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1zburaianのレビュー・評価・感想

SKRYU
9

HIPHOPミュージシャン「SKRYU」の魅力

SKRYUは、HIPHOPというジャンルの中で取り分け異彩を放つミュージシャンである。一般的にHIPHOP、ラップというジャンルは、不良が煌びやかなファッションに身を包み、自分のリアルな生活をリズムに乗せて語るというイメージを持つ方が多いと思うが、SKRYUは少し違う。
彼は見た目からして不良には全く見えず、歌詞の内容も自らの平凡な生活の中で、感じたことをありのまま楽曲に落とし込んでいる。

ポップでメロディアスな曲調はHIPHOPの枠に捉われず、老若男女問わず誰の耳にも馴染みやすいものとなっている。親近感の湧く歌詞と、少し変わった感性は他のどのアーティストとも被る事なく唯一無二で、新鮮な印象を与える。
また彼の楽曲には、言葉に形容しがたいノスタルジックな魅力もある。それはおそらく彼の等身大の歌詞と、耳馴染みの良い音楽性の両方が上手く噛み合い独特の魅力を創り出しているからだと考えられる。普段HIPHOPを聴かない方からも多くの支持を得ているのはそういった所が要因となっているのだろう。

テンポの速いリズミカルな楽曲から、ゆっくりとしたテンポの色気のある楽曲まで、全ての楽曲のレベルが高く彼の音楽性が十二分に発揮されているものばかりである。
どんな方でも一度彼の楽曲を聴くと、癖になることだろう。

キングダム / KINGDOM
10

キャラ、セリフ、ストーリー全てが最高!

実写映画化もされた大人気漫画ですが、これは本当に素晴らしい作品です。舞台は古代中国で、下僕という最下層の身分出身の主人公・信が、数奇な運命と自らの力によって秦王・政と出会い、共に中華統一の道を追う壮大な歴史ファンタジーです。
たくさんある魅力の中でも最も光るのは、主人公・信のキャラクターと、熱いセリフではないでしょうか。不遇な生まれゆえに教養のない信は、作中バカだバカだと味方からも揶揄されますが、それだけに計算されていない飾り気のないセリフが要所要所で胸を打ちます。そしてその度に、中華統一のためにはたくさんの戦を乗り越え、無数のしかばねを超えていかなければならないシビアな現実を思い知らされますが、それでも戦い続けることの意義や、信の覚悟の大きさを知るのです。
ストーリーは司馬遷の『史記』の年号をもとに作り込まれています。史記では簡略に一行で記されるばかりの大戦を、奇想天外な装置や発想によって、見事なまでに分厚い物語に描き上げられています。また、敵味方ともに軍師の攻防戦も見ものです。兵十万人に対して一万の兵力で、いったいどう切り抜けて勝利に導くのか。国に残った軍師たちが、机上で侵食を忘れて策を練り上げるシーンは思わず脱帽してしまいます。絶対オススメの一作です!

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
10

歌も声も良く、各々の楽器のレベルも高く絶賛してしまう。

ユニゾンスクエアガーデンは3ピースバンドであり、主にアニメの主題歌に起用されています。メロディアスな楽曲で聴いている人たちを魅了しています。また、メロディだけでなく、ハイトーンボイスの持ち主であるボーカル斎藤宏介がより一層楽曲を際立たせていると言っても過言ではありません。どの楽曲も斎藤の高音域の声から繰り広げられる曲は聴き飽きることなく、癖になっていきます。聴けば聴くほど魅了されてしまいます。さらに曲の良さだけでなく個々の楽器の技量には毎回新曲を聴くたびに驚かされてしまいます。ボーカルの斎藤はギターも弾いていますが、歌いながらこんなにギターって弾けるの!?と思わせてしまうほどの技量です。実際のライブでも歌いながらギターを弾いていますが”凄い”のひと言です。次にベースの田淵ですが、全ての楽曲はこの田淵が作っているそうです。以前ベーシストが曲を作るといい曲ができると聞いたことがありますが、まさにその通りでした。田淵の特徴は何と言っても楽器の演奏スタイルです。ライブではとにかく暴れています(笑)。ライブのステージを走ったり、バク転もするほどの暴れっぷりです。じゃあベース簡単なんじゃない?と思うかもしれませんが、全くの誤解です。とてもあの暴れっぷりから、あの細やかなベースラインはとても真似できません。文章では伝えることがもう困難です(汗)。そして私の一番尊敬するのはドラムの鈴木です。とにかく上手いのひと言。ぜひみなさん一度ユニゾンスクエアガーデン聴いてみてください!