ダンジョン飯 / Delicious in Dungeon

ダンジョン飯 / Delicious in Dungeonのレビュー・評価・感想

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ダンジョン飯 / Delicious in Dungeon
8

今までに無い切り口のファンタジー漫画

「狂乱の魔術師」が支配する地下ダンジョン(古代王国の遺跡)の謎解明に挑む冒険者たちの物語です。
主人公ライオス率いる冒険者パーティーは、檀上下層でレッドドラゴンと遭遇し、戦闘になりますが、空腹のため本来の実力が出せず敗北します。メンバーのほとんどは脱出呪文により危機を脱しますが、ライオスの妹であるファリンのみが、レッドドラゴンに食べられてしまい取り残されてしまいました。ライオス達はファリン救出および蘇生のため、再度ダンジョンに挑むことになります。
ここまではよくあるファンタジー物語なのですが、ここからが一味違います!
再度ダンジョンに挑む主人公一行ですが、脱出呪文で帰還した際に一切の所持金を残置されてしまっており、無一文になります。この状態では食料の調達すらおぼつきません。ここでライオスが発案したのがなんと、「ダンジョン内の魔物を調理して食べながら進む」という奇策です。パーティーメンバーは最初は渋るものの、仕方なく同意し、ダンジョンに再挑戦します。
以降、一行のダンジョン探検が描かれていくのですが、冒険者の食料事情にスポットが当たり、魔物を倒しては調理して食べる、というのがあたかもグルメマンガのように詳細に描写されていきます。
「魔術師が支配するダンジョンに挑む」、「ダンジョン内で死亡した仲間を救うため、少ない戦力で死亡地点までたどり着く」、「ダンジョン内で食料を調達する」といった点が、RPG黎明期のウィザードリィやダンジョンマスターなどのゲームを想起させ、非常に読み応えのある内容だと思います。オススメです!

ダンジョン飯 / Delicious in Dungeon
8

モンスターを喰らい尽くせ!

本のタイトル通り、ダンジョンで食事をする物語。
物語の始まりはドラゴンとの戦闘シーンから。
万全の状態で挑み、負ける要素など無い…が、あるとすればひとつだけ。
「腹が減ったな…。」
空腹で窮地に追い込まれ、全滅のところを主人公の妹の魔法により、脱出。
ところが、妹だけドラゴンに食べられ脱出出来ず。
消化される前に妹を助け出すにはすぐにダンジョンに潜らねば。
一文無しの為、食料などは一切買えない主人公達はダンジョンでの自給自足を余儀なくされる。
歩くキノコやダンジョン物ではお馴染みのスライム、ドラゴンまでありとあらゆるモンスターを食べ尽くす!
モンスターを食材にかき揚げやオムレツ、タルトなどといった普通に食べられそうなレシピを創意工夫して作るところが見どころ。
非現実的過ぎて、食欲がわかなそうに思えるが、作者の画力も手伝い、普通じゃないのに普通に美味しそうに見える。グルメ漫画としてもおすすめ。
主人公逹の本来の目的であるダンジョン攻略も人食い宝箱や火が吹く罠など、普通の攻略法と違い、食べるのは言わずもがな、料理の道具として使ってしまうなど、クスッと笑える要素が多い。
反面、黒魔術など禁忌と呼ばれる術が登場し、シリアスなシーンも。
グルメ、アクション、ギャグ、シリアスが詰め込まれた、風変わりな冒険物語で飽きずに読めます。

ダンジョン飯 / Delicious in Dungeon
10

ほのぼの系?ファンタジー

ファンタジーなのに食事ネタがメインという発想がおもしろい!絵もスッキリ見やすく、好感がもてます!また食事ネタという割に世界背景や登場人物などがしっかりしており、純粋に冒険ファンタジーとしても楽しめる良作!一読の価値アリです!

「それは小さな村からはじまった」
「ある日小さな地鳴りと共に地下墓地の底が抜け、奥からひとりの男があらわれた」
「男は一千年前に滅びた黄金の国の王を名乗る」
「かつて栄華を誇ったその国は狂乱の魔術師によって地下深く今なお囚われ続けているという」
「魔術師を倒した者には我が国のすべてを与えよう」
「そう言い残すと男は塵となって消えた」
と物語は始まります
この部分だけでもすでに後の話に繋がる伏線が多く散りばめられています。また、王道のファンタジー要素もキッチリ押さえてあり、人間(このマンガではトールマン)はもとよりエルフ、ドワーフ、ハーフフット(小人族で他のファンタジーではホビット族に近い種族)、ノームやコボルト、オークといった亜人に至るまで、多種多様な人種などがそれぞれの個性を余すことなく魅力的に描かれています
登場人物は個性的でありながらも一切不快感はなく、終始楽しく読むことが出来ます
毎回、次の話が待ち遠しくなるマンガです!

ダンジョン飯 / Delicious in Dungeon
10

読んだらハマる漫画

漫画で流行の食ものですが一味違うのが「ダンジョン飯」です。
地下の迷宮に入り、RPGの世界感のなかストーリーが進みます。平凡な戦士の主人公が仲間とダンジョンでアイテムなどを失い、妹もドラゴンに飲み込まれ行方不明に。アイテムを失い体力を回復する事が出来ない中、妹を助けにダンジョンの奥に進む事を決めた主人公と仲間達は、ダンジョンのモンスターを美味しく料理して進んでいきます。
最初に読み始めたときは、変なギャグマンガだなぁ、でも美味しいそう、と読んでいましたが、途中から迷宮の謎やエルフとの因縁、闇魔法など、ストーリーが奥深く、次が読みたくなります。キャラクターもあっさりタッチで、主人公もあまり特徴がなく、最初はうーんという感じでしたが、それがとてもよく普通だから目立つと言う感じです。
変わった性格ですが、情に熱い主人公に目が離せません。モンスターのイラストも迫力があります。背景も迷宮という設定ですが色んな仕掛けがあり面白いです。
仲間達も個性豊かで愛嬌があります。完璧じゃない感じがよく、キャラクターの背景もとても丁寧に描かれているのでそれも魅力です。