして成田凌や浅野忠信など、ビジュアルも演技力もすごい迫力のある方ばかりで、とてもみていて気持ちのいい映画です。
特に浅野忠信の役柄には注目です。すごい俳優さんなんだなと思い知らされます。
映画『ダイナー』でもそうでしたが、玉城ティナちゃんは暗いところやネオンがあるところが非常に似合います。
おしゃれさを感じたい気分や友達と喧嘩した時、青春がなつかしくなったら是非みてみてください。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

青春バレーボール漫画

小さな巨人に憧れ、バレーボールを始めた主人公日向翔陽。身長165cmと小柄だが、ジャンプ力には自信があった。中学三年生になり、初の公式戦で県内トップの北川第一という強豪と試合をすることになる。そこには「コート上の王様」と言われる影山飛雄という天才セッターがいた。日向率いる雪ヶ丘中学は見事に完敗。影山は日向に対して「お前は三年間何やってたんだ!」と問いかける。日向は何も答えられない、なぜなら日向がいた中学ではバレーボールができる環境が無かったのだ。日向らが体育館を後にしようとした時、影山を見つけた。そして日向は涙を流しながらに「お前がコートに君臨する王様なら、そいつを倒して俺が一番長くコートに立ってやる!」と宣言、すると影山は「勝ち残りたかったら強くなってみろよ」と言い返す。両者はその場を去った。時が過ぎ、日向は小さな巨人が通っていた宮城県立烏野高等学校に入学。そそくさと体育館に向かいバレーボールをしようとしていた最中、そこにいたのは倒すと宣言した影山だった。バレーボール部主将澤村大地は「”コート上の王様”影山と”ずば抜けた身体能力を持った”日向の速攻攻撃(コンビネーション)が使えたら烏野は爆発的に進化する」と豪語。個性豊かなキャラクターが登場し、様々なドラマが生まれる。その瞬間ごとに感情が大きく動き、バレーボールがしたくなる。仲間とは、本気で何かを目指すとはどういうことなのか深く考えさせられ、学ぶことができる青春漫画である。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

おすすめアニメ『僕のヒーローアカデミア』

週刊少年ジャンプで連載している、堀越耕平作の漫画——『僕のヒーローアカデミア』。
人類のほとんどが超人的な力——”個性”を有する社会で、何の力もない”無個性”だった主人公の緑谷出久が”平和の象徴”と謳われるNo.1ヒーローのオールマイトと出会い、無個性ゆえに諦めていた”個性”を悪用する敵(ヴィラン)と戦う仕事——ヒーローを目指して成長していく話です。

アメリカンコミックのようなキャラクターデザインや作風が独特で、またヒーロー漫画ゆえに敵と戦うシーンや、人々を救うシーンの描写が厚く、読み手の心をその世界に引き込む魅力があります。
そんな漫画の素晴らしいところを、数々の有名アニメの制作を手掛けた『ボンズ』が余すことなく表現しきっているアニメになります。

また、第4期にあたる『ヒーローインターン編』では保須市襲撃事件編・夏の林間合宿編、そして神野区の悪夢編と、数々の戦いを経て心身ともに大きく成長したヒーローの卵たちが強大な敵とのギリギリの戦いでさらなる成長を見せる、この漫画の名台詞の一つでもある『さらに向こうへ、PLUS ULTRA』の言葉通りの、一つの大きな見せ場でもあるお話です。

また声優陣も豪華で、岡本信彦さんや佐倉綾音さんをはじめとする名優たちが作り出す、感動的なシーンだけでも一見の価値がある作品になっています。

eFootball 2022 / ウイイレ2022
6

ゲームにしては、、、

まず、実際にゲームをプレイした私はサッカー経験者であり、常日頃リアルサッカーを見ている「1人のサッカーファン」である。それを踏まえてのレビューだと思って下さい。
まず、単純に面白い!スマホでここまでのクオリティなら全然アリ!少しアプリが重い時があるが"私は"許容範囲内。登録クラブも多く、しっかりリアルが反映されている。欲を言えばプレミアリーグのライセンスをとってくれると、もっと面白くなるし、ユーザーも増えると思っている。
ここまでならこのゲームはほぼ完璧。だが勿体無いことに、メンテナンスの遅延や一部ユーザーのマナーの悪さにより、純粋に楽しもうとするユーザーがその悪質な行為等で辞めていっている。
オンライン対戦型のゲームは他にも多く存在し、悪質行為等も発生していると思うが、ウイニングイレブン2022においては、極めてその悪質さが高い。
だが、そんな一部の悪質ユーザーがいると言っても、自分のプレーがうまければ関係ない。この部分はリアルサッカーと同じで、上手ければ楽しい。悪質行為の中に「切断」があるが、実行したユーザーは負けになる機能もついているし、楽しまるか楽しめないかは、いかにうまくプレーできるか、自分次第である。
まとめると、このゲームは悪質な行為を行うユーザーと同じ土俵に立たなければ、しっかりサッカーゲームとして楽しめるものとなっている。充電はしっかりしておくことをおすすめします。