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2tmanyu_yukkyのレビュー・評価・感想

パンとバスと2度目のハツコイ
8

すごくわかるなあって思った

すごくわかるなあって作品でした。なんで人をずっと好きでいられるのか、それは私も思っていたことで、その答えがわかったって感じのする映画でした。片想いをしているといつまでもその人のいいところしか見えないってあるあるだなあと思いました。主人公の女の子が、地に足の着いた生活をしていて、それがとても好印象です。彼女がなんで恋人のプロポーズを断っちゃたのか、わからなくはないけど、バカだなあとも思いました。でも、きっとそこまで好きじゃなかったんですね。中学の時の初恋をひきずってなようで日木津っていたのかなと思うと甘酸っぱい気持ちになります。男の方も、彼女に思われて、だから付き合うとかじゃなくて、好きだけど、元嫁の方が好きとか言っちゃって、なんて甘酸っぱい話なんだとキュンキュンしました。そういう恋になる前の恋って一番楽しいのかもしれません。最終的に彼らがどうなるのか、はっきりとはしてなかったけど、二人が幸せになれたらいいなあと思いました。役者さんたちの演技もすばらしく、セリフにいちいち納得してしまうような映画でした。恋の話だけど、どちらかというとテーマは孤独なのかもしれません。見ていて、わかるわかると思うところがいっぱいで気にいりました。

SUNNY 強い気持ち・強い愛
10

映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」レビュー

高校時代を過ごした女友達があることきっかけに再開し、再集結するというあらすじです。
映画の中では、当時流行った音楽(安室奈美恵など)が頻繁に流れており、その世代の人からすると懐かしさを感じることができます。
女同士の友情や、女子高生の若さが全面に出されている作品です。
田舎から引っ越してきた主人公(学生時代)を演じるのは広瀬すずさんで、かわいらしいのはもちろん「田舎から来た冴えない感じ」がとてもうまく表現されています。
ちょっとしたことで、ギャルの女子グループに気に入られ、つるむようになります。そのグループのリーダー的存在を演じているのが山本舞香さんです。
さばさばした雰囲気と気さくな印象が役にぴったりでした。

友情だけでなく、甘酸っぱい恋も描かれています。主人公が恋をするのが三浦春馬さんが演じる大学生なんですが、ちょっと危なそうで、大人っぽい雰囲気をまとった男性でとっても素敵な役柄です。
大人になってから再会するシーンは、すごく切なくてまさに「エモい」と言わざるを得ないです。

この映画は、十代の友情・恋愛を描いているだけでなく、大人になってからの結婚生活・お金問題・仕事などの苦悩もリアルに描かれています。
若いころを思い出して浸りたい方にはおすすめの作品です!

甲鉄城のカバネリ / Kabaneri of the Iron Fortress
8

貫け、鋼の心。取り返せ、誇りを。

カバネを倒すため、カバネとなる。人か、カバネか。
舞台は極東の島国、日ノ本。蒸気機関が発達したこの国では人を食らうカバネと呼ばれる怪物が跋扈していた。
カバネに噛まれた人はカバネとなり、人を襲う。人々は身を守るため「駅」という砦を築き、「駿城」と呼ぶ蒸気装甲機関車で移動しながら暮らしている。
メカニックや蒸気機関、特殊装甲など登場する設定は武骨なものが多いが、好きな人にはたまらない世界観となっている。
主人公はカバネに噛まれた少年、生駒。彼は噛まれた後も生存し「人とカバネの狭間にあるもの:カバネリ」となる。周囲の人間の多くは生駒をカバネと同じく人を襲う存在と決めつけ、偏見の眼差しを向けるが、カバネと戦い人を守ることで信頼を得ていく。
生駒に戦う術を教えたのはカバネリの少女、無名。幕府の駅である鋼鉄城を目指す彼女は自らの駅を失った生駒たちと行動を共にする。普段はかわいい女の子だが、戦闘時は衣装やメイクも施しているため美しい。カバネリであるが故の存在価値に悩む姿には必死さが窺える。
戦いに身を置くことで周囲の人間も成長していく。その中でほのかな恋模様や日常の様子も描かれているため良い緩衝材となっている。全体的には疾走感があり休息パートがありつつ中だるみしない内容になっており、最後まで飽きずに見ていられる。
見どころは戦闘中の動きの素早さ、美しさとバリエーションに富んだ戦い方。画面いっぱいに動き回り大立ち回りする無名と生駒に日本刀を携えた剣士、来栖の静かな太刀裁きがまさしく動と静。戦闘時のBGMは澤野弘之を迎え耳に残るスタイリッシュな曲が多くある。
鋼鉄城にたどり着いた彼らに待ち受ける陰謀、カバネとの闘いの果てに得るものとは。
最終話まで一気に見てほしい作品となっている。

スノーホワイト/氷の王国
10

2人も女王がいるのが衝撃的でした

映画「スノーホワイト」に出てきた悪役がメインの話ですが、2人も女王がいたのは驚きでした。それに最初はフレイヤも愛する人と子供を儲けて凄く幸せそうで優しそうだったのが、それを魔法の鏡でその娘が美しくなることを聞いた姉の女王によって殺されてしまうなんて、悲劇としか言いようがないなと思いました。そうとも知らずに愛する人と袂を分かち、愛することを罪としてきたフレイヤがかわいそうすぎるなと思いました。最初は本当に冷酷だなと思っていましたが、後半になるにつれて、そんな裏側の話があったことに気付いて、そうなってしまってもおかしくないなと思いました。そんな非道なことをされてもなお、姉への愛情を捨てきれずに抱きしめた時はすごく感動しました。そうして心まで冷たくなってしまったフレイヤも、自分の子供のように育ててきた兵士達への愛情は確かなものでだったことが感じられたシーンはもう号泣しました。もうフレイヤの分まで、エリック達には自由に幸せに生きて欲しいなと心から思いました。ドリーナ達カップルも凄く微笑ましくて、可愛らしかったです。でも、最後には何か怪しい言葉が残されていて、続編があるのかなと凄く期待しています。