3qgorima@3qgorima

3qgorima
3qgorima
@3qgorima
1 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
3qgorima

3qgorimaのレビュー・評価・感想

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
9

数多くあるFPSゲームの中でもおススメできる作品

『Apex Legends』は2019年2月4日に配信されたバトルロイヤルゲームである。このゲームは、3人1組のチームで(トリオ)20チーム60人の人と戦ったり、2人1組のチームで(デュオ)30チーム60人の人と優勝(チャンピオン)を目指して戦う。また『Apex Legends』はパソコンだけでなく、PlayStationやSwitch、Xboxなどいろいろな機種に対応しているので、機種の違う友達などとも気軽に遊ぶことができる。ゲーム内には、トリオやデュオだけでなく、コントロールやガンゲームなどといったモードもあるため、長い時間楽しく遊ぶことも可能だ。またこのゲームには、ランク制度があり自分の実力と同じくらいの人とマッチングするため、初心者の人でも楽しく遊ぶことができる。1番上のプレデターと言われるランクは上位の750人しかなれないため、そのプレデターを目指して頑張ることも楽しみ方の1つ。
初心者の人はなかなか踏み込めないと思うかもしれないが、『Apex Legends』はそんな人でも気軽に楽しく遊べるゲームなのだ。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット / ポケモンSV
8

この時代に合った新しいポケモン

本作はシリーズ本編初のオープンワールド形式を取っており、挑戦的な作品だと感じました。

ストーリーを進めて行動範囲が広がると、従来の順に巡るスタイルから一新、自由にマップを移動して好きな順に攻略出来る様になっています。敵の強さによってある程度順番は限られますが、逆に高難易度から進むという新しい楽しみ方への発見にもなりました。

全体的な世界観として、図鑑説明によるポケモンがポケモンを襲う暗喩、フィールドに点在する野生ポケモンの動きや配置など、ポケモン世界の生態系を感じる演出により、ポケモンが生物として描かれていてリアリティがあると感じました。
そしてそれぞれ職業を持つジムリーダーや個性豊かなアカデミー教室達など、あらゆる人種や職業、価値観をモチーフにした人間の登場人物も魅力的で、多様性を意識した昨今のニーズにも対応しています。

終盤のストーリーとても手に汗握るもので、過去最高傑作とも言える素晴らしいものでした。
出会う事が少ない新規ポケモンのみで構成されたラスボスのパーティは、予想を立てそれを裏切られ手に汗握る興奮と難易度であり、最後の伝説のポケモン同士でぶつかり合う2戦目は、特殊な演出からの明るく希望を感じるBGMにとても心が躍りました。その後のエピソードはムービーで進み、映画の様なシナリオと演出その後のエンディングで流れるエド・シーランの「Celestial」は号泣必須です。

懸念点として短い期間の開発が原因か、バグが多く目立ったのは残念です。現在も続いているアップデートによる改善に満足しております。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
7

影薄でも平凡でも主人公です

中学時代最強と言われたチームの中で「幻の六人目」と言われていた主人公が、元チームメイトと考え方の違いから決別し高校でキセキの世代と言われていく彼等とバスケで戦っていく作品です。
主人公である黒子テツヤは一般的で分かりやすいバスケの才能を持っては居ませんが、自分の特性を活かして鍛え上げた無二の技術でもってして誰かをサポートを主とするバスケスタイルです。それはただバスケが好きな少年がバスケをしていくために磨き上げた能力であり、輝かしい才能を有する友人達と共に試合にでるために鍛えた能力でもありました。
ですが輝かしい才能はチームメイトを更に高みと押し上げ、その結果彼等と真っ向から対決する「敵」が存在しなくなります。それによりバスケへの情熱自体が消えていき、機械的に試合を消化していく「楽しくないバスケ」を見せられた黒子は自身の存在意義の消失と共に仲間達への疑心と自らの嫌悪感でボロボロになっていきます。
そしてある出来事をきっかけにバスケ自体を嫌いになった黒子ですが、様々な出来事により「バスケを嫌いになる事を諦め」再びバスケの道へと戻ってきます。
彼は機械的に消化するだけの「楽しくないバスケ」をするキセキの世代に対して宣戦布告し、楽しいバスケをするために誠凛高校に入学。そこで新たなる相棒であり光である火神大我と出会い、日本一を目指すこととなるのです。
主人公はバスケの才能を有さない秀才にすらなれない存在ですが、自らの特性を極限まで磨き上げた達人でもあります。そんな彼が鬱屈した感情を心の内に秘めながらも自らのバスケと向き合い、キセキの世代と向き合い、誠凛高校の先輩達や相棒である火神と向き合い、大好きなバスケで頂点を目指す。それが「黒子のバスケ」というマンガです。

Every Little Thing / ELT
8

挑戦を続けるEvery Little Thingの音楽

Every Little Thing(以下ELT)といえば、90年代を思い出す人が多いのではないでしょうか。特に、大ヒットシングルの「Time goes by」や「出逢った頃のように」や、それらが収録されたオリジナルアルバム「Time to Destination」・ベストアルバム「Every Best Single+3」が思い出に残っている…という方が少なくないと思います。当時のメンバーだった五十嵐充の作り出すメロディーと、ボーカルの持田香織の透き通った声、ギターの伊藤一朗が演奏する表情豊かなギターという、3人が奏でる音楽は90年代を代表する音楽シーンを作ってきました。しかし、五十嵐充が脱退し、持田香織の声が変わりだしたあたりから、実際に紅白歌合戦の出場機会が減り、2000年代以降は地道な活動を続けてきました。ELTは表舞台からいなくなった、そんな風に思っている方にこそELTの音楽を聴いてほしいです。確かにELTの作る音楽は時代によって毛色が異なっていると思いますが様々な時代を頑張って生きてきた私たちの心に染みる、優しい言葉と音楽が沢山あります。また、他アーティストから楽曲提供を受けたり、ポップスの枠に収まらないジャンルにも挑戦し続け、私たちの心を和ませ、時には躍らせ、そして昔を懐かしく思い出させる、そんな人の心を理解し感動させる音楽を作り続けています。2015年には通算12枚目のオリジナルアルバム「tabitabi」とベストアルバム「Every Best Single 2 ?MORE COMPLETE?」を同時リリースし、2016年には20周年を迎えました。さらなる挑戦の波に乗るELTの音楽を是非聴いてみてください。