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6aSUGAR_9412のレビュー・評価・感想

プロミシング・ヤング・ウーマン
7

『プロミシング・ヤング・ウーマン』の復讐物語

主人公のキャシーは、元医大生、前途有望な未来の約束された女性のはずだった。つまり、『プロミシング・ヤング・ウーマン』というタイトルになるわけだ。30歳を目前に控えた彼女は、医学部を中退し、カフェで働く平凡な日々を送っていた。しかし、夜になるとキャシーは、もうひとつの顔を見せる。キャシーを大学中退に、そして彼女の親友を死に追い込んだ、ある事件の復讐である。そこにあるのは、確かな性の気配だが、決して直接的な描写はされていない。それでも、キャシーの強い怒りの感情やその復讐心から、彼女の親友を死に追い込んだ事件が、どれほど苦しいものだったのかということを読み取れる。
1度は復讐から解放されるも、彼女の恋が、皮肉にもまたもや彼女を復讐に向かわせることになってしまう。ハッピーエンドとは言い難い。キャシーは、ずっとたったひとりで闘っていたのかもしれない。自らの命を賭して、自分自身が危険にさらされると分かっていても、それでもどうしようもなく貫くべきことを持っていた。この映画で描かれているものは、紛れもなく復讐なのだけれど、それでもこれは親友の死に対して、彼女だけができるひとつの弔いだったのかもしれない。

花束みたいな恋をした / はな恋
10

付き合いたての気持ちを思い出したい人必見!!

恋人と初めて出会った時の気持ちを思い出させてくれる映画でした
この映画はマンネリ化したカップルや夫婦にぜひ観てもらいたい作品です!
主人公の麦(菅田将暉)と絹(有村架純)が5年間付き合った末に別れを選択するというバッドエンドの映画です。
実生活につながる部分が多い映画でした。
毎日忙しくて「初めて出会った時の感情なんて忘れた!」という方におススメの映画です。
主人公の目線で映画を観るとより一層楽しめる映画だと思います。
男性なら「麦」目線で、女性なら「絹」目線で観るとかなり共感できる映画だと感じました。
趣味や好きなことが一緒だとずっと一緒にいられそうじゃんと思う方が多いと思いますが、すれ違いが重なると、どれだけ趣味、趣向が合っていてもお互いのベクトルが違う方向に向いてしまうんだなと改めて思いました。
男性なら誰しも「たくさん稼いで家庭を幸せにしてやる」って気持ちがあると思います!
でもそうすると稼げば稼ぐほど家族との時間が取れずに奥さんとのケンカも増えてしまう…
劇中、麦も二人の生活を良くしようと仕事を頑張った結果、絹の気持ちが離れて行ってしまいました。
今、何が大切なのかを気づかせてくれる素晴らしい映画だと思います。
僕はこの映画を観終わった後、大切なモノに気が付いて、気付いたら涙してました。
この映画がきっかけで彼女との関係がより深まりました。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
8

ここまでディスるか

最初、ラジオから都市伝説の話が流れてきて、本編に入るのですが、ほんとこれぞ都市伝説という内容でした。私は関西出身なので、埼玉がどういうとことなのか、知らないのですが、おもしろかったです。知っている人はもっとあるあるがあって、面白いんだろうなと思いました。
好きなものとか出身地を悪く言われるのっていやなはずなんですが、それをうまく使われると、芸人でいうおいしい状態になってなんかいいです。だから、埼玉県民も結構この映画、ひいては原作が結構好きなんじゃないかなと思いました。あまりに大げさでばかげたディスりかただけど、なんだか本当にこんな風に言われているんじゃという妙なリアリティがありました。埼玉県民は怪我をしてもほっとかれるなんて、東京の学校に行きたくないです。
そして、埼玉だけでなく、千葉とかもディスられていました。まあ、東京が抜きんでているからでしょうか。結構、ディスられ勝ちな気がします。キャスト陣もなんだかキラキラした人たちでよかったです。京本政樹とかGACKTとか派手な顔立ちな人たちですけど、本作の世界観には合っていました。二階堂ふみさんも変わった役が得意な方なので、とても似合っていたと思います。ストーリー展開もだらだらすることがなく見やすい作品だったなと思いました。

アップグレード
8

機械に支配される

近未来の話です。脊髄損傷した男が、高性能AI. STEMをつけたら動けるようになって、さらにアップグレイトできたけど、実は体を乗っ取られようとしていたという話でした。機械対人間って昔からある話ですが、ついに肉体を乗っ取りかーと感慨深い気持ちです。しかも、それが夢物語ほどでもない現代の科学技術を思うと、ちょっと怖いですね。ちょっと世にも奇妙な物語的な話ですね。仮想現実のところはマトリックスみたいです。あと、なんといっても、機械に操られた体がおりなすアクションがよかったです。つかうのは人間の体ですからそんなにすごい動きでもないのですが、型通り動くとかは機械的ですし、撮り方もうまかったです。あと、強化人間とかがでてくるのは、ワンピのジェルマ王国のところへんぽくてよかったと思います。ただ、もっとこの強化人間とのバトルを多くしてほしいなと思いました。まあ、話的にサスペンス要素が強めだから難しいのかもしれませんが、ちょっと寂しいです。今回の映画はバッドエンドでした。それでも、主人公的には幸せそうだというのが余計切ないです。たまにそういう閉じ込められ系の話ってありますが、私は一番怖いなと思います。おすすめです。