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3fyesk1214kokeのレビュー・評価・感想

サウンド・オブ・ミュージック
10

みんな知っている「ドレミの歌」はこの映画から始まった

舞台は1930年代のオーストリア、ザルツブルク。ヒトラー率いるナチスの影響下で暮らすトラップ家。父親のゲオルグはオーストリアの元軍人でお金持ちだ。数年前に妻を亡くしたショックが原因で家の中で楽しいことをしたり、妻との思い出でもあるみんなで歌を歌ったりすることを禁止し、子供達を笛で操ってまるで軍隊のように育てていた。

そこへ子供達の家庭教師として送り込まれたのは、修道女見習いのマリア。厳格で規律を重んじるゲオルグと、自由奔放で歌うことが好きなマリアは対照的で、初めはかなり対立する。子供達も初めはマリアをバカにしてイタズラを仕込んだりしたのだが、マリアはそれを叱ったりせず、むしろ「素敵な歓迎」と笑顔を見せた。
そんなマリアの人柄に子供達も徐々に惹かれていき、一緒に散歩をして歌を歌い、時間を共にすることで信頼関係を築いていく。

その時歌われたのが有名な「私のお気に入り」と「ドレミの歌」。両方とも印象的なシーンで使われている。「私のお気に入り」は、雷が怖くてマリアの部屋に集まってきた子供達を励まそうと歌った歌。「ドレミの歌」はマリアが部屋のカーテンを勝手に使い、子供達にお揃いの服を作ってピクニックに出かけるとういう大胆なシーンだ。
お揃いの服をもらった子供達は大喜び。オーストリアの雄大な自然や美しい街並みをバックにこの歌が歌われる。それ以外にも映画内で使用された歌は耳馴染みのものが多いと思う。

『サウンド・オブ・ミュージック』が大人から子供まで広くに愛されているのは、この耳馴染みがあり明るい楽曲と、世界情勢に翻弄されながらも生きるトラップ家の人間とマリアとの関係に観るもの皆が魅了されているからである。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて / DQ11 / ドラクエ11 / Dragon Quest XI: Echoes of an Elusive Age / ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
10

じっくり遊びたい方におススメ!ドラクエ初めての方でもどっぷり世界観に浸かれます

ドラゴンクエストXIはTHE正統派の勇者が主人公でした。あらすじを少し話すと16歳の時に自分が勇者の生まれ変わりと発覚し、育ててくれた女性からデルカダール王国の王に会いに行くように言われた主人公は旅に出ます。しかしデルカダール王国に到着し王の間へ謁見すると「お前は悪魔の子だ」と言われ牢獄に入れられることになります…。ここから勇者は仲間を集め逃走しながら冒険をするのです。あらすじからも分かるようにこの作品のストーリーは展開がかなり目まぐるしく、後々仲間になるメンバーとのやり取りも面白くて非常に濃い内容でした。難易度も普通に進めていたらそこそこなのですが、クリア後の裏ボスはレベル最大でも油断すると負けてしまう程難しいので、かなり手ごたえがありました。縛りモードというシステムもあって買い物ができなかったり、防具を装備できなかったり、戦闘から逃げられなかったり、圧倒的に難易度が上がってしまう要素もあり、強くてニューゲームも可能で何周でも楽しめるのでじっくり遊びたい方は特におすすめです。またドラクエにストーリー的な繋がりはないので初めて遊ぶ方でも楽しめると思います。Switch・PS4・3DSなどで遊べます。

プラトーン / Platoon
9

凄惨なベトナム戦争の歩兵戦の実態をフィクションとして造形した戦争映画の傑作『プラトーン』

1986年に米国で公開された映画『プラトーン』は、オリバー・ストーンが脚本と監督を務めた作品で、トム・ベリンジャー、ウィリアム・デフォー、チャーリー・シーン、キース・デヴィッド、ジョン・C・マックギンリー、フォレスト、ジョニー・デップが出演しています。これはオリバー・ストーンが監督したベトナム戦争3部作のうちの第1作にあたります。ちなみに、第2作が『7月4日に生まれて』(1989年)、『天と地』(1993年)は第3作です。『プラトーン』は、戦場でのストーン自身の体験を映画化したもので、ストーリーラインでは志願兵としてベトナムに赴いたアメリカ兵(シーン)の目を通して小隊長の軍曹と分隊長たちの戦場での葛藤と生き様を描いています。
ストーンはベトナム戦争に歩兵として従軍した経験を基にして脚本を書き上げ、ジョン・ウェインの『グリーンベレー』に描かれた戦争イメージに対抗しました。ストーンのキャリア的には『ミッドナイトエクスプレス』と『スカーフェイス』といった作品の脚本を執筆した後であり、ストーンは映画製作の資金を確保するために東奔西走していたと言われています。『サルバドール』の企画と抱き合わせである映画会社が出資することになり、撮影は1986年の2月にフィリピンで僅か54日間でなされました。ベトナム戦争からの復員兵が脚本と監督したのはハリウッド史上で初記録となりました。公開後には、ストーンの監督と脚本家としての力量、戦闘シーンのリアリズム、シーン、デフォー、ベリンジャーの演技力が批評家たちによって高く評価されています。

Michael Jackson / マイケル・ジャクソン
10

2人のマイケルジャクソン

今回はマイケルジャクソンの楽曲についてレビューしたいと思います。

マイケルジャクソンの楽曲は大きく分けて前期と後期ではっきりと分かれていると私は思います。

前期は彼を世界一のアーティストに押し上げた、ダンスパフォーマンスとともにある楽曲です。
「ビリージーン」「ビートイット」、そして「スリラー」
これらはすべて彼の6枚目のアルバム「スリラー」に入っている楽曲です。
もちろん楽曲としても優れているとは思いますが、やはりこれらは踊るマイケルがあってこそだと思います。
ミュージックビデオも有名になりましたが、どの映像でもマイケルは踊っています。
それはただ踊るだけではなく、しっかりと振付をして踊っています。
踊る自分、歌う自分の両方を観客に伝えようとしているようです。

これが次のアルバム「BAD」とは変わってきます。
タイトル曲「BAD」のMVでもマイケルは踊ってはいますが、それまでのMVのようにパフォーマンスを見せるというより、
歌を、自分の伝えたいことをしっかり言葉で聞かせるというスタイルに変わっているように思います。

それがはっきりと表れたのが「マンインザミラー」だったように思います。
この曲はその後のマイケルの楽曲の中心となるメッセージ性の強い、世界平和や人類愛を歌った曲です。
その後のマイケルの楽曲は「ヒールザワールド」や「アースソング」「ブラックオアホワイト」など
環境問題や人種差別などに目を向けるよう訴えかける楽曲が多くなってきます。

メッセージ性が強いから後期の方がいいと言いたいわけではありません。
やはりマイケルはダンスパフォーマンスがあってのマイケルだったということは、
彼の最後の映像作品「THIS IS IT」を見ても明らかです。踊っている彼は本当に楽しそうでした。

もしこれを読んでいるあなたが踊るマイケルしか知らない、もしくは説教臭いマイケルしか知らないのならば、
できれば両方のマイケルを知っていただきたいと思います。
今ここに挙げた楽曲はすべてyoutubeで見られるのですから。

えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
10

プペルに出会えて本当に良かった!

プペルに出会えて本当に良かったと感動しています。別れと出会い、失望と希望、すべての気持ちを二人の主人公と一緒にジェットコースターに乗りながら叫びだしたい。これはクリスマスの最高の贈り物ではないでしょうか。
一緒に笑い、一緒に涙を流し、私たちの世界が同じように星で飾られていることを願っています。
絵本を読んでいた頃は、実はエンディングが少し残念だったのですが、「円満すぎないでしょうか」という感じもあって、何かが足りないような気がしていました。
その足りない部分をアニメが補ってくれていて、脚色も丁度良かったのには驚きました。
子供向けに見えるかもしれませんが、実際にはどこまで深く見たいかによってはアンチの話になります。
子供限定とか大人限定とかはあまり考えなくて、夢をテーマにした「えんとつ町のプペル」を友達と一緒に楽しもう!

シャイニング / The Shining
8

ジャック・ニコルソンの狂気

原作はもっとアルコール依存症である自分に悩むという話らしいです。そっちも読んでみたいなと思いました。映画は、どっちかっていうと、オカルトチックで、ホテルに流れる不穏な何かに、みんな精神をやられるみたいな感じでした。予告とかで、よく映る双子はほんと怖い感じです。サスペンス的要素もあって、どういうことかなとか伏線を確認しようとか思って、何度も見てしまいます。あらゆる場面が不穏な感じで、左右対称や鏡の演出が不気味でいいです。とにかく主役3人の演技がすごくて、ひきこまれました。子役もすごいけど、なんといってもジャック・ニコルソンです。最初から作家志望で病んでた感じもありますが、それがどんどん酷くなってる感じがよく出ていて、もう普通ではない、取り憑かれてるのがよくわかります。カバーにもなってるからみんな知っているあの顔が、ヤバイです。あの顔だけでなく、その前から顔がどんどんおかしくなってます。でも、ちょっと狂気過ぎて面白い気もします。ホラーとしては、そんなに怖くはないかもしれませんが、左右対称の映像やら空撮やらが美しいし、ジャック・ニコルソンの演技も一見の価値アリなので、見るべき作品だと思います。