チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory

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チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory
9

カラフルな世界が実はブラックいっぱいのチョコレート工場

世界観はとってもカラフルでポップな感じで、子供が夢見るようなおとぎの国というイメージなのに、実はブラックユーモアたっぷりのチョコレート工場というのが面白いポイントです。
チョコレート工場の主、ウィリー・ウォンカにジョニーデップ、映画監督ティムバートン、この組み合わせで創られる作品と聞くだけで観てみたいと思う人も多いはずです。
ジョニーデップの役どころがとにかく個性的。子供が大好きなチョコレートを作っているはずなのに、子供嫌い。けれど心はいつまでも少年のままで純粋すぎるがゆえに人間不信。チョコレート工場の見学に招待された小生意気な子供たちをコメディ要素たっぷりの風刺を踏まえてやり込めていくのが、観てる側からすると結構スカッとするところがあります。また映画自体もミュージカル風に耳に残る独特の歌とダンスで進んでいくので退屈しません。特にウォンカのビジネスパートナーである小人のオジサン、可愛くないのがまた興味を引きつけられるというか癖になります。
しかし物語の最後にはウォンカの過去、家族の愛情に気づくシーンがそれまでのブラックユーモア展開で進んできたストーリ—のギャップになって感動的です。お金や地位や名声よりも大事なものに気がつく成長や人を信じる心を取り戻せた彼の変化の過程を見られるのもこの映画の魅力です。