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4naaaのレビュー・評価・感想

それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌
9

みんなを不幸にする少女がメロンパンナに出会い変わっていく

少女カーナは嵐の夜に暗闇の森に落ち、それ以来ずっとそこで育ちました。
「暗闇の笛」を吹くと暗い気持ちになる、悪夢を見てうなされる力がありました。母親のブラックノーズに「暗闇の笛」を持ち、アンパンマンワールドに行くように言われたカーナは、音色を広めることになりました。
アンパンマンワールドに行くとき、カーナを不幸にする「美味しい物を食べてはいけない、歌ったり、踊ったりしてはいけない」と注意されました。
その頃アンパンマンワールドでは、飾りや大道芸、音楽など、お祭りの準備の最中でした。
メロンパンナと出会ったカーナは、アンパンマン工場で保護され、夜になると町の人々を苦しめる「暗闇の笛」を吹きました。
アンパンマンやメロンパンナと交流するカーナは、当初母親の言いつけどおり歌や食べ物から逃げました。しかし、歌やダンスが「よい物」とわかったカーナは、母親に「『暗闇の笛』を止める」と伝えると、母親は本性を見せアンパンマンワールドに襲いかかります。
歌を通じたメロンパンナとカーナの友情が見所です。
当初、歌わない、踊らない、食べない、笑わない少女が気になるメロンパンナは、カーナに寄り添い気にかけました。よく話しかけ歌っていたメロンパンナの、無理に誘わず来るまで待つ姿勢がすてきでした。
歌い始めたカーナにすぐ声を合わせるときは、やっと心が通じ合った瞬間でした。その後、全員で歌う「アンパンマンマーチ」は、よく聞く歌の感じと異なり、楽しそうできれいな歌声で、注目してほしいです。

ランウェイで笑って / Smile Down the Runway
10

夢を追う勇気をもらった

この作品はトップモデルを目指す少女、藤戸千雪と、ファッションデザイナーを目指す少年、都村育人の物語。
千雪の欠点は、モデルとして決定的な弱点である身長の低さ。なかなか評価してもらえない彼女だが、ウォーキングの技術には長けており、トップモデルをも圧倒するオーラを放つこともある。父が社長を務めるモデル事務所「ミルネージュ」に所属しており、持ち前の負けん気と意識の高さでトップモデルを目指す姿には、無謀と言われる夢を追う勇気をもらえる事だろう。
そしてデザイナーを目指す育人は母子家庭の4人兄妹の長男。病気で入院する母を助けるため、当初は夢を諦めて就職しようと考えるが、家族が背中を押すことでデザイナーになることを決意する。幼いころから洋服を作り、パタンナーとしての素養はかなりの物。高校で千雪に出会ったことがきっかけに、ファッションブランド「HAJIMEYANAGITA」で技術を学ぶ。
才能がある育人は、服飾大学の学芸際にゲスト参加としてファッションショーに参加する。注目を集める作品を作り上げるが入選には届かず。しかしバイヤーの目に留まり声をかけられるなど、確実に夢への道を進む。
環境に恵まれなくても困難を跳ね除けながら夢を叶えていくふたりの姿に、尊敬と感動を覚える。その他にも、長谷川心や綾野遠など、登場人物それぞれに夢を追いかける物語がある。
夢の大切さと、夢を叶えるための勇気、努力、苦しみ、喜びを教えてくれる素敵な作品である。

ロッキー / Rocky
10

ロッキー

正にアメリカン・ドリームを実現した映画。シルベスタ・スタローンという売れない2流の俳優が自ら脚本を書いて映画会社に持ち込んだ。しかし会社は拒否。それはそう。売れない2流の俳優が持ち込んでもそう簡単にはいくはずがない。だがこの男自身だけは自分を1流と信じて、とうとう会社を説得してしまう。しかし映画は低予算、スタッフ・キャストほとんど無名。そろいも揃ってハングリー精神の塊で失うものなど何もない。2流のプライドをかけて作った映画には魂がこもっていた。ハリウッド相手に勝負をしてものの見事に勝利。映画は世界的にメガ・ヒットし一躍時の人になってしまったスタローン。その後の活躍は飛ぶ鳥を落とす勢いで監督にまで手を広げ、映画はシリーズ化いまだに新作が作られている。
チンピラと紙一重の名もなき無名のボクサー、ロッキー・バルボアに突然世界戦の話が持ち上がる。世界チャンプと無名の2流ボクサー、それは正に考えられないような対戦。何があったか知らないが、ボクシング界の裏事情…複雑怪奇。黒人の世界チャンプ対白人の無名ボクサー、ちらっと人種問題を絡めながら、マスコミがあおりまくる。マスコミのいやらしさを盛り込んで、映画は怒涛のクライマックスへ。感動のラスト。必見作。

キングダム ハーツシリーズ / KHシリーズ / Kingdom Hearts series
9

長期間製作を要した超大作

主人公のソラ、リク、カイリ、13機関などオリジナルキャラクターに加え、ディズニー、ファイナルファンタジーのキャラクターが多数登場します。これまで活用されたディズニーのステージは20以上あるのではないでしょうか。映画で観たキャラクターと一緒にディズニーの世界を冒険するのは非常にワクワクしますし、楽しいです。そして、キングダムハーツはただディズニーとファイナルファンタジーのキャラクターに乗っかった安っぽいゲームではありません。オリジナルストーリー、キャラクターがしっかり作られています。インターネットでも人気がありますが、13機関はその一つです。敵キャラクターであったにも関わらず、途中から仲間になったり、プレイアブルキャラクターにもなります。そしてキングダムハーツで一番感動するであろう、ロクサスとシオンの件もオリジナルストーリーです。こちらは元々ニンテンドーDSで出されたスピンオフ的な作品の中に組み込まれていたストーリーでしたが、それを集大成のキングダムハーツ3で見事に繋げて、回収してくれました。ここまで胸が熱くなったゲームは他にありません。さすがスクウェアエニックスだと感じました。オススメです。