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3mmary-s_3373のレビュー・評価・感想

マクロス7 / マクロスセブン / Macross 7
8

歌で宇宙を救うアニメ!!

一言で言えば歌で宇宙を救うアニメ。
このアニメの魅力は、なんと言っても主人公の「熱気バサラ」である。彼の凄いところは、名前の通り歌にかける情熱が尋常ではないことだ。敵が襲ってくると、ファイヤーヴァルキリーという可変戦闘機(簡単に言えばロボット)に乗って宇宙空間や空に飛び出すのだが、決して敵に直接的な攻撃を加えようとはせず、ただひたすらに歌う。何があっても歌う。別に歌でダメージを与えようとか洗脳をしようとか考えて歌っているわけではない。ただ彼は自分の歌に乗せた熱い想いを人に聞かせたいのだ。
「戦争なんてくだらねぇ…!俺の歌を聴けー!!」
彼はこの一心でひたすら歌い続ける。戦える機体に乗っているのに、操作技術があるのに、決して戦わず歌い続ける。こんな主人公に最初はイライラする人もいるかもしれない。現に作中でも序盤は全く理解を得られず(そもそも熱気バサラ本人は歌う理由を話そうともしないため理解する方が難しいし、理解して欲しいとも思っていないが)、味方陣営からも煙たがられるシーンが多い。正直最初は自分も「なんやこの主人公。早く戦えや…。ミサイル撃ち込むぞ…。」と思っていた。
だが話が進むにつれて、不思議なことに、熱気バサラを応援したくなってくる。なんなら最終回ではバサラと一緒に熱唱した。
マクロスには色々な作品があるがマクロス7こそ真にマクロスしている作品だと言う視聴者も多い。
全50話近くあるし1994年〜1995年のアニメなため敬遠する人もいるだろう。だが1度騙されたと思って観てほしい。「この回必要だったか?」みたいな回もあるし、序盤から中盤にかけての中弛みはぶっちゃけ相当なものだが、観終わった後には確かな満足感が得られるのは間違いないだろう。あと「突撃ラブハート」の歌詞も確実に覚えられる。世界観の説明や、登場人物の説明等、かなり省いた部分も多いが、Dアニメストアで観ることが出来るので、時間がある人は是非視聴して欲しい。

LOVE IS LIKE A ROCK'N'ROLL
9

a flood of circleの4thアルバム『LOVE IS LIKE A ROCK’N’ROLL』のロックンロール愛

a flood of circleが2011年に発表した4thアルバム『LOVE IS LIKE A ROCK’N’ROLL』。ギターボーカルの佐々木亮介愛用のグレッチ社のブラックファルコンがジャケット写真のこのアルバムは、まさに彼らのロックンロール愛がみなぎるアルバムです。

人気曲の『The Beautiful Monkeys』をはじめとして、印象に残りやすい、リフにキレのあるサウンドの曲が多く、『Sweet Home Battle Field』などライブなどで盛り上がれる曲、思わず手拍子をしてしまいたくなるようなキャッチーな曲も多数収録されています。

重厚感のある曲や、ささやくような歌を織り交ぜながら、曲調にもメリハリがあり一貫性はありつつも飽きの来ない1枚です。

リフがユニゾンしているところも多く a flood of circleらしい3ピースバンド特有の一体感も強く感じられ、ギターボーカルだけでなく、ベースやドラムにもそれぞれ見どころがあり、それぞれのメンバーにスポットがあったっているように感じられます。

非常にまとまりがあるのでCDでありながらもメンバーとの一体感を感じやすいです。

やはり中でも佐々木亮介のしゃがれて渋い声ながらもとても力強い歌声が印象的で、歌を通して伝わってくる情熱や熱い気持ちを感じることができると思います。

ブラックファルコンの音ともとても相性がよく、高音の強さがないため、賑やかな音楽ではありますが、ずっと聞いていても疲れない心地よい音楽です。

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
8

名作だと思います。

少女漫画でありながら、少年漫画のような格闘シーンもあり、コメディ要素もあります。
十二支の動物になってしまう呪いにかかった一族と、平凡な一人の少女が関わっていく物語です。
少女漫画なので、もちろん恋愛要素も豊富にあります。イケメン十二支たちとの高校生活や同居にドキドキハラハラの展開です。要所要所で笑える所も多く、ギャグパート多めです。
それでいて主人公の少女の生い立ちや十二支たちのバックボーンに涙する事も多々あります。みんなそれぞれ闇を抱えていたり、人生に迷ったりしていて、人間味溢れるキャラクター達です。その悩みは若さゆえのものであったり、己の環境であったり、共感できるものが多いと思います。
ストーリーが進むにつれて登場人物も増えていきます。十二支も勢ぞろいしてきますし、それを束ねるご当主様や一族の人間たちのお話もあります。
主人公の純粋さや十二支の少年たちの優しさに心打たれる作品です。
一見悪そうに見える人や、見た目からは想像がつかないくらい酷いことをする人も出てきますが、誰も恨めないのがこの作品のいいところだと思います。
敵対していても諦めず対話していく事で、徐々に打ち解けていく主人公を応援したくなる人も多いでしょう。