ばらかもん / Barakamon

ばらかもん / Barakamonのレビュー・評価・感想

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ばらかもん / Barakamon
10

吹き出すほど面白いのに、とっても癒されます

主人公は人づきあいの苦手なイケメン書道家。自分の書いた字を批判され、書道界のお偉いさんを殴ってしまいます。同じく書道家である父親に「頭を冷やしてこい」と言われて、ある島に単身で生活することになります。

このアニメは、そんな主人公が島の人たちと暮らしながら、書道家として成長するだけではなく、人としても成長していく物語です。
主人公が暮らすことになる借り家には、毎日のように子供たちが「先生、先生」と言って遊びに来てしまうため、字を書こうと思ってもなかなか書かせてもらえません。その中でも特に主人公を慕っているのがナルという女の子なのですが、かわいい声で島訛りの言葉を話し、主人公を振り回す様子がとても面白く、癒されます。1話の中で何回も噴出してしまう場面があるのですが、見終わるといつも心がほっこりして癒されてしまいます。そんな生活をしているうちに、主人公も子供たちや島の人たちと心を通わせるようになり、自分の書きたい字を見つけられるようになると同時に、他人の気持ちを考えるようになります。
とにかくこのアニメは、1話目を見てしまうとナルのかわいらしさと面白さに嵌ってしまい、見ているうちにこんな島で暮らしてみたいと思わせてくれる作品です。

ばらかもん / Barakamon
8

はんだ先生イケメン 日常のほっこりギャグ漫画

ばらかもんは、書道家であるはんだ先生が、とある島で生活しながら書道と向き合うお話です。
まず、島の人の方言が分からなすぎて面白いです。解説がきちんと書いてあるのできちんと見れば分かりますが、聞いてるだけでは分からない方言がたくさんあります。
はんだ先生は真面目な性格で書にしか興味がなく、遊び心に欠ける所があります。そんなはんだ先生に、遊び心しかない島のいたずらっ子のなるが懐き、いたずらをたくさんします。なるに、はんだ先生は振り回されながらも色々学び、はんだ先生の書道が躍動的になったりしていくのを見るのがとても面白いです。やはり芸術は真面目でなくては上達しないのは確かですが、その人の個性や魅力はどこか吹っ切れた時に出てくるのかなあ、と感じました。それには子供はやはり自分の感情に素直で影響力は強いのかもしれません。そんなことを面白いエピソードと共に感じるアニメです。
また都会とは違ったアットホームな島の人々の人柄にもほっこりします。難しい設定とかはないアニメなのでちょっと日常の忙しさや息苦しさを感じた時に見るのに最適だと個人的には思います。あとはんだ先生がイケメンなので見ていて飽きないです。

ばらかもん / Barakamon
7

のんびりしたいときに読みたい漫画。

舞台となっている長崎県の五島列島に旅行したことがきっかけで読んでみました。

主人公の”先生”こと半田清舟は有名書道家を父に持ち、自身も若き天才書道家として知られています。それゆえプライドが高く、自分の作品に否定的な意見を言った書道業界の偉い人を衝動的に殴ってしまい、父親から”島流し”の罰をうけます。その島流し先が長崎県の五島。

この漫画には”ここ!”とい盛り上がりはないですが、クスッと笑えて、じんわり泣けるとても心が温まる話ばかりです。
まず村人のキャラクターがいい!主人公の先生はいわゆる都会の若者という感じですが、村人たちはみんな個性的でおもしろくてかわいらしい人ばかり。
遠慮なくズカズカ入り込んでくる子供。怖いのかと思いきや、気持ちのいいおじさん。がっしりした男よりも頼りになるおばあちゃん。こんな人たちに囲まれて島暮らしができたら、幸せだろうなぁ。

とくに先生になついている”なる”がとっても可愛い。
元気で無邪気で表情豊かで大人も手を焼くやんちゃな子供。でも、大人がハッとするようなことを言ったり、知らないところで我慢していたり、読者を泣かせてくれます。
なるがサンタクロースに飛行機のおもちゃをお願いした話は、ボロボロ泣いてしまいました。

ちょっと疲れているなぁと思うときに読むと元気がもらえる良い漫画だと思います。

ばらかもん / Barakamon
8

生きるって、とってもとっても忙しい

書道界の重鎮を殴ってしまった罪により、日本最西端の島・長崎県の五島に島流しにされた若きイケメン書道家・半田清舟(23歳独身)。自炊なんてしたことない、台所に立てば玉ねぎは血まみれ、カレーすらまともに作れない半田先生。慣れない田舎生活を始めた「先生」の前に、元気いっぱいな島のこどん(五島の方言で「子ども」の意)・なるが現れる。玄関から入ってこない来客、「鍵なんてかけんよ」よそ者への警戒心なんて皆無な村人、ナメてはいけない田舎の情報網。都会育ちのツンデレ先生と、器のおっきすぎる島民たちが繰り広げる、息つく暇ないアイランドコメディ。
虫ダメ、びびり、唯一の取柄は書道だけ、ツンデレというよりむしろツンダメな半田先生と、天真爛漫な最強島こどん・なるの交流にほっこり爆笑。村の郷長とその奥さん、金髪以外には特に特徴のない高校生・ヒロシ、中学生の美和とタマ、すぐ泣くなるの親友・ひな、出てくるキャラクターも超個性的。そんな島民に囲まれて生活するうちに、先生の心も徐々に変化、成長していく。普通の日常が意外と幸せだったり、何にもないから何でも楽しかったり。忙しない日常の中で忘れかけていたものを、ふっと思い出させてくれる作品。作中には五島のうまかもん(美味しいもの)もいっぱいなので、現地に行って食べてみたくなること必至。

ばらかもん / Barakamon
8

田舎の島で自分を見つめなおす!

私はこのお話はアニメを観て初めて知りました。この作品のテーマは、一言でいうと「成長」でしょう。
主人公の半田清舟は、書道家の息子の実力ある書道家です。ある展覧会で、自分の自信作を観た書道界の会長に批判され、勢いで会長を殴ってしまいます。半田は周りから批判され、父に「島で修業してこい」と、島へ飛ばされてしまいます。半田は母が溺愛していたため、いわゆる箱入り息子、甘やかされて育ってきたので電気もまともに通っていないような島の生活にかなり苦労してしまいます。そこで「なる」という、小学生の子供に出会います。半田の家をもともと秘密基地として住処にしており、何度追い出しても部屋に入ってきます。そんないたずら好きのなるを通して出会った人たちを通して、その街の温かい人間関係に触れます。人が田舎暮らしを通して経験する知恵やつながり、そういった半田が改めて思い知った出来事を通して、自分の字と向き合います。半田は、書道において大事なことは何なのかをこのような生活でだんだんと身につけていきます。
私はこの、半田がひとつひとつ見つけていく大事なテーマに、毎度自分も気づかされ、見入ってしまいます。忙しい生活をしている人におすすめの作品です。