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5knabexのレビュー・評価・感想

推しが武道館いってくれたら死ぬ / 推し武道
9

推しがいる人へ

ある日なにげなく町を歩いていたら、アイドルに呼び止められてコンサートをみた主人公のえりぴよさん。そのときのステージにかがやくアイドルになりたい舞菜ちゃんをみたときから恋というか想いははじまりました。
この子が推しになってからというもの、舞菜ちゃんを人気投票で上位にするために、握手券を購入するために、CDをめっちゃ購入し、ついにはグループただひとりの舞菜オタクといわれるいわゆるトップオタクになるえりぴよさん。
でも握手会で話ができるのは本当にかぎられた時間で、ありがとうございましたという無情な声で数十秒が終わってしまいます。それでもえりぴよさんはあきらめず、舞菜ちゃんが武道館でコンサートしてくれたら死んでもいいという思いで今日もチケットを握りしめ握手会にいくのでした。
オタクというさまざまな生き物の中にも個性があり、ほんとうに嫁にしたい、推しであるブルーの空音ちゃんにごはんを毎日家で作ってほしいもといさんや、前のグループで一位にできなかった推しを今のグループで一位にするために奮闘するくまささんなど周りのオタクたちもかなりキャラが強くておもしろいです。
しかしながら共感するところがかなりありますので、うなずかずにはいられません。今回は人気投票がありますので、アイドルという名前があるといつかは通ることになってしまう道であり、一番てっとりばやく結果が認識されてしまう酷いといえば酷い、でもがんばった努力は報われるという資本主義の権化ともいえる数の暴力に向き合うアイドルとオタクの熱い応援のかけらたちが表現されています。
たぶんこの人気投票というシステムに関しては賛否両論あると思いますし、オタクによってもかなりの確率で意見がありますのでわかれてしまうと思いますが、オタクというものの愛が試されていることは間違いありません。そこでアイドルたちが今後どのように生きていくのかというのが見どころでもあります。

ボヘミアン・ラプソディ / Bohemian Rhapsody
9

フレディ、最高

伝説のロックバンド、QUEENのボーカル、フレディの人生を描いた作品です。ブライアンらのバンドを見て、入りたいと道端で歌を聴かせたり、最初のライブで歌詞を覚えてこなかったり、なかなか自信家っぽいけど、裏では繊細な感じもして、寂しがりやで愛おしい人でした。ステージの上では、カリスマ性があって、みんなを魅了するフレディですが、性的嗜好と心から一番気の合う人が一致せず、メアリーと別れざるを得なくなったり、バンドメンバーと揉めたり、いろいろ大変だったんだなと思いました。最後のライブシーンはすばらしくて、何度も見たくなります。まず、ステージに向かう裏側のメンバーらが最高で、私は表舞台に立つ人ではないけど、見ていて一緒に舞台に出たような気がしました。らじおなどで、芸人さん、アーティストさんがこの映画にハマったといっていたのは、この瞬間の表現があるからかもしれないと思いました。この映画をみると、本物のQUEENのライブを見たくなること必須です。そして、ライブエイドの映像を見ると、映画がどれだけこだわって、再現したかがわかり、映画をまた、見たくなります。QUEENは、やはりすごいバンドだと思いました。また、CDを集めたくなりました。