フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!

フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!

『フレッシュプリキュア!』とは、東堂いづみ原作・東映アニメーション制作の『プリキュアシリーズ』第6作目の作品であり、4代目のプリキュアである。
スウィーツ王国に伝わる伝説の戦士プリキュアとなった「桃園ラブ」が仲間達とともに、全てのパラレルワールド征服を企む「管理国家ラビリンス」に立ち向かう物語である。
シリーズ初の敵キャラから味方になるプリキュアや、エンディングのダンスCG、より高い年齢層に向けた謎の多いストーリーなどが魅力の作品である。

フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!のレビュー・評価・感想

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フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!
7

過去作とは違う新機軸を多数盛り込んだシリーズ第6作

2009年2月から2010年1月にかけて放送されたプリキュアシリーズ第6作目で、全並行世界征服を企むラビリンスとプリキュアの戦いが描かれる物語です。
前作「5GOGO」で5周年記念的な要素を経ただけに、本作はスタッフ面でも心機一転の様相になっています。これまでよりも等身が高めなキャラデザは勿論、EDがCGによるダンス、ストーリー半ばで仲間となる追加戦士が登場するといった後の作品では定番化している要素を採用していて、シリーズの新たなスタートをきった印象の作品になっています。
特に最初の追加戦士にあたるキュアパッションは、主人公たちと同年代の女子とはいえ、元敵幹部がプリキュアになるという所謂「光堕ち」の先駆けになり、強烈なインパクトを残しました。
ストーリー面では、敵であるラビリンスの実態が人工知能に支配された国家という未来への警鐘が鳴らされているのが印象的で、描写はホラー的な要素が多くやや怖くなった印象がありました。一方でプリキュアを見守る大人たちや仲間のキャラの存在感、息抜き的なオードリーゲスト回など楽しい要素も多く、プリキュアの新時代を到来させた作品になった印象です。

フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!
8

子供向け番組視聴のススメ

ごく普通の女子中学生が、伝説の戦士プリキュアとなって悪と戦う物語。女児向けと銘打っているが、大人でも十分見ごたえがあるのがプリキュアシリーズの特徴と言える。

【プリキュアの特徴は「脱・固定観念」】
今まで“魔法少女モノ”といえば、『美少女戦士セーラームーン』に代表されるように魔法で攻撃するのが一般的だった。しかし、プリキュアシリーズは、「女の子だって暴れたい!」をテーマに物理的な攻撃で敵と戦う。可憐な少女が殴る蹴るの肉弾戦を繰り広げる様はまさに圧巻だ。
さらに、『フレッシュ』ならではの特徴として、敵がプリキュアになる新展開が挙げられる。
管理国家ラビリンスの幹部としてプリキュアと戦うイースは、生まれながらにして家族を持たず孤独だった。そんな少女が、プリキュアたちに近付くにつれ今まで知らなかった愛を感じ、徐々に心を開いていく。そして最終的にはプリキュアとして生まれ変わるのだった。その後も過去の罪にさいなまれながらも、かつての仲間を「倒す」のではなく「救う」形で戦い続けた。さらに、主人公サイドも友達として接していた少女が実は敵だったことに頭を悩ませるが、「罪を憎んで人を憎まず」とのアドバイスを受け、その子を「助ける」ことを決意する。これは、「誰しも過ちを犯すが、人間なら必ず更生できる」という子供たちのみならず視聴者全員へのメッセージであると解釈できる。「子供向け」と侮っていると見えてこないが、真剣に見る価値のあるアニメであるといえる。

フレッシュプリキュア! / フレプリ / Fresh Pretty Cure!
8

タイトルなし

以前、休職をして休んでいたときにプリキュアを観てました。
その時、放送されていたのがフレッシュプリキュアでした。
フレッシュプリキュアは、過去のプリキュアの中でも人思いの主人公や、妖精を育てるだけでなく、敵から味方のプリキュアになるという斬新さがありました。
いつもいくドーナツ屋さんのカオルちゃんは、故前田健さんでした。明るいカオルちゃんのキャラクターも好きでしたし、前田さんは、振り付け師でしたからエンディングの振り付けも、可愛くて好きでした。
作品の劇中でも 、主人公以外のキャラクターで、ダンスが、苦手目立ちたくない子に、「大丈夫!できるよ!やってみようよ!」と励ます主人公説得もあって、ダンスを続けるようになったり。実は、桃園ラブのことを好きな男の子もでてきてほんのりラブコメみたいなシーンもあったり、そこも好きでした。
敵だったイースとふたりっきりの戦い。意外にもスッキリするふたり。イースが、寿命おわり倒れたときにアカルンがやってきてキュアパッションになった話では泣けました。
普段泣けるシーンは少ないけど、うるうるきたんです。