ログ・ホライズン / ログホラ / Log Horizon

ログ・ホライズン / ログホラ / Log Horizon

『ログ・ホライズン』は2010年4月から『小説家になろう』で連載開始された、橙乃ままれによるライトノベル。略称は『ログホラ』。2011年3月からはゲームデザイナーの桝田省治の紹介・監修によりKADOKAWAから書籍版が刊行されている。書籍版のイラストはハラカズヒロ、モンスターデザインは橋本モチチが担当。
人気MMORPG「エルダー・テイル」と酷似した異世界に、主人公をはじめとするプレイヤーが転移してしまったことから物語が始まる。主人公のシロエが、この世界の住民との共存や、地球世界への帰還の方法などを模索しながら冒険を繰り広げる。
本作は『このWeb小説がすごい!』の全Web小説ベストランキングで4位を獲得するほどの人気作で、漫画も刊行されている。テレビアニメは第3期に渡って放映された。その他ゲーム作品やドラマCDなど、様々なメディアミックスに展開されている。

ログ・ホライズン / ログホラ / Log Horizonのレビュー・評価・感想

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ログ・ホライズン / ログホラ / Log Horizon
8

異世界の暮らしが始まる!?MMORPG系アニメの集大成

MMORPG「エルダー・テイル」の12番目のアップデータが導入された日に、主人公であるシロエは突如ゲームの世界にいる事に気づきます。
そこには、ゲームの世界に同様に引き込まれた全世界で数十万人といわれるプレイヤーがおり、法やルールのない世界で主人公やその仲間は秩序の回復や、自我のあるNPCとの共生を模索していくのですーーーー。

本作が他の転生系アニメと大きく異なる点として、元の世界に戻ろうとするという動機に終始して展開されていくのではなく、ゲームの世界でのプレイヤーやNPCとの共生やトラブルの解決という所に主眼が置かれているという点です。
そのため世界観を広げる事ができ、転生系とファンタジー系に共通する様々なストーリーを描く事ができています。
実際、主人公であるシロエの最初の活動として最初に描かれているのが、ゲームの世界に「法の設立」という点で重きを置いている点も他作品ではあまりないストーリーだと思います。
戦闘シーンも多いこの作品ですが、モンスターだけでなくプレイヤー同士での戦闘もあります。
登場するプレイヤーの多くが高レベルである事が多く、職業に合わせた役割を全うしながら戦うという点も、実際のゲームに基づいた設定をみているようで共感できる点が多くあります。
目立った派手さがある作品ではないのですが、実際にゲームをしてきた方や興味のある方にとって自分自身がゲームの世界にいったら…と感じさせてくれる作品であることは間違いないです。