ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Paris

ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Parisのレビュー・評価・感想

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ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Paris
8

世界観が素敵

ウディ・アレン監督作品『ミッドナイト・イン・パリ』。冒頭から、ゆったりとした曲とうっとりとしてしまうほど美しいパリの街並みに心う奪われてしまいました。なかなか雰囲気があって、お洒落な映画です。こういうクラシックな雰囲気とパリの街並みはすごく相性がよく、わくわくします。主人公『ギル』は婚約者とパリにきていますが、なにやら噛み合ってない感じが「本当に婚約者?」と思ってしまいます。パリの街並みとはうってかわって、ロマンチックな雰囲気など感じられません。そんな中で、小説家を目指しているギルはある夜、酔っ払ってひとり街を歩いていると、なにやら車に乗った若者たちに声をかけられます。「これからパーティーに行くからこないか」と誘われ、そのままついていくと、そのパーティーでさまざまな人たちに出会うのです。その中に、ギルの憧れである『ヘミングウェイ』が出てきたり、『スコット・フィッツジェラルド』がいたりと、なにやら楽しいことに。黄金時代と言われた1920年代。華やかで、才気があふれんばかりの作家や芸術家でいっぱいの世界でした。ギルは、そのきらびやかで憧れた世界にどっぷり浸かってしまうのです。夢のような時間を過ごすと、いつも滞在先のホテルで目を覚ましてしまいます。こんな不思議な展開の繰り返し。夢と現実と、一緒になってさまよう感覚が良かったです。雨のパリは美しいですね。

ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Paris
9

とにかく美しいパリ。文学好きだとなお楽しめそう。

パリが舞台になっているということで鑑賞。内容はとても興味深いです。1920年代を代表するスコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイなど、著名な作家陣が続々と登場し、それぞれちゃんと伝記に沿ったキャラクターになっているんじゃないかなと思います。
アメリカのとある映画脚本家が処女小説の執筆に奮闘しており、婚約者家族とのパリ旅行中に、ひょんなことから憧れの1920年代、いわゆるジャズ・エイジのパリにタイムスリップし、作家本人たちと交流を深めながら、原稿の推敲をしてもらったり、ある女性に恋心を抱いたり、いろんな体験を経て懐古主義である自分と向き合っていくような流れです。
現代に不満を抱き、過去に生まれたかったと言う主人公。しかしタイムスリップした先で恋に落ちた女性もまた、19世紀末から始まったベル・エポックの時代が一番美しく、その時代に生まれたかったと話します。
主人公であるギルは、結局どの時代に生きていても過去に思いを馳せて現代をなかなか受け入れることができない人がいるということに気づきました。
一緒に来ていた婚約者とは最初から何かと意見が合わず、最終的には婚約を破棄し、パリに残って生きていくことを決意した主人公でした。
ジャズ・エイジやベル・エポック、そして今のパリの美しさを余すことなく描いた作品で、話の展開もテンポが良い方だと思います。
美しいパリを観たい方、著名な作家陣の生活を垣間見たい方、文学好きの方などにおススメです。

ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Paris
8

独特の世界観に浸れる作品

主人公ギルは恋人のイネスとその両親と一緒にパリに訪れる。パリに住んで小説を描きたいと願うギルに対し、イネスとその両親は、「パリは旅行でくるところで住むべきところではない」と反対される。イネスの友人のポールに遭遇しディナーをともにする。その後ポールとイネスはパリの夜の街に消えてしまう。ギルは一人で夜のパリの街を散歩しながらホテルに向かう。その途中深夜12時の鐘が鳴り1920年代のパリにタイムスリップする。そこで歴史的芸術家のヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルド、コールポーター等に遭遇する。その後夜が来る度に1920年代のパリにタイムスリップし、そこで出会ったアドリアナに恋をしてしまうが、婚約者がいるギルは悩んでしまう。しかし、シュルレアリスト(超現実主義)のサルバドール・ダリからは「それはごく自然なことだ」と言われてしまい頭を抱える。ギルの恋の行方と素晴らしいパリでの出来事はぜひ映画を見てみてください。
感想としては、イネスの友人のポールは典型的な、博識のナルシストで男性からは嫌われるタイプではないかと思われます。女性としてはポールのような男性はありかもですが。笑 そして、何と言ってもパリの街並みが綺麗。そして小雨の降るパリの景色の魅力がすごく素敵です。そして、ものすごくパリに行って見たくなる映画です。最後に登場するアレクサンダー3世橋なども素敵ですね。