逆転裁判4 / 逆裁4 / Apollo Justice: Ace Attorney

逆転裁判4 / 逆裁4 / Apollo Justice: Ace Attorney

「逆転裁判4」とは2007年に発売された逆転裁判シリーズの4作目である。「3」までのキャラクターを一新した今作の主人公は新人弁護士、王泥喜法介である。
7年前の裁判で弁護士バッジを失った成歩堂龍一。彼を陥れたのは誰だったのか。そして成歩堂の意志を継ぐ新人弁護士王泥喜法介。彼の持つ力で力で証人の嘘を見抜けるのか。

逆転裁判4 / 逆裁4 / Apollo Justice: Ace Attorneyのレビュー・評価・感想

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逆転裁判4 / 逆裁4 / Apollo Justice: Ace Attorney
8

登場人物についての感想とストーリーネタバレ感想

王泥喜君の師匠の霧人を初めて見ましたが、眼鏡をかけていて知的な印象が強く、プロの視点で王泥喜君をサポートしてくれていて良い師匠だなと思いました。しかし最終的に王泥喜君が霧人を2回も告発した展開には、王泥喜君の弁護士になって間もないのに師匠を殺人事件の犯人扱いする結末に切なさを感じました。
茜ちゃんが『逆転連鎖の街角』から登場して、機嫌悪そうにかりんとうを食べている姿と鑑識が来る前に科学捜査を楽しむ姿が可愛らしです。また、『逆転連鎖の街角』での理想の担当検事について語るシーンで特徴が決定的すぎるのと、その特徴を語る茜ちゃんが嬉しそうな感じがしてにやけました。
霧人の弟の響也は、検察官なのにも関わらず遊びのつもりでバンドを結成していた事には衝撃的でしたが、響也が法廷で調子が良いときにやるエアギターがなぜかかっこよかったです。
『逆転連鎖の街角』では、目撃者の河津が事件現場近辺の女性を騒がせているパンツ泥棒だった事実が発覚してから、目撃者なのに河津の扱いがとんでもない事になっていて爆笑しました。
『逆転のセレナード』では、響也と大庵がライブ演奏の事でもめているシーンでほんの一瞬だけ被害者が握っていた鍵が響也のものだった事を証拠に、大庵がそのまま響也を殺人容疑で逮捕するのかと思いましたが、裁判当日にラミロアの証言した犯人の心当たりにはびっくりしました。
『逆転を継ぐ者』では、みぬきちゃんの祖父が座長を務めていた「或真敷一座」が最終戦の鍵を握っていて、みぬきちゃんがなるほど君の養子になった理由や王泥喜君が持っている特別な能力の秘密などが少しずつで判明していく時には、大きな何かを解き明かすような展開にワクワクしました。
終盤の牙琉兄弟が法廷で対立した展開には、弟の響也がなぜか弁護側に兄が犯人である手がかりを求めている程に悲しい結末があった気がして、思わず泣きそうになりました。
全体的にとてもオススメな作品だと感じました!