BOØWY / 暴威 / ボウイ / BOOWY

BOØWY / 暴威 / ボウイ / BOOWY

BOØWY(ボウイ)とは、日本のロックバンド。旧名は「暴威」(読み方同じ)。解散時点のメンバー編成はヴォーカル・氷室京介、ギター・布袋寅泰、ベース・松井恒松、ドラム・高橋まこと。1981年に結成。メンバーの脱退と加入を繰り返し、1983年10月9日にこの4人編成となる。1988年4月4日・5日に東京ドームにて開催されたライブ「"LAST GIGS"」にて解散。
髪を逆立てたヘアースタイルや見る者を圧倒するビジュアル、確かな演奏技術が人気を集め、5thアルバム『BEAT EMOTION』、6thアルバム『PSYCHOPATH』と連続でミリオンセラーを記録。1980年代でのロックバンドのアルバムミリオンセラーは異例のことであった。シングルでも1987年に『MARIONETTE』がオリコン初登場1位を記録し、名実ともにトップバンドとなった。
1987年に解散を発表。人気絶頂の最中の解散発表は世間に衝撃を与えた。前述した解散ライブである「"LAST GIGS"」のチケット購入には電話が殺到し、文京区の電話回線がパンクしている。結果、10万枚以上準備されていたというチケットは10分で完売した。解散後に発売された同ライブの模様を収録したアルバムは、ライブアルバムとしては異例の150万枚以上を売り上げている。

BOØWY / 暴威 / ボウイ / BOOWYのレビュー・評価・感想

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10

日本のロックシーンに刻む永遠の軌跡

BOOWYは日本の音楽史において、その音楽的な影響が色褪せない金字塔と位置づけられているバンドである。1981年から1988年までの間の僅か7年という短い期間に、彼らは日本のロックシーンにセンセーショナルな革命を引き起こし、多くのファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

デビューアルバムである『MORAL』(1982年)は、そのエネルギッシュな音楽と独自のスタイルにより瞬く間に注目を浴びた。氷室京介の力強く独自性に満ちたヴォーカルは、当時の日本のロックシーンに新風を吹き込み、後に発表される「わがままジュリエット」や「MARIONETTE」などの楽曲は今もなお多くの人々に愛され続けている。

BOOWYの影響は音楽だけにとどまらず、ファッションやカルチャーにも大きなインパクトを残した。メンバーたちの斬新でスタイリッシュなファッションセンスは、当時の若者たちに多大な影響をもたらしたのだ。

解散後もBOOWYの楽曲は数多くのアーティストによってカバーされ、その音楽的な遺産は未だに色濃く感じられているところ。80年代の日本のロックシーンにおいて際立っていただけでなく、現代のアーティストたちにも新たな発見と感動を今もなお提供し続けている。

感動的な「LAST GIGS」解散コンサートは、日本の音楽シーンにおける一大イベントとして今もなお記憶されているほどだ。バンドの終焉の瞬間に立ち会った何万人ものファンが、感動と別れの涙に包まれたことだろう。

BOOWYはただの一バンドにとどまらなかった。彼らは日本の音楽シーンにおいて不滅の存在としてその名を刻み、その音楽は時空を超えて今もなお多くの人々に愛され続けている。その功績は今もなお称賛に値し、BOOWYの音楽は永遠に人々の心の中で輝き続けることだろう。

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7

BOOWYという脅威

BOOWYは日本ロック界を代表するバンドです。
なんといっても、氷室京介と布袋寅泰が共存したという事実が奇跡以外の何物でもありません。
バンドには奇跡としかいえない巡り合わせがあります。
ビートルズしかり、rage Against the machineしかり、ブルーハーツしかり。
他の誰でもない、このメンバーでなければいけなかったという組み合わせがあります。
氷室京介は良い意味で癖がある歌い方で、ビジュアル系の歌い方の先駆者ともいわれ、布袋寅泰は速弾きができるとか、そういった小手先の技術ではなく、メロディセンスの塊で、数々の名メロディを生み出しました。
本来、バンドの主役はボーカルです。
そして氷室京介は誰もが認める人間性と歌唱力で、圧倒的なカリスマ性を持っています。
しかしながら、布袋寅泰の美しいギターさばき、耳をつんざく様な豪快なギターも誰にも真似できません。
カリスマと、豪快なギターは故に奇跡の共存といえるのです。
また、彼らは解散後に再結成をしていないバンドとしても有名です。
再結成をする可能性はほぼないでしょう。
奇跡のバンドが解散後に再結成をしない。
神格化されるのも当然です。
むしろ再結成しないから、ファンの頭の中で今でも音が鳴り響いているのかもしれません。

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10

ロック史上で語り継がれる伝説のバンド

BOØWYは日本のロック史上で語り継がれる伝説のバンドです。
メンバーは幼馴染みであるボーカルの氷室京介とベースの松井常松、ドラムスは年長者で福島県出身の高橋まこと、ギターは学校こそ違うものの氷室と松井の同郷で群馬県出身の布袋寅泰です。
デビュー時は6人でしたが、最終的にこの4人になっています。
他のバンドへ与えた影響は大きく、BOØWY以前、BOØWY以後という言葉も使われます。
楽曲の良さ、氷室の歌唱力やステージアクション、布袋のギターテクニック、後のビジュアル系バンドブームの先駆けとなったヘアメイク、テレビにあまり出ない事など、多くのフォロワーを生んでいます。
激しいステージパフォーマンスと、ファンの間で出回っていたカセットテープの評判もあり、BOØWYはアンダーグラウンドのシーンで熱狂的な人気があったのです。
それが徐々に日本中に広がっていき、レコードやCDのセールスもうなぎ登りに上がっていきます。
BOØWYの解散理由については諸説ありますが、人気絶頂期での解散は、ひたすらカッコ良さを追求する彼ららしさでもあったのです。
その後はそれぞれのメンバーがソロ活動に移り、以後再結成は一度も無く、それがまた伝説的存在として語られる要因でもあります。